なんでも道しるべ

広義の投資(子育て教育、英語教育、資産形成、NISA、iDeCo)に関する道しるべ!だいたい毎日19時に記事更新‼(たまに不定期に更新!?)

資産運用は必要だと思うが、ここから始めるのは悩んでしまう現実も・・・

資産運用に少し悩んでいます。

以前まで、あれだけ運用することに拘っていたのですが、今は運用を開始することに躊躇してしまいます。

投資を始められない人の気持ちが少しわかったような気がします。

■実経済と株価

訳あって、持っていた投資信託などの運用資産をコロナ禍の暴落前に一旦現金化しました。

今思うと、コロナ禍の影響が株価に出る前で良かったと思ってますが、これは不幸中の幸いです。

現状、このコロナ禍暴落は元に戻ってきて、さらに米国株式指数などは最高値を更新する勢いですから、コロナ禍の影響なんて全く感じられません。

実経済は医療崩壊や外出自粛などでボロボロなので、株価が元にもどっているのは異質な感じがしますが、国のバラマキや金利の低下、国家戦略などを客観的に精査すると株価としてはそうなるのでしょう。

株価は何ヶ月先や何年先をみていますから、コロナのマイナス影響よりも、経済政策のプラス影響の方が強く出ているのかもしれません。

このまま実態に合わない株価上昇になると、実経済が少し戻ってきたときには引き締めをしてくる可能性は高いと思われます。

政策金利を高くするだけで、簡単に引き締められるほど株価は正直ですからね。

■増税になると思う

それよりも、私自身は日本の今後の税制が心配で仕方ありません。

コロナ禍で外需は読めないので、内需だけでも活性化させたいという願望で、バラマキやキャンペーンなどを繰り広げていますが、これはいつかは増税によって回収されていきます。

気付かれないように、所得税や住民税や社会保険料を上げるなどをして、徴収していくでしょう。

本当なら消費税などでダイレクトに増税したいのだと思いますが、高齢者の票は大切ですので、その選択肢はし難い。

そうなると、票の影響が少ない世代の若年層にしわ寄せがくるような増税になるはずです。

コロナ禍は自然災害と同じなので、東日本大震災復興税と同じようにコロナ禍対策税を徴収するに違いないと思います。

結局、労働者層は年収が定期昇給で上がっても、手取りが上がってこないという負の歴史が繰り返されるわけです。

いつまでたっても、日本の若者はじり貧です。とっても心配です。

■勇気ある投資家にはなれなかった

少し話を戻すと、もう一度、どこかで投資信託を中心とした資産運用を始めたいと思っています。

コロナ禍の暴落時に始めようかと少し気持ちが揺さぶられましたが、コロナ禍暴落の時は「落ちるナイフ」のニュースが多く、そんな気持ちにはなれなかったです。

今の株価を見ると、誰でもが「そこで買っておけば数ヵ月で2~3割増しだったのに」と思うのですが、あの暴落時に買える勇気のある人が、やはり投機の投資家なのだと思いますね。

私は残念ながらそのような投資家にはなれなかったです。

■投資再開

そうなると、現状の問題点は、今の米国最高値株価で始めることができるのか?ということです。

コロナ禍の影響がまだ出てきそうな状況なのに、最高値付近を走っている状況なので、非常に怖いです。

今の私の心境では、この株価状況では再開する気持ちにはなれないのです。

ダメだなと思いながら、ここからもう一度投資を始めるかと思うようにしようと心掛けていますが、なかなか実行できないものです。

過去にかなりの金額を投資していましたが、今は少し怖いですね。

投資をやったことない人が、投資の大切さを教えてもらっても、積立すらなかなかスタートを切れない気持ちが少し分かったような気がします。

■おすすめインデックスファンドはやはりeMAXIS Slim

それでも、ファンドの基準価額推移はみておこうと思いながら、私のお気に入りのeMAXIS Slimのインデックスファンドは確認しています。

お気に入りとしては、S&P500、先進国株式、全世界株式(除く日本)の3つなのですが、今回はそのなかで、全世界株式(除く日本)の月報を久しぶりに見てみました。

6月末なのでまだ基準価額の戻りが甘いですが、7月中旬ではかなり高値まで戻してきています。

米国指数が高いですが、その他の先進国や新興国は戻り切っていないので、最高値の基準価額にはもう少し時間がかかるかもしれませんね。

先進国株式は86.2%、新興国株式は13.2%の状況です。

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アメリカの占める割合が全体の59.2%なので、このファンドを買っても約6割は米国に投資していることになります。

幅広い分散投資という意味では、このインデックスファンドは非常に価値が高いです。

また、日本を除外しているところが何とも良い意味で憎いです。

■世界牽引メーカーにもしっかり投資

先進国株式のトップ5は、アップル(3.5%)、マイクロソフト(3.1%)、アマゾン(2.5%)、アルファベット(1.3%)、フェイスブック(1.2%)と以前の顔ぶれと変わりません。

新興国株式のトップ5は、アリババ(0.9%)、テンセント(0.8%)、TSMC(0.6%)、サムスン(0.5%)、ナスパーズ(0.2%)です。

世界を牽引しているトップ10の企業にも分散投資できていますし、新興国株式の比率が小さいとはいえ、精密機器関連などで期待が持てるトップ3にはしっかりと投資できていますから、申し分ありません。

もう一度、株式投資を再開したい気持ちではありますが、どこでスタートするかですね。

コロナ終息宣言だとかなり遅い気もしますし、かといって早めに動くと、北半球が冬になってコロナ禍大流行になると、目も当てられない暴落がまっているかもしれません。

リスクばかり考えると行動できませんので、どこかで仕切り直ししたいと思っています。