CFDの取引を1ヵ月程度やってみました。
CFDをやっていると、自分のリスク許容度が良く分かります。
レバレッジがかけれるので、私の場合は指数取引をやっていますので、資金の10倍まで取引が可能となっています。
証拠金を上げない限り、売り買いは10倍になっていますし、値動きもそれだけ激しいです。
ほぼポジションは翌日に持ち越さないようにしていますから、デイトレに近い取引をやっています。
刻々と損益が変わっていくのを見ていると、ポジションに入った株数によって、当たり前ですが、値動きの幅が変わってきます。
それで自分のリスク許容度は良く分かります。
■どの指数を選ぶか
CFDで最初はナスダック100をやっていたのですが、ナスダックはボラティリティが激しいのと、ローソク足やMACDを見ながら売買していても、不意に極端な動きをすることがあるので、もう少しマイルドなダウ平均に変えました。
ダウ平均が簡単かというと、そうではなく、値動きが単調になりやすいのです。
ダウ平均が30種であるからかもしれませんが、ナスダック100に比べて、変動が緩やかに感じます。
とはいえ、数の多さといえば、S&P500ですが、S&Pの500銘柄の方がさらに緩やかです。
そう考えると、単に銘柄数の多い/少ないが値動きに依存しているわけではなく、ボラティリティの高い銘柄がどれだけ入っているかで決まっているのだと思います。
ナスダック100はハイテク株が多いので、ボラティリティが高く、値動きも激しいということだと思います。
何が好みなのかは人それぞれ違いますが、米国市場では、各指数で重み付けが違うので、面白いと思います。
■ファンダメンタルズとテクニカル
CFDは先物指数でも連動しますから、市場の開閉に関係なく、値動きがあります。
とはいえ、市場が開いているときは、値動きが大きく、閉まっているときは緩やかです。
私自身は米国市場と日本市場しか見ていませんが、先物指数は、他の国の市場の値動きによって変動するというのが良く分かります。
言い換えると、先物指数が動くから、市場の値動きも操作されているのかもしれません。
株価の分析には、ファンダメンタルズ分析とテクニカル分析の2種類が存在し、どちらも間違っていないと言われます。
私が思うに、それぞれが、それぞれに寄与しており、各市場や各銘柄で寄与率が異なっているのだと思っています。
株価は会社の本質なので、ファンダメンタルズ分析は欠かせないですが、これだけで値動きが説明できるかというと違うと思います。
実際に、指数に連動することも多く、また先物に翻弄されることもあります。
したがって、テクニカル分析は必ず必要だと思うのです。
でも、テクニカルだけで株価が決まっているのかと言われると、そうではなく、指数の変動に加えて、ファンダメンタルズ的に付加されている部分もあります。
そうなると、どちらが正しい、有利であるとかではなく、どちらも考慮しておく必要があるということです。
そういう意味では、指数取引の場合は、ファンダメンタルズの寄与が極端に小さくできるので、CFDの取引においては非常に扱いやすいといえます。
■CFDでリスク許容度を図る
CFDはレバレッジがきき、指数取引の場合は10倍レバレッジです。
レバレッジはあまり良くない印象を持つ人が多いと思いますし、私も良い取引であるとは言えません。
でも、それは自分の資産以上の取引にレバレッジをかけているから危険なのであって、自分で決めた範囲であれば、レバレッジをかけることで、投資に回す資金を減らすことができます。
私の場合は、最大100万円程度資産をCFDの取引に充てています。
したがって、指数取引の場合、10倍の1000万円の取引まで可能ということになります。
1000万円となると、やはり瞬間の損益の値動きは凄いです。
私自身がこれまで5百万円以下の投資しかやったことないのと、刻々に変化する損益の値動きまでは追いかけたことがなかったのが原因かもしれませんが、この値動きには非常に驚きました。
1000万円なので、1%だと、1日で10万円くらいの値動きも当然あります。
そうなると、1分足や5分足で数分間見ているだけで、数万円の動きをすることが容易に起きます。
この刻々と変化する値動きまではちょっと追いかけるのはしんどいなと思いました。
これが自分のリスク許容度の限界と感じたのです。
1000万円クラスの投資をやっている人はある意味、これくらいの値動きを感じていかなければなりませんから、分足で追いかけるのにも相当のリスク許容度があります。
それと同時に、分足の値動きまでは見たくないからゆえに、投資をやったらほったらかしにしたいという人が多いのかもしれません。
CFDをやることで、リスク許容度を図るのも良い方法なのかもしれませんね。