中学校で年度に2回ほどある市内統一テストの結果が返ってきました。
私が学生のころは、このようなテストは無かったと思いますが、今の子どもは勉強する環境に恵まれていますね。
テストを上手に利用するか、何も考えずにただ受けるだけなのか、は大きな違いです。
統一テストなので、内容は基礎中の基礎なので、不正解だった単元はきちんと復習することで穴を埋めることができるというメリットがあります。
実力テストなので、実力で受けるという考えもありますが、私はきちんとテスト勉強したうえで受ける方が良いと思っています。
その理由は、どこから出てくるか分からないからこそ勉強の意味があると思っているからです。
テストが終わってから出来なかった箇所だけをやっていても、それはテストに出た範囲だけを潰しているにすぎません。
もちろん、復習はやらないよりはやる方が良いに決まっていますが、それだと張りぼてのような知識になりかねません。
しっかりとテスト勉強をするからこそ、復習で穴を埋める意味があるというものです。
■中学校統一テストの結果
では、さっそくですが、結果を公表します。
娘は中学1年なので、中1の夏休み明けのテストになります。
まずは5科の点数と平均点を示しますが、点数ではなく正答率で示されています。
- 教科 結果 平均
- 英語 100.0 71.2
- 数学 89.2 68.7
- 国語 96.6 70.8
- 理科 93.8 64.8
- 社会 87.5 58.3
- 5科 93.4 66.9
順位は公表されないのですが、分布グラフがあるので、そこから読むとおよそ8500人位が受けているみたいです。
まず、褒める点としては、英語は満点でした。
中学1年の夏休み明けなので、非常に簡単だったことは間違いないです。
正答率95.0以上の人が600人弱はいるので、満点がどのくらいいたのかは不明ですが、7%くらいの人は満点に近い正答率をしているということが分かります。
問題が簡単であったことは置いておいたとしても、最近は英語を小さい頃から勉強し始めている学生が多いので、このような最初の実力テストでも優劣がくっきりとつくようになってきました。
■この結果だと公立トップ校には合格できない
各教科の順位も気になりますが、やはり一番気になるところといえば、5科の順位です。
娘の場合は正答率93.4なので、95.0以上には入っていません。
95.0以上は100人弱、80人くらいはいそうな分布グラフでした。
90.0~95.0は500人くらいいるので、93.4だとその範囲で150位くらいだと考えられるので、全体としては80+150で230位くらいだと想像できます。
計算上では、上位2.7%の位置になるので、偏差値としては69程度だということが分かります。
うーん、偏差値上ではまあまあなのですが、230位というのはちょっと足りないですね。
その意味は、たとえば公立のトップ校に合格するとなると、募集が160人程度なので、230位だと入らないことになります。
全員が公立トップ校に行くかどうかは不明ですが、まずはこの中に入れるかどうかがポイントであるのは間違いないです。
また、本来ならトップ100位以内で合格しなければなりません。
そうなると、正答率95.0%以上が必要になるということですね。
■点数を下げた原因を追究する
正答率を下げた原因教科は、明らかに数学と社会です。
社会は平均も悪いので問題が難しかったのかもしれませんが、数学に関してはもっと上げなければなりません。
このようなところに穴があると、数学は積み上げの教科なので、あとから響いてきます。
ケアレスミスもあると思いますが、ミスをミスだと言って終わらせずに、なぜミスをしたのか、ミスの原因は何なのかと考えるようにしなければならないと思います。
この中学校統一テストは、復習プリントがもらえるのが素晴らしいです。
自分の弱点が明確になっているので、それを潰していくのが今後のためになると考えます。
■1点アップの難しさ
5科で95.0%まであと1.6%ということは、全体としては8%分ということです。
1点=1%だとすると、あと8点分ということになります。
あと8点で、たかが8点、されど8点です。
あと8点分正解すれば、上位1%以内に入れるので、偏差値は73までアップすることになります。
そもそも、不正解分は6.6%なので、33点分となります。
33点の不正解問題の中から、8点分を正解しなければなりませんから、1/4を潰さないといけません。
そもそも難易度の高い問題を間違っている場合は、そこから潰すとなると相当の努力が必要になるということになります。
ケアレスミスの場合は、ミスをしない戦術を取っていくことが先決になります。
昔、1点を上げるための難しさを聞いたことがあります。
たかが1点なのですが、1点がどこから出るか分からないことに難しさがあります。
ここから出ると分かってるのなら1点アップは簡単なのですが、どこから出るか分からないところから1点アップさせる場合、勉強する裾野は無限になります。
さらに、ある程度、基礎基本の問題が取れている場合は、裾野の勉強は応用になります。
そこから点数をアップさせる難しさがあるということです。
偏差値60以上で、偏差値を1上げるには相当の努力が必要になってくるということです。
まあ、学校の統一テストなので、それほど難しくないと思いますから、基礎基本の徹底とケアレスミス撲滅で対応できると思いますけどね。