2学期に入ると、この時期にもっとも厄介になるのが、学校行事の対応です。
秋のシーズンは、体育祭、合唱祭、文化祭という感じで、矢継ぎ早に行事が実施されます。
何が面倒くさいのかというと、放課後に活動をする時間が取られるということなのです。
授業時間に全て済めば良いのですが、時間で終えることはできないので、放課後に集まって作業や練習をすることになります。
また、部活動をやっている人たちは、部活の練習時間との兼ね合いもありますから、結局は部活をやっていない人にしわ寄せが来るということになります。
娘は部活に入っていないので、このような時の準備者としては適任として、いつも任せられるみたいなのです。
これまでよりも帰るのが遅くなるという事で、塾がある時の小テストの準備などに時間が割けなくなってきますから、かなりフラストレーションが溜まるみたいです。
このような時には、どのように対処していくのか、その辺りは自分の時間との兼ね合いなので、社会性を営むには好適な時期なのかもしれません。
また、いくら学生時代の青春とはいえ、このような催し物に時間を取られて、しっかりと学習時間が担保されないと、勉強面においては後悔することになります。
これは、入試などで感じることもありますが、もっというと、大学生や社会人になってから感じる可能性もあります。
学生の本業はあくまで勉学です。
学校は学校行事などを利用して、友達関係や協調性などを育む材料にしますが、それはそれの狙いだけであって、楽しむことで、本業が疎かになると本末転倒です。
このような時期だからこそ、自分をしっかりと持って、時間の使い方をコントロールすることが大切だと感じます。
■夕方の時間が短くなるデメリット
学校から帰ってくる時間が、いつもより30分~1時間くらい遅くなるということで、娘はいろいろと文句を言っていました。
やはり何が問題かというと、学校から帰ってきたら、塾の小テストの勉強やちょっとした昼寝ができる時間ではあるのですが、それらの時間が取れないということです。
小テストに関しては急いで覚えれば何とか対応ができるらしいのですが、やはりストレスは溜まっていくと思います。
昼寝に関しては、必要ないといえば必要ないのですが、実は昼間に少し寝ているだけで、夜の寝る時間を遅くできるという効果があります。
実際、中学生になってからは、塾の日でも、塾のない日でも、結局は23時半~24時過ぎくらいに寝ることになっています。
この時間帯に就寝しても、次の日に昼寝ができるかもしれないという期待があるので、何とかやっていけるのだと思います。
なので、昼寝は毎日するわけではなく、どうしても眠たくなったらやるという感じでしょうね。
この時間が取れないとなると、やはり疲れは溜まってきますし、夜も早く寝るようにしなければ体力が持たなくなります。
それは勉強時間が減る原因となりますから、大きな問題となります。
■準備者の能力からも影響を受ける
実は学校での準備者の偏りも問題は大きいなと思います。
これは個人能力の問題があるので、何とも言えないところはあるのですが、準備をしようと思っている人、しようと思わない人、準備ができる人、準備能力がない人、など、様々なパターンがあります。
結局、能力の有無もありますが、本人のやる気、作業のスピード、クオリティを求めるかどうかなどで、かなり準備にかける時間が変わってきます。
まあ、やる気もありますが、自分自身が責任を持っているかどうか、また責任感があるかどうかでも変わってくるでしょうね。
また、これらの行事って、明確に役割が分かれている者と、任意参加的な部分もあるので、クラス内のメンバーによって左右される部分もあります。
娘の場合は、部活動をやっていないので、やたらとこれらの準備作業者に当たるケースが多いみたいです。
まあ、本人も創作などは嫌いではないですし、むしろ好きな方なので、変にやる気が出ているのかもしれませんが。
自分でやっているなら文句言うなよって感じもしますが、それでも、周りの人の動きなどでイライラすることがあるみたいです。
人間ってそんなものだと思います。
■それでもルーティン的に勉強時間を確保する
このような行事がいくつもある状況でも、大切なことはやはり、ルーティン的に勉強時間を確保すること、勉強する姿勢を継続することだと思っています。
学校行事で忙しいから勉強できないというのはいいわけであり、たとえ時間が短くなったとしても、毎日勉強することが必要です。
夕方の時間は確かに減るかもしれませんが、夜の時間まで減る訳ではないです。
時間が短い分、焦りなどから、集中して取り組めるということもあります。
ただし、そのような焦りの手法は長続きしないので、学校行事が終わるまでの長くて1ヶ月程度ではないでしょうか。
いかに勉強時間を作るかということ、このような時期はそれを常に頭にもって、行事の準備に全力を注ぐことなく、毎日少ない時間でも机に向かうことが必要です。
こればかりは、行事関係なく、毎日取り組めている人が学校行事中も取り組めることだと思いますけどね。