春休みに突入していますが、実質、新3年生の位置づけの娘です。
中学3年生は受験学年ですから、塾ではすでに3年生の内容にどっぷりと入っています。
中学生の中で最も難しい内容になる中学3年生。
これまでの2年間と同じような感覚でいると、中3の内容で足元をすくわれます。
実際、中2までは成績が良いが、中3になると急に成績が落ちる人がいます。
これには2つ理由があって、一つは勉強を舐めていること、もう一つは周りが頑張りだすということです。
中2までの内容というのは、それほどたいしたことは学習していません。
2年間かけて勉強はしていますが、よく言われるのが、1回の夏休みにしっかりと勉強すれば、中学3年間の内容は終えることが出来ると言われています。
その中でも中3の内容がほぼ大半でしょうから、中1と中2の内容なんて本当にたいしたことありません。
理社は単元学習なので、積み上げではないですから、中1~中3でそれほど難易度が変わる訳ではないですが、一番違うのがやはり数英でしょうね。
主要な2教科は積み上げである上に、中3に中学で習う真の部分を凝縮しています。
ある意味、中1と中2は中3で習うものを理解するための助走期間のようなもの。
中3で中途半端な勉強の仕方をしてしまうと、すべてが台無しになります。
まあ、そんなこというと、高校数学を理解するために中学数学があるみたいなものですからね。
積み上げの教科ってそんなものだと思います。
■高校受験組も数学先取りはやりたいが
数学は先取りした方が良いと大学受験を担っている塾講師からは言われます。
実際、中高一貫校は先取りしているようなもので、中学3年間分を中2までに終わらせ、中3で数ⅠAを学習し、高2で数ⅡB、理系先行であれば数Ⅲも入れ込むような感じです。
いかに中学数学を早く終わらせて、高校数学に入れるかが全てです。
一説によると、高校数学は中学数学の5倍あるとか、勉強時間では10倍とか言われています。
大学入試は数学で決まると言われていますが、中学受験も算数で決まりますから、基本的に受験は数学で決まるんですよね。
というか、同じような偏差値帯の学生で、差がつくのが数学なんですよね。
中には英語が超苦手という男子もいますが、そういう人って数学がとてつもなく飛びぬけていて、それだけの一芸入試で突破してしまう人もいますから、数学が得意であるというのはかなりの武器です。
本当なら、中学3年生の段階で数ⅠAに入りたいところではありますが、高校受験組はそれができません。
受験を置いておいて、先に進めていくというのはかなり難しいといいますか、勇気がいるのです。
なので、高校受験組は先取りを半ばあきらめている人が大半だと思います。
■高校受験組が勝つ方法
高校受験組が数学の先取りをしてなく、中高一貫校の学生に勝つ方法は以下の2つをやり切るしかありません。
一つは、高校入試の数学の難問を解けるようにしておくこと。
もう一つは、英語の実力を引き上げておくこと。
まず、数学に関しては、高校入試の公立高校レベルではダメなようです。
私立の難関校の入試問題を少しでもやっていって、そのベースとなるものを習得しておくことが必要なようです。
あくまで入試問題なので、初見問題で解けるというのは難しいと思いますし、どちらかというと、半分でも解ければ合格点ですから、解けなくても当たり前。
そのような状態であっても、私立の難関校の問題が解けそうになるレベルまで自分を引き上げておくことが重要です。
そうすることで、中高一貫校と同等まではいかないけれど、戦える地頭を付けることができます。
■英語の努力は避けされない
もう一つは、できるだけ英語の実力をあげておくことです。
これは、教科書レベルの話ではなく、別の視点で英語力を上げておくということです。
やはり一番良いのが、英検の合格級を上げること。
昨日の記事でも書きましたが、最低限は準2級、できれば2級まで合格したいですし、準1級まで上げておくと、難関大学を目指せる英語の土台はできていることになります。
もちろん、文法は中学レベルですし、解釈なども学習していませんから、リーディングの問題はなかなか難しいですが、英単語を覚えることはできますし、リスニングやライティングで点数を取ることは十分に可能です。
英語の教科書カリキュラムとは別の勉強になりますが、英検の合格を目標に進めるというのは重要になると考えます。
実は、今日の記事はもっとユルユルな内容を書くつもりで記事を書き始めました。
なぜか、大学受験のベース的な話になってしまって驚いています。
明日は、もう少し緩い記事にします。
書きたかったのは、勉強面で優等生になることのメリットだったのですが。(笑)