中学3年、受験生の娘がいます。
英語の実力は、小学生の時に英検2級に合格しています。
中学生のうちに準1級に合格できるように、4技能をレベルアップできるように取り組んでいます。
こんな話をすると、「英語ができる環境の子どもは伸びるよね」とか「どうせ親が英語は得意とか、海外赴任があるとかじゃないのか」と思われるかもしれませんが、私は全く英語ができません。
英語ができないというよりは、英語が嫌いです。
どのくらい苦手かというと、高校の時は赤点を取り10段階で2をとりましたし、大学院入試では英語の点数は最下位でした。
一般的な人に比べると、かなり英語が苦手だったと思います。
そんな親であったとしても、子どもは小学生の時に英検2級のレベルに到達させることができます。
別に、親が英語は不得意でも関係ありません。
幼児教育の英語というのはそういうものだと確信を得ていますし、実際に証明しています。
そんな私が、子どもの英語への取り組みについて、アドバイスをしたいと思います。
本日は、『乳児・幼児・小学生の英語教材は何が良いのか』という話です。
実体験を元に書いていきます。
■圧倒的なインプット時間の差
前回の記事でも書きましたが、乳児から英語をさせようと思った私は、最終的には家庭用教材にしました。
理由は、乳児から受け入れてくれる英会話教室が無かったからですが、今思うと、受け入れてくれなかったのは良かったのではないかと思うのです。
なぜなら、英会話教室に通っているだけだと、英語を話せるようになるには相当の時間がかかっていたと思われるからです。
英語教室に通わせているのに英語があまり上達しない子、英語教室に通ってないのに英語が達者な子、この違いは何か?という話です。
それは、「圧倒的なインプット時間の差」です。
本日の題目の結論からいうと、「乳児・幼児・小学生の英語教材はDVDや動画コンテンツで十分」ということになります。
その理由についてお話します。
■英会話教室だけだと20年かかる?
英会話教室に通っていると、英語を習っているという感覚になりますが、それは勘違いです。
週に1回や2回の英会話で、英語が自然に口から出てくるなんてあり得ません。
日本語でも同じですが、赤ちゃんが数回日本語を聴いただけで日本語が話せないのと同じです。
ちょっと言葉がでてくるようになるには、数ヵ月以上も日本語をインプットし続ける必要があります。
また、意味が通じるような言葉を発するには、年単位の日本語をインプットする必要もあるのもご存知のとおりです。
それが、1回30分~1時間程度の英会話で、それを週に1回や2回程度に通っているだけで、英語はペラペラを話せるようになるなんて魔法です。
考えてみてほしいです。
例え1回1時間のレッスンを受けて、それを週に2回やっていても、1週間に2時間。
1年で約50週間ですから、2時間×50週間の100時間です。
子どもが1日14時間位起きているとして、1週間に14時間×7日間の98時間で、約100時間。
1年で約50週間ですから、100時間×50週間の5000時間です。
産まれて、数ヵ月で何だか分からない日本語を話すのですから、およそ2000~3000時間の日本語のインプットをすれば、日本語が口から出てくるようになってくるわけです。
よって、先ほどの1週間に2時間の英会話レッスンであれば、短く見積もって2000時間÷2時間であれば、1000週間ですね。
1年で約50週間ですから、20年かかることになります。
まあ、人間として知恵や知識で成長していますから、単純計算の20年ってことはないと思いますが、理屈を考えずに言葉を発するようにするには20年かかることになるってことです。
これが英会話教室に通っていても英語が達者にならない真実です。
■DVDや動画コンテンツでインプット
20年かかるまで自然に英語の会話ができないのに、毎月何万円もの英会話費用を払い続けるのか?ということです。
こんな無駄なことはありません。
では、我が娘は、どのようにして英語のインプットをしたのかというお話です。
私も高価な家庭用教材を買いましたが、一番利用できたのは、DVDがせいぜい10枚位だと思います。
家庭用教材にはレッスン教材とか単語カードとかいろいろあると思いますが、そんなものは必要なく、DVDがあればそれで十分でした。
今は動画コンテンツが豊富なので、我が家のようにDVDを買う必要さえも無くなっていると思います。
動画ストリーミングやYouTubeを見れば、それでも全く問題なく利用できると思います。
何よりも大切なのはインプットの時間です。
乳児や幼児にとっては内容なんて二の次でよく、いかにインプットの時間を確保するかに尽きます。
そのためには、DVDや動画コンテンツでたくさんインプットしてあげましょう。
それが最速で英語をはなせるようになるコツと言えます。
問題は、どれだけインプットの時間を確保できるかにかかっていますが、それに関しては次回の記事で書きたいと思います。