私はリスクが高いと思いながらも、ハイテク中心のポートフォリオにしています。
その理由は簡単で、オルカンやS&P500では満足できないからです。
日々のボラティリティを警戒したり、ワーストドローダウンを警戒したりするのであれば、オルカンやS&P500のような他セクターに分散している商品に投資を集中させた方が良いです。
もちろん、私もこれらの商品を持ってはいますが、大きな割合にしているわけではありません。
それは、リスクを抑えつつでも、リターンを最大化したいという想いがあるからです。
このような考えからすると、あまり投資額が大きくない人は、これもまた単純に考えて、「だったらNASDAQ100だけの一本に投資しておけば良いのでは?」という人がいるのですが、これもまた違うんですよね。
投資金額が少ない人には、ある程度のまとまった金額を投資している人の感覚は分からないでしょうね。
■分散が効いている商品でも、それ一本は危険
私自身も、ハイテク中心であるなら、NASDAQ100だけでも良いかもって思うのですが、それよりも集中投資をして、リスクが高いけれど、リターンも高い、シャープレシオもそんなに悪くないという商品はあります。
それが最近人気のFANG+です。
こんな話をすると、また、「そうなら、FANG+に一本で持ったら?」というような浅はかな意見がでてくるのですが、こんな意見をいう人は、本当に投資初心者だと思いますよ。
いくらリスクを取っても、リスク許容度が高くても、これらの商品に一本勝負なんてしないんです。
それは分散投資とか、そういう次元の問題ではありません。
■ファンド分散の真の意味
分散投資という話になれば、NASDAQ100や、S&P500、オルカンとう具合に、分散を極大まで上げていけば良いですし、銘柄に集中投資するのなら、FANG+やS&P500トップ10、2244、などの商品に投資すれば良いことになります。
私自身、これらの商品には全て投資をやっています。
投資初心者の人や、投資額が少ない人は、そんなの意味あるの?って思うのかもしれません。
普通に考えると、すでにインデックスファンドでは分散しているのだから、それは意味がないという意見になるのでしょうね。
分かるんですよ、その意見は。
でもですね、日々、値動きを見ていると、たとえ、似通ったインデックファンドであっても、違う商品をもつ大切さが分かってきます。
たぶん、これらの商品を複数保有して、日々の変動を実感しないと分からないと思いますが、意味が無いと言われるインデックスファンドの複数持ちは、かなり精神安定的には良いんですよね。
その理由は、同じようなハイテク銘柄中心の商品であっても、日々の値動きでは、勝ち、負け、が必ず出ますし、場合によっては、こっちのファンドはプラスだけれど、こっちはマイナスってことだってあります。
ある商品一本に投資していれば、極大出来たかもって思うこともありますが、逆に、複数持ってて良かったと思うことだってたくさんあります。
だから、似通った商品であっても、複数商品を持つメリットってあるんですよね。
それが実際に持ってみないと分からないと思います。
ポートフォリオってバランスだと思っています。
いくら分散が効いている商品であったとしても、それだけに集中投資しているのは、やはりリスクが高いです。
それがS&P500やオルカンのように極大に分散が効いている商品であってもです。
そして、銘柄が少ない商品はリスクが高くリターンも高い商品になりますが、いくら自分が好きなファンドであっても、これらに集中投資するのもかなりのハイリスクです。
投資金額が多くなればなるほど、銘柄分散だけでなく、商品分散も考えていった方が、日々の値動きでストレスが溜まりにくくなります。