なんでも道しるべ

広義の投資(子育て教育、英語教育、資産形成、NISA、iDeCo)に関する道しるべ!毎日19時に記事更新‼(たまに朝7時にも更新!?)

楽天証券がtsumiki証券に対抗して、投信積立で楽天スーパーポイントを1%還元される!

f:id:anyguidepost:20180901080525j:plain

「やはり来たか!」と思いましたが、意外と素早い対応だと感心しました。

先日、丸井グループからtsumiki証券が立ち上がり、クレジットカードであるエポスカードで投資信託の積立が可能になるという記事を書きました。

クレジットカードでショッピングだけでなく投資信託を積立しよう! - なんでも道しるべ

tsumiki証券は2018年9月に立ち上げるということですが、tsumiki証券がスタートする前に楽天証券が新サービスを発表したようです。

2018年8月29日に楽天証券のホームページ内で発表がありました。

「投資信託の積立で楽天カードのクレジット決済が開始され、積立額の1%楽天スーパーポイントが貯まる」ということです。

10月27日開始との案内されていました。

■楽天証券の狙いは?

楽天証券では、これまでも投資信託の積立方法に「楽天カードからの積立」がありました。

しかしながら、これまでの楽天カードからの積立は、クレジットカード決済ではなく、楽天カードの引落口座から引落ができるようになっていました。

我が家も楽天証券を利用しており、「楽天カードからの積立」方法も利用しています。

今回、tsumiki証券に対抗して、楽天カードでも本当のクレジットカード決済になるということです。

さらに、楽天スーパーポイントが積立額の1%分が貯まるということで、完全にtsumiki証券に対抗している感じが分かります。

tsumiki証券でも、エポスカードのポイント還元はありますが、0.1%~0.5%ということで、未決定ですし、ここまま行くと楽天証券にポイント還元で負けてしまいます。

楽天証券としては、是が非でも顧客を手放したくないという意思が表れていると思いますし、新規顧客獲得へのコマーシャルとしても、tsumiki証券よりも楽天証券の方が良いサービスであることが示されるということです。

ネット証券の新規顧客による口座開設は、非常に重要な要素だと思います。

特に、NISA制度やiDeCoを併用し始めると、証券会社の切り替えは手続きが面倒になるので、顧客の抱え込みができます。

その意味では、最初に獲得したもの勝ちということになりますので、楽天グループとしては、丸井グループに負けたくなかったのではないかと想像します。

理由は何にせよ、楽天証券の素早い動きにはとても驚きました。

■証券会社によって買付できるファンドが異なるのは注意

一つ気になるというか、面白い点は、tsumiki証券は、最初に設定される投資信託ファンドとして、「ひふみ投信」「セゾン投信」「コモンズ投信」のファンド類が選ばれていました。

これらのファンドについて、楽天証券では、「ひふみ投信」と「コモンズ投信」は投信の買付ができますが、セゾン投信はまだ特定口座やNISA口座での買付は設定されていないと思います。

ただし、セゾン投信の2つのファンドは楽天証券のiDeCoでは買付可能である点が面白いです。

iDeCoの積立拠出まではクレジット決済できないようですが、セゾン投信のファンドは限られた証券会社からしか買えないので、セゾン投信のファンドを買いたい人は、どの口座で買うのかによって口座開設をする証券会社を選択した方が良さそうです。

「つみたてNISA」が2018年からスタートしてまだ過渡期ですし、iDeCoも商品群のラインナップが各社で異なるので、よくよく考えてから口座開設しないと、「あ!こっちの証券会社の方が良かった・・・」となってしまいます。注意したいものです。

■クレジット決済のポイントと流れ

楽天カードクレジット決済のポイントが書かれていました。

  1. 積立額の1%分の楽天スーパーポイントが貯まる。例えば毎月10,000円の積立額なら、100ポイント。
  2. 積立できる積立額にポイントも使える。1ポイント1円相当。
  3. 楽天証券で積立可能な全ての投資信託を購入可能。
  4. 特定口座、一般口座、一般NISA口座、つみたてNISA口座も全て対象
  5. 楽天カードクレジット決済は月50,000円までを上限とする。

楽天カードクレジット決済を使った投信積立の流れは下記のとおりです。

  1. 積立申込は12日が締切日となり、一度設定すると、翌月以降は自動積立となる。
  2. 翌月1日に自動で積み立てが行われる。(楽天カードクレジット決済)
  3. 同月27日がカード引落日となる。引落口座の残高に注意。
  4. 積立額の1%分の楽天スーパーポイントがつく。

これまでにあった「楽天カードからの積立」(名称が似ているので間違えやすいですが、これはクレジット決済ではなく、カード引落口座からの自動引落)は先に、引落口座から引き落としがあり、買付余力に反映されて、投信買付が成立するという仕組みでした。

今回のクレジット決済だと、先に、投信の買付が成立するようなので、これまでとは逆のパターンになりそうです。

■まとめ

まとめると、丸井グループのtsumiki証券に対抗したクレジット決済とポイント還元が新たに楽天証券でサービス開始のようです。

10月27日開始とのことですが、この日から申込開始なのか、この日から引落開始なのか、現時点では不明です。

10月27日に引落開始であれば、9月12日が締切日となるので、間もなく申込できそうですが、私がこの記事を書いている時点では、まだクレジット決済を選択できませんでした。

これから詳細が発表されると思いますが、ポイント還元は非常にインパクトがあり、「つみたてNISA」の40万円分だと、1%の4,000円分のポイントが付与されるのは魅力的です。

クレジット決済に変更できるようになったら、早速変更してみようと思っています。