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「ラッセル・インベストメント外国株式ファンド」も調子悪い…運用会社入替えの影響か?

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アクティブファンドの調子が悪いですね。

以前の記事でジェイリバイブのことを書きましたが、本日は、「ラッセル・インベストメント外国株式ファンド」です。

■期間別騰落率(2018年6月末現在)

ラッセル・インベストメント外国株式ファンドは、愛称は、ワールド・プロフェッショナルズという名を掲げています。

名前負けしないでほしいと願っているを書いた記憶がありますが、現実的に名前に負けていたりして。(笑)

今回は2018年6月末時点の月報からデータを取っています。

まずは、期間騰落率です。これが大問題です。

・期間別騰落率

  • 騰落率期間・1ヶ月・3ヶ月・6ヶ月・1年・設定来
  • 当ファンド・0.3%・4.7%・-3.2%・7.4%・36.1%
  • ベンチマーク・2.2%・6.7%・-0.7%・10.2%・37.0%

2018年の春ごろまでは、設定来の騰落率はベンチマークを上回っていましたが、この1ヶ月でベンチマークに対し-1.9%であったので、設定来の騰落率がベンチマークを下回ってしまっています。

ここ1年でも、ベンチマークに対し-2.8%なので、かなり調子がわるいことが伺えます。

ちなみに、ベンチマークはMSCI KOKUSAI(配当込み)です。

配当込みのベンチマークを使っていますので、それを上回ることを目指すというアクティブ投資ですから、目標値は高く設定されていますが、結果が伴わなければどうしようもないですね。

私は2018年に入ってからこのファンドの積立を開始しましたので、まだ半年以内の程度しか積み立てていないです。

しかし、現時点では利益が出ています。

毎日積み立てしているので、上手くドルコスト平均法が働いているのかもしれませんが、ベンチマークに負けているのは、アクティブファンドとしてはどうかと思いますね。

一般NISAで積立をしていますので、現状のNISA制度では今年購入分はロールオーバーが使えるので10年、来年以降は現状ロールオーバーが無いので5年になります。

ファンドを選らんだ時点で、数年は様子を見なくてはいけませんので、数年間は付き合おうと思っていますが、頑張ってほしいです。

ファンドの純資産総額は2018年4月の運用報告書からは減ってはなさそうですが、マザーファンドの方が減っているので、それは気になるところではあります。

やはり、ジェイリバイブでもそうでしたが、ファンドの純資産総額が減ってくるのはとても気になります。

市場が軟調になると、いくらアクティブファンドでもマイナスになるとは聞きますし、売却により純資産総額が減ってくるのも仕方ないことだと思います。

ただ、ひふみ投信などの優良なファンドは、基準価額がマイナスでも、常に資金流入が見られるので、そのようなファンドは信頼されていると思うのです。

純資産総額が堅調に推移することは、インデックスファンドでもアクティブファンドでも重要なことではあると思いますが、ここは注視しておきたいと思います。

■ファンド・オブ・ファンズの形式は私は結構好み

ラッセル・インベストメントは、ファンド・オブ・ファンズの形式を取っているので、各運用会社をバランスよく組み合わせて、ベンチマークを上回るパフォーマンスを目指しています。

この方式は、手数料が高くなるということで、批判的な意見が多いのですが、セゾン投信の「セゾン資産形成の達人ファンド」ではとても良いリターンを上げています。

私は、これらの世界分散型のファンド・オブ・ファンズのアクティブファンドは結構好きで、その理由は、私には買付することができない国際的な運用会社を買うことができるからです。

実際に手数料が高いですが、もし自分でこれらの世界運用会社を買いたくても、買うことができないわけですから私は全く手数料が高いとは思っていないです。

まあ、これらのアクティブファンドだけで、ポートフォリオを構成すると、手数料が高くて手数料リスクが高くなってしまいますが、手数料の安いインデックスファンドと組み合わせているので、この程度の手数料は仕方ないと考えて運用しています。

■委託運用会社の大きな入替えが影響している?

ファンド・オブ・ファンズの形式は良いのですが、このファンドの委託先運用会社が2017年12月8日に大きく入れ替わりました。

昨年までは、5つの運用会社に分散していたのですが、その中の4つの運用会社を解約して、新たに5つの運用会社を選定しています。

したがって、現状は、6つの運用会社に委託していることになります。

  • フィエラ・キャピタル・インク(成長型)
  • モルガン・スタンレー・インベストメント・マネジメント・インク(成長型)
  • サンダース・キャピタル・エル・エル・シー(割安型)
  • ジャナス・キャピタル・マネジメント・エル・エル・シー(割安型)
  • ニューメリック・インベスターズ・エル・エル・シー(市場型)
  • ラッセル・インベストメント・インプリメンテーション・サービシーズ・エル・エル・シー(ポートフォリオ特性補強型)

カッコ内の成長型や割安型というのは、それらの銘柄に焦点を当てて重点的に投資するスタイルだということで、市場型やポートフォリオ特性補強型は、幅広い銘柄株式を投資対象としているようです。

ちなみに、全ての運用会社は、米国が所在地になっているようです。

過去の運用会社の入替え年表を見ていると、これまでも、大きく入れ替える年というのがあるようです。

でも、同時期に一気に5つの運用会社を採用するのは例になさそうですが。

この数ヶ月の騰落率が入れ替わった後の運用会社の実績なので、これらの組み合わせが現状は悪く出ている結果となっています。

今後はどうなるのか?それは分かりませんが、もう少し見守ってみようと思います。

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