三者懇談の時に評価と評定は分かっていましたが、終業式に正式に通知表が渡されました。
保健体育だけが評定4で、他の教科は全て評定5ということで、評定44の結果です。
中1の学年末も同じ結果の評定44なので、中2の1学期の段階でも同じ評価ということです。
親の私としては上出来だと感じており、評定満点の45は必死に狙わなくても良いと思っています。
というのは、評定1の差というのが、高校入試の時には当日点の0.7点に相当するからです。
3年間の評定が全て44だったとすると、評定45の人に対して、3年のトータルで2.1点の差ということになります。
この2点が大きいのか、小さいのか、という話ですが、当日のテストにおいて、400点満点で250点取れば合格できるという問題のレベルなので、2点の差はたいして大きいわけではないです。
先を見た行動をした方が身のためですね。
■当日点のウェートが高い入試だと
評定の結果と当日点の関係というのを調査したことがあるでしょうか?
塾の先生は全データを持っているので、聞けば分かると思いますが、現時点では私は聞いていないです。
ネットで掲載されているデータだけで判断しているのが現状です。
その場合、評定と当日点に相関があるようで、無さそうというのが私の感覚です。
おそらく、塾もそのように判断しており、オール4の評定36でも構わないと言っているのはそれが理由でしょう。
結局は、当日のテストでどれだけの点が取れるかで勝負は決まります。
もちろん、これは、当日点と評定が4:1の場合を言っています。
評定にウェートを乗せている1:1の場合などでは、そういう訳にはいきませんけどね。
当日点と評定で4:1の場合であっても、当日の問題が難問ぞろいだった場合、評定の数点なんて差になりません。
当日の出来ですぐに逆転が可能なのです。
でもまあ、評定で貯金があったに越したことはないので、貯金があれば、当日で少々ミスっても何とかカバーできるという余裕もあります。
けれども、それは数点までの話であって、それほどアドバンテージがあるのかと問われると、おそらく、NOでしょう。
結局は、当日で実力が出せたものが勝てるということです。
■同じ地域で中2までに評定満点の45は実在するのか?
ところで、評定満点の45ってどれだけいるのでしょうね?
ネットのデータでは、住んでいる地域でも評定45の人はいるとなっていますが、本当かな?とちょっと疑っています。
そもそもネットのデータもそうですし、塾に提出しているデータでも、本当のことを書かない人も一定数います。
ネットの情報集めであれば、尚更です。
何名かは嘘を書いていると思ったら、評定45はかなり怪しいと思っています。
というのは、以前の記事でも書いたように、中2までに評定45の満点を出す学校が少ないというか、暗黙の了解で無いのではないかと感じています。
通っている学校でも優秀な生徒が数名いますが、最高でも評定44だと聞いています。
評定45を出すと、成長への筋道がかけないので、出さないのではないかというのが私の感覚です。
中3になれば、評定45はあり得ると思っていますが、中2までは懐疑的です。
■中3になったら当日点に戦術を変えるべき理由
このような理由があって、中2までは評定45でなかったとしても何とも思っていません。
中3になっても評定45を狙うよりも、当日点の点数を上げる勉強をした方がコスパは良いですし、合格の可能性は高まります。
そのような戦略と戦術を持った人が、入試で合格を手繰り寄せられると思っています。
やみくもに、学校のテストばかりに重点を置いていると、成績が違う方向で上がってしまいます。
大人である親がその辺りのコントロールをしてあげなくてはいけませんね。
現段階では、塾の授業よりも学校のテストの方を重視しています。
塾の先取りよりも学校の評定できちんと5を確保した方が良いと思っているからです。
けれども、中3の夏休み前後からは同じようには考えないと思います。
先程にも書いたように、学校の評定1は当日点で0.7点換算になるので、学校の評定を稼ぐよりも、当日に実力を出し切る方が有利だからです。
もちろん主要5教科は評定5を取らないと、基礎基本があやふやってことになりますから、学校のテストでも成績を残せるようにしますが、問題は副教科です。
副教科は入試を考えるとコスパが悪すぎます。
評定1を上げることに力を注ぐなら、入試対策をした方が合格への可能性が高まることになるからです。
このような戦術もしっかりと立てていきましょう。