昨日の米国市場は何だか変な感じがしました。
市場が開く前の経済指標の発表では、インフレが落ち着くような結果が多く、労働市場も少し悪くなってきているので、利下げ期待が膨らんで株価が上がると思っていました。
実際、開いた直後は上がっていたのですが、徐々に下がってきて、最終的には結構下がって終わりました。
結構下がってといっても、ダウ平均は上昇していましたし、S&P500も少しの下げで終わっていたので、主要指数を見る限りはあまり落ちていません。
最も落ちたのが半導体セクターで、SOX指数が2.5%以上下げて終わっています。
当然、比率の大きい、エヌビディアやブロードコムも大きく下げました。
これにより、ハイテク指数のNASDAQ100も、半導体銘柄のウエートの大きいFANG+も下げた形になります。
利下げ期待が広がるので、ハイテク銘柄中心に上がると思っていたんですけどね。
この下げは私の中では意味不明でした。
まあ、投資をやっていると、自分の理屈で考えてしまうものですが、世の中そんなに甘くないと言いますか、単純に物事が進まないですし、思いもよらないことが起きて当然です。
上がると思っていたら下がり、下がると思っていたら上がる、株式市場ってそんなものだと思っています。
だからこそ、予想なんてしても無駄で、そんな余裕があるのなら、入金力を上げて、淡々と積み立てていくことがベストってことになるんですよね。
■暴落勘弁って思っても予知できない
投資信託の収益更新ですが、こちらは毎日0.1%ずつ上昇していっています。
今日は当然下げると思いますが、これまでが調子良過ぎで上がっていたので、ここで一旦休息という感じでも良いかなと思います。
あまりにも移動平均線から乖離しすぎると、謎の急な下落が起きますからね。
暴落だけは勘弁と思って、日々過ごしています。
ちょっとした下落や大きな調整くらいなら、メンタル的にも、実際の収益的にも、十分に耐えることはできるのですが、暴落だけは、収益も一気に無くなりますし、下手をするとマイ転してしまいます。
それに合わせてメンタル崩壊も起きますから、できれば暴落だけは勘弁してほしいものです。
そんなことをいっても、直近でも2020年のコロナショック、2022年の利上げショックが起きていますから、ショック級の暴落なんて防ぎようがないんですよね。
だからこそ、含み益バリアが必要なんです。
含み益バリアがあると、その分だけメンタル的に耐えることができます。
利確してしまうと、再スタートになりますから、メンタル的にやられるんですよね。
先に利確しているから収益トータルでは大丈夫って自分で制御できるなら良いですが、人間はそんなに甘い性格ではないと思っています。
■半導体はシリコンサイクルと謎の価格取り決めがあるから
謎の半導体セクターが下落したので、今日の金曜日の株価は気になります。
このまま同じように下落していくのか、それとも反発するのか、半導体って良く分からないシリコンサイクルっていうものがありますし、半導体の価格も需要と供給のバランスで決まるような、工業製品なのに原油みたいな価格の付き方がするので、ちょっと良く分からない業界かなと思いますね。
と言っても、株価を牽引しているのは、今はエヌビディアであり、ブロードコムであります。
だからこそ、半導体セクターを軽視することはできないですし、外すこともできません。
うまく付き合うことが重要かなと思っています。
ポートフォリオ内を半導体セクターだけで埋めるなんて、そんなメンタル的にあり得ないことをするのであれば、大事なお金ですから、他の銘柄に分散する必要があると思っています。
もちろん、投機のように一発当てたいって思っている人には否定しませんけどね。
S&P500だとちょっと退屈ですが、これはかなり分散が効いていますし、もっというと、たとえFANG+であったとしてもハイテク銘柄の中で分散ができています。
これらを混ぜていくことで、エヌビディアやブロードコムの上昇を取りつつも、ボラティリティのリスクを下げると言ったことができると思います。