当ブログの資産運用に関するポリシーは、インデックスファンドを使って、狼狽することなく、定期的な投資を行うことで、必要な時までは株式投資をするという考えは変わっていません。
コロナ禍の現時点では、少々特殊な環境下なので、話は別ですが。
運用者から言わすと、このようなコロナ禍でも投資を継続することが大切というはずですが、それはそれで正しいでしょう。
でも、新型コロナウィルスが蔓延するなんて誰も予測できなかったように、自粛するムードをどのような気持ちで受け止めて、どのような行動をするかは個人采配であるように、個人資産運用に関しても自分で責任を持たなくてはいけません。
言われるがまま動いていては、その人の言いなりです。
自分の気持ちや、心掛け、心意気をしっかりもって、対処することが大切です。
今日は、私も一押しである投資信託のファンドマネージャーやアナリストに対して苦言があるので書きます。
■読めば分かる投資本の共通点
苦言があるといっても、投資信託の運用に関して苦言がある訳ではありません。
何を言いたいのかというと、ファイナンシャル教育に関する提言に対する苦言です。
私自身、インデックスファンドをはじめとする投資信託をとても好んでいます。
なぜなら、日本もようやく米国のような安い手数料のファンドが作られるようになってきて、年間0.1%台などといった非常に安い手数料で運用してくれるようになっています。
投資へのマインドが低い日本のなかで、このような安い手数料だとあまり儲けがないと思いますが、しっかりと商品は出てきています。
そんななか、投資を根付かせるために、ファンドマネージャーやアナリストの人達が、「投資のススメ」のような書籍をたくさん書かれています。
内容は、著者によって少しずつ言い回しが異なりますが、概ね、言いたいことは同じです。
なので、どんな本を読んでも新鮮味は乏しいです。
分かり易いや、自分にとって理解しやすいとか、そのような感じでしかありません。
■苦言はファイナンシャル教育について書かれている点
資産運用や投資を学ぶ機会の書籍としては、非常に良いのは間違いないです。
良く分かっていない銀行マンに助言をもらうくらいなら、自分で運用と投資とファンドを学ぶ方が良いです。
それでも実際に運用してみないと、自分の器にあっているかどうかは別です。
人それぞれ、性格や考え方が違うのと同様に、運用に対する姿勢やファンドの選択も個人で違って当たり前なのですから。
そのような良い書籍であっても、今回私が苦言を言いたいのは、ファイナンシャル教育について書かれている点です。
■問題があるなら行動してくれ
有名なファンドマネージャーである人ほど、書籍内で、学校教育の問題点を挙げてきます。
特に欧米などと比較をして、日本はファイナンスとしての投資を学ぶ機会が少ないと書かれます。
まさにそのとおりで、私自身も学生時代に資産運用や株式の仕組などについて学校で学んだ記憶がありません。
書籍内では、学校教育の問題点が書かれ、学生の時から学ぶべきだと言われます。
私の苦言は、「そう思うなら、行動してくれよ!」と思うのです。
学校教育が問題であるのは分かったけれど、本当に今の子どもの世代に何かしてくれているのか?と言ったら、ほとんど何もしてくれていない。
教育、教育と言いながら、結局は、親が自分の子どもに教えなくてはいけない現状です。
書籍を書くまでの能力を持っていらっしゃるのなら、なぜ子供向けの学習資料などを作ってくれないのでしょうか。
■結局、教育はリターンが望めないってことですか?
答えは、結局、金儲けにつながらないからではないですか?
書籍であれば売れれば印税が入る、ファンド(特にアクティブファンド)に興味を持ってくれれば手数料が入る、大人に売らなければ儲けにならない。
内心は教育が必要だと思っているが、結局の行動はそうなっていないということです。
偽善者でないかという捉え方をしてしまうほど、結局は大人相手の書籍でないと直接の儲けにつながらないからでは?と思ってしまいます。
良いことは書いていますし、長年にわたり投資の世界におられるので、言っていることは間違っていないでしょうし、正しいことを述べられていると思います。
けれど、それが本心であるのなら、日本の子どもの将来のために、学校教育で無償奉仕をして欲しいものです。
投資や奉仕という言い回しで、利益から日本の技術にマネーが回っていることも聞きますが、結局は無償で提供と言いながらも、何かのリターンを考えているのだろうなと思います。
学校教育なんて、リターンが遅いどころか、本当の奉仕になってリターンが無いこともあるでしょうしね。
結局、ファンドマネージャーって損得で行動しているのだろうなと思ってしまいます。
この苦言はフィクションです。(笑)