木曜の米国市場は、エヌビディアの決算が通過し、エヌビディアの株価は軟調になりましたが、その他の企業はつられることなく順調に上昇していたのですが、突如下落になりました。
何かニュースが出たのかな?と思ったのですが、株価が急降下するようなニュースはなく、きっかけになりそうなものと言えば、VIX指数でしょうかね。
この前の60を超えるような急上昇ではないのですが、少しその時間帯では上がっています。
なんかオプション取引であったんでしょうね。
VIXを利用した仕掛けみたいなものがあるみたいなので、おそらく、それで株価が急降下したのだと推測しています。
大注目の企業の決算が通過して、ようやく上場していきそうな勢いの相場だったのですが、初日から水を差すような下落が待っていました。
まあ、機関投資家は短期間でも稼がないといけないですからね。
売りを仕掛けていた人からすると、下がって欲しかったでしょうし、買っていても、最近の下落から利確したいという心境になってもおかしくないです。
ここから相場はどうなっていくのか?
昨日、じっちゃまで有名な広瀬孝雄氏の講演を聞いていましたが、今年はもしかしたら秋の深押しは来ないかもしれないと言っていました。
それを信じるのであれば、ここで買うのが良いかもしれませんが、過去のデータに基づくのであれば、下落を待つというのも一つです。
7月から8月にかけての下落で、相当トラウマになっている人も多いでしょうし、私もその一人です。
7月までは、どんなニュースがあっても上昇しており、持たざるリスクを強く意識させられるような相場でした。
けれども、7月11日を境に少し変わってきています。
セクターローテーションは見られるようになっていますし、ドル円も転換期なのかというような下落、そして、雇用統計ショックと日銀利上げショック、これらによって、これまで楽観視していた人たちは一気に焼かれたわけです。
特に、ハイレバレッジや信用取引をしていた人たちはかなり痛手を被ったはずです。
といっても、日本株が一番痛手であったようで、S&P500や9%程度の下落で済んでいますけど、円高も考慮すると結構痛みを被っています。
もう退場してしまった人は何もできませんが、まだ生き残っている人は、しっかりとリスクを管理しながら、追撃するときはしていくという姿勢が大事かなと思いますね。
■エヌビディアの決算待ちにやられました
投資信託の収益は、結構ボコられています。
水曜日の市場がエヌビディアの決算前ということで、一旦退避という状況下で下落していました。
ドル円も円高に振れていましたから、株安円高のダブルパンチで下落しました。
といっても、8月上旬の大きな下落を経験していますからね、これくらいの下落だとまだまだ大丈夫です。
投資信託は売りたい気持ちにならないのが一番のメリットだと思っています
翌日約定というのは、注文時には結果が分からない状態で、予想で発注することになります。
もちろん、現金がいる時には、そんなことは言ってられないので、翌日に上がろうが、下がろうが、売却注文をすると思いますが、利確の売却だと、少しでも高く売りたい気持ちになりますから、なかなか売却注文は出せないです。
私が売っている時は、その商品や指数に興味が無くなった時ですね。
明日、上がろうが、下がろうが、今の段階で魅力がないから切るって感じだと思います。
利確したい気持ちにならないというのが投資信託の一番良いところだと思います。
新NISAは非課税枠ですし、1年の投資額も決まっている訳ですから、新NISAを利用するのなら投資信託が良いでしょうね。
■今夜はPCEデフレーター
今夜はまたまた注目のPCEデフレーターの発表です。
月末恒例なので、自分自身も意識するようになってきました。
インフレ鈍化をしっかり確認するためには、PCEデフレーター前年比予想2.6%(前回2.5%)、PCEコアデフレーター前年比予想2.7%(前回2.6%)、これらがしっかりと予想と一致、もしくは予想よりも0.1ポイントくらい下がるというのが良い感じです。
前回よりも高めの予想となっているので、前回と同じ結果であれば、予想よりも下がって好都合ですね。
これらが良い結果の場合には、株価は上昇していくでしょう。
ドル円はどうなるか分かりません。
今夜はこの結果を見守ってから、米国相場に挑みたいと思います。
広瀬孝雄氏の講演を聞いて、今は少し買い時かもしれないと思い、日本市場売買のレバナスETFを追加投入しました。
これが吉と出るか凶と出るか、これは全く分からないです。