先日、YouTubeを観ていて感じることがありました。
教育系ユーチューバーの人が言っていたことなのですが、「塾生で勝手なことを始めてしまうのが困る」という内容でした。
塾講師の人なので、塾から教えていること以外のことを始められると指導が難しいという話でした。
まあ、塾講師の人からすれば、その通りだと思うのですが、私の意見としては、塾も生徒もいろいろありまして、そう簡単ではないかなと思います。
このユーチューバーの方の個人指導形式だと全てを相談することもできると思いますが、集団授業塾の場合は、テキストを配布して、授業をして、個別対応はほぼ無いですからね。
結局、自分で勉強する内容を考えないといけないんですよね。
気になって質問してみても、アドバイスをしてくれるのは、塾から配布しているテキストを回すことです。
これって、一般的な生徒としては正しい勉強法なのだと思いますが、塾生の中で上位に食い込もうとする場合はこれでは全く戦えません。
■配布されたテキストだけでは戦えない
私のこれまでの経験上、学校や塾が用意するテキストのみ、先生がいうテキストだけでは、上位生とは闘えないということが分かっています。
学校や集団塾の先生は配布しているテキストが全てだと思っている人も多いですし、追加学習をしたくて相談しても、テキストを回すということをアドバイスされることも多いです。
以前に、一番笑ったのが、公立中高一貫校の学校説明会で、「何で勉強したら良いのか?」という質問が多いから、その回答としては「小学校でやっている市内統一テスト」と言っていました。
もう、いやいや!あり得ないでしょ!って突っ込みましたわ。
周りの保護者は無反応でしたが、そのテストを復習するだけでこの学校に合格できるわけないでしょって話ですわ。
先生というのは、本気なのか、建前なのか分かりませんが、平気でそのようなことを言うので笑ってしまいます。
これを真に受ける人がいたらどうするんだ?って思うんですよね。
普通に考えて、上位生の人達がそのような授業テキストや模試テストだけで勉強している訳ないでしょ。
それで上位生になれるなら、誰でもなれるわ!って話なんですよ。
なので、先生の言うことを信じれないという保護者の気持ちは強く同意できます。
■個人指導の場合は相談した方がいい
冒頭に書いた今回のユーチューバーの塾講師は、個人指導塾をやっているので、先ほどのエピソードのようなことは無いと思います。
なぜなら、個人指導塾の場合は、生徒に合った問題集を推薦するので、それを順番にやっていけば良いからです。
けれども、先ほど書いたように集団塾に通っていた経験がある家庭は、先生の言うこと以上の問題集をやる癖がついています。
なので、勝手に別のことをやってしまうというのが起きるのだと思います。
ユーチューバーの方は、ちょっと注意喚起みたいな話をしていました、それはどこに通っているかによって全く変わってくると思います。
やはり、集団授業をうけているような塾生は、その塾で上位生になるためには、やはり配布されたテキストや問題集だけでは難しいです。
配布されたテキストをきちんとやることが前提ではありますが、それ以上のことをしなければ、みんなを抜き去るってことはなかなか困難でしょうね。
■通塾のスタイルに合わせて考える
難しいのは、やはり個人指導塾に通っている場合は、やっぱり先生に相談した方がよいでしょうね。
今回の先生が言うように、個人指導だからこそ、きちんとやるべきことをした方が良いと思いますし、それでも時間的な余裕があるのなら、塾から言われている課題のスピードをもっと上げた方が良いと思います。
集団授業で通塾している場合は、追加の問題集をやることは必要だと思います。
けれども、テキストのレベル帯をきちんと合わせないと、時間をかけてやった割には成績の伸びが悪いってこともありそうです。
この辺りは注意が必要だと思います。
本日は、個人指導塾の先生をやっているユーチューバーの方からの注意喚起を取り上げてみました。
通塾のスタイルに合わせて、先生に相談できるのであれば、やった方が賢明だと思いますし、もし相談できない状態であれば、きちんとレベル帯を合わせるように、教育系で信用できる情報源を確認した方が良いと思います。