馬渕教室の小学生統一テスト第2回目の結果が返ってきました。
小学生統一テストは、無料で公募しているテストなので、通塾生+αという感じの人数です。
難易度としては、通塾生が中心に受ける公開テストに比べると少し簡単な印象があり、実際に点数も高くなります。
公開テストも一般の方も受けることができますが、統一テストほど公募していないので、やはり通塾生が中心となりやすいようです。
馬渕教室の統一テストでおよそ4,200人が受けますので、有名な塾の全国統一テストに比べると少ないですが、自分の位置を知るには良い機会だと思います。
■第2回統一テスト結果
早速結果ですが、統一テストは問題レベルが少し簡単ということから、点数が比較的高いです。
順位は約4,200人中です。上位は公表されるので約という表現にしました。
- 算数 84点 偏差値56.7 順位約990位
- 国語 74点 偏差値50.8 順位約2100位
- 理科 84点 偏差値59.2 順位約760位
- 社会 90点 偏差値70.6 順位約30位
- 2科 158点 偏差値54.4 順位約1500位
- 4科 332点 偏差値61.4 順位約500位
平均点が83点なので、統一テストの問題がいかに易しいレベルかが分かると思います。
これが公開テストであれば、そうはいかないです。
けれど、一般的な小学生が受ける場合であれば、このような問題レベルなのかもしれません。
4教科で偏差値60を超えているのは良いと思っていますが、それでも約500位程度です。
上には上がいることを認識して、さらにしっかりと取り組んで欲しいと思っています。
■算数の考察
各教科の考察です。
まず算数は 偏差値56であれば、現状であればこの程度かと感じています。
国語と算数は、塾で勉強している児童が多いので、勉強をしている分、点数が高めになります。
それに加え、算数は問題がレベルが易しいので、公開テストの難問でトレーニングしている馬渕の生徒からすると、統一テストの問題は簡単なのかもしれません。
単純に84点であればまずまずですが、全体的に点数分布が高いので、偏差値56になったのかなと思います。
■国語の考察
国語は、娘にとっては弱点の教科でもあります。
74点という点数より、間違っている箇所が問題で、漢字や語句の問題でことごとく点数を下げている要素があります。
漢字や語句の問題が1問2点や3点であっても、数問間違うだけで10点程度はマイナスになります。
そこが上限で文章問題にはいりますから、なかなか点数が伸びないという結果になります。
漢字や語句の問題は、確実に点を稼がなくてはいけない問題だと思っており、娘が取り組むべきことは漢字や語句の練習だということです。
これは、問題レベルの高い公開テストでも一緒なのです。
逆にいうと、文章問題はそれなりに正解するので大きくは下がらないのですが、漢字や語句問題を不得意にしているので上がってこないという現状です。
■理科の考察
理科は84点ですが、平均点が高い故に、偏差値も順位も上がりませんでした。
統一テスト第1回は80点だったのですが、第1回目の方が偏差値も順位も高かったです。
ゆえに、今回の問題の方が簡単だったのか、受験生のレベルが上がってきているのかということでしょうか。
まさしく、点数だけで判断せずに、偏差値をしっかり見た方が良いという意味につながります。
偏差値主義を批判する見方もありますが、偏差値は問題レベルや受験生のレベルを考慮できるメリットがありますから、偏差値は悪者ではなく、扱い方をしっかりすれば良いということです。
点数が4点上がって喜ぶのではく、偏差値が下がって気を引き締める方が重要ということですね。
■社会の考察
社会が驚きの結果でした。
点数は90点なのでそれほど高得点では無かったのですが、順位が異常に高かったです。
偏差値も70を超えたので、社会は褒められる結果となりました。
問題も難しかったと思いますが、しっかりと勉強した結果だと思います。
ただ、勉強自体はそれほど高度なことをしているわけではなく、スタディサプリの基礎を復習し、応用も少しだけ勉強しました。
勉強といっても、スタディサプリの各単元のまとめテストを解くだけでした。
娘がいうには、他の教科で勉強したことが社会に生きたと言っていました。
英語を勉強している時に、外国の位置も勉強したことが功を奏したそうですし、修学旅行などで地域を勉強した時の特産品を覚えていたと言っていました。
その教科だけを勉強してもなかなか点数が伸びない事実はここにあるのかもしれまえん。
様々なことを勉強しながら、その教科にも影響する知識というのが大切なことなのだと痛感しました。
■油断せず、そして、上を目指すために
今回の統一テストは、まずまずの成績でした。
これに甘んじることなく、上を目指してほしいです。
まだ上には何百人もいますし、少し油断するとすぐに逆転されるのが、点数分布の怖いところです。
1、2点の差に何百人いることか、ということでしょう。
たかが1問、されど1問です。
1問の積み重ねが順位や偏差値を上げることになるので、多くが正解する基礎問題をしっかりと取っていくことが重要です。