学校の定期テストが終わっての週末は、定期テスト対策中にサボった授業フォローや溜まった宿題をやっていくことになります。
中2になって、クラスも上位に上がり、受験生直前の日曜特訓などもあると、結構、土日も含めて毎日が忙しくなります。
定期テスト前であっても、お構いなしに授業がありますので、時間を有効に使うためには、サボる時はサボる必要があります。
それは授業の欠席だけでなく、授業などもです。
勉強の効率が悪い人の傾向として、与えられた課題などを愚直にこなす癖があります。
性格的には悪くないのですが、本気でそれでやっていると、時間をかけているわりには成績が上がらないという悪循環が起きます。
ストレスを溜める原因にもなります。
要領がよく、成績が良い生徒の特長は、やるべきことをやって、やらなくても良いと思うものは置いておくという取捨選択が非常に上手な人です。
でもこの判断にはもう一つの特徴があると思っています。
それが、自分で判断できるようになることです。
最初は親や塾の先生などに相談して、決定して動いても良いと思いますが、最終的には自分で考えて、自分で判断して、自分で行動して、自分で責任を取らないといけません。
それが、受験勉強において最も大切なことです。
学歴やそれを勉強する姿勢というのは、自分の将来ですから、自分で決めなければなりません。
周りの人に決めてもらうというのは、いいわけを作っているようなものです。
これは学生の間だけでなく、社会人になっても同じです。
世の中、自分で決めることが出来ず、周りに確認ばかりをとって、周りと一緒にならないと出来ない人は大勢います。
それでは自分は成長しません。
学生の間からしっかりと身につけなければならないスキルです。
■前向きなサボり
サボるのも自分、やるのも自分、スケジュールを決めるのは自分でやるべきものです。
なぜなら、先のテストなどに向けての自分の立ち位置は、自分ではないと判断できないものだからです。
どの教科ができていなく、どの分野が悩ましく、どの単元が気になるのか、これらなんて、他人が分かるものではありません。
親にも分からないですし、先生も分からないものです。
本人でないと、どのくらい勉強すれば自分が納得できる状態になるのかなんて、分からないものなのです。
なので、最初はスケジュールや勉強計画などは、先生や親から提案されたものや、一緒に考えても良いのですが、最終的には自分で判断できるようにならなければいけません。
それが出来ない人は偏差値の高い大学に合格することなんて難しいです。
ある程度できている人でも、やはり受験なんて初めての経験ですし、合格というゴールまでの距離の判断が難しいので、高校生になると予備校や学習管理塾に頼らざるを得ない状況になります。
したがって、中学生の段階で、自ら勉強計画を立てることが出来ない人は、スタート地点にすら立っていないことになります。
■自分自身で決めて、保護者がサポートする
今回の学校の定期テストでは、娘は、最後の週は授業を休む判断をしていましたし、宿題も最低限しか取り組まないようにして、未完成でもノートを提出するようにしていました。
これらは出来る限り自分で決めさせるようにしました。
先生に何かを言われるかもしれないという不安がありそうな時だけ、「先生から何か言われたら父親に相談したと言っておいたら良い」というアドバイスをしました。
学校や塾に限らず、先生という生き物は保護者には弱いものです。
保護者が同意していることを知っていれば、本人には何も言うことができないものです。
心の中でどう思っているかは別です。
なので、親はあまり前に出ない方が良いのは当たり前で、本人が自らの口で説明できる方が一番良いです。
いつまでも親が前に出ていると、それこそ何も決めれない子どもになりますから。
■次は塾内模試テスト
自分で決めたことなので、週末はこれらのフォローが大変だったようです。
授業のWebフォロー、宿題のやり残しのフォロー、塾に出向いてプリントなどの課題をやることなど、結構大変だったようですが、何とかフォローし終えたようです。
次回のテストは、塾の模試テストが来週日曜日に迫っています。
これのテスト対策を今週はやらなくてはいけません。
フォローをやりつつも、テスト対策も少しずつですが始めています。
何よりも、偏差値が基準以下だった場合、クラスが下がってしまうことの崖っぷちに立たされますからね。
それだけは避けたい気持ちでいるみたいです。
勉強計画やスケジュールは自分で立てるのであり、何をやって、何を後回しにするのかを決めるのも自分です。
これはやる気がないなどの後ろ向きではなく、良い成績を取るための前向きな戦術です。
そこを意識して要領よく動くことが出来る人が、成功者になる確率が高いです。