なんでも道しるべ

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なぜ株価が急上昇しているのか?答えは「〇〇〇が余っているから」である

コロナ禍で急落した株価が、世界的な経済政策や緩和対策により、急回復しています。

回復だけならず、過去最高値を更新する勢いなのですから、実体経済がボロボロの状況下で不可解な状況だと感じるところです。

この現象を違和感に思えるのは正しい感覚と思います。

余りにもおかしい。

■四半期決算で明暗分かれる

コロナ禍による影響が心配される中、4~6月の四半期決算が各企業で発表されてきています。

大きなマイナスになる企業と、何とか持ちこたえている企業もありますが、驚くのは、このコロナ禍でも大きな収益を上げている企業もあるということです。

どのような環境下でも収益を上げる企業は存在していることが判明しています。

コロナ禍で世界的に大ダメージを受けていても、全企業がマイナス決算になるわけではなく、大幅に儲けた企業があるということが判明したということです。

株式市場に精通しているアナリストは、その辺りの情報は既に取っているのでしょう。

一般人の発想では、どの企業も悪いだろうなと思うものですが、企業決算や株価は全く違う結果になったということです。

■コロナ禍で市場が活性化している訳

企業に勝ち負けが起きるのは、ある意味、それが資本主義の原点です。

コロナ状況下で大打撃を受ける企業もあれば、それをものともしない企業もあるし、逆に特需的な利益を上げる企業もあるということです。

株価の情報は、一般的には平均株価やインデックス指標で雰囲気を知りますが、それが過去最高値を更新する勢いであるということが意味深です。

結局は平均化されるのであれば、本来は平準化するわけですが、勢いが凄いのは何故か?ということです。

答えは簡単で、「マネーが余っているから」です。

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各国が経済政策でマネーを大量に放出しています。

後の世代にツケを回す形であっても、現代の人を活かすために、政策を取っています。

それに株式市場のマーケットが反応しないはずはありません。

そもそも、勝ち負けが起きているだけで、負けている人は自分自身に対処をするべきなのに、それを国が助けている状況です。

「勝っている人は儲けている」ことに加え、「負けている人は助けられている」という状況下ですから、株価が吊り上がってもおかしくありません。

市場にマネーが余っているのです。

■自粛がさらにマネーを余らせる

自粛させられるので、マネーの行く先がないことも影響していると思います。

使い道が消費に回せずに、ダイレクトに株式マーケットに戻ってきているのです。

本来であれば、企業や消費者にお金が回ることで、経済が活性化して、株式にマネーが回ってくるわけですが、それが歪な道筋で起きていると推測しています。

そして、株式の市場でもこれ以上の買い付けは怖いと思っている人も出てきているので、次は、安定的な「金(ゴールド)」にお金が回ってきています。

ここまで来ると危険です。

数年前の仮想通貨と同様に、良く分からない上昇が起きてくるので、それは必ず剥がれます。

いわゆる暴落です。

■売り込む人の背景を知る

市場に関係する人は、このような状況下では投資を後押ししてくるに違いないです。

どのような理由や考察を並べても、結局は、手数料などで稼ぎたいにつきます。

商品を売り込んでくるということは、自分の利益に直結することに違いありません。

コロナ禍の自粛と同じですが、投資をするか、しないか、は自分で判断すべきことです。

自分の資産なので、自分で責任を取らなくてはいけません。

■下手に狼狽して動かないこと

自動的な投資システムを構築し、株価が上昇している時は少なく買い付け、株価が低下している時は多く買い付けるという、いわゆるドルコスト平均法の買い方は、市場が歪んでいないときの戦法だと思うのです。

このような世界的に経済がボロボロで、各国の経済政策が発動し、マネーがジャブジャブに流入している状況下は普通ではないので、ここで市場に入っていくことはとても危険です。

すでに、以前から株式やファンド等を持っていて、市場の流れに任せてある状況であれば、そのまま放置でも構わないでしょう。

注意なのは、今の状況下に狼狽し、通常と異なる買付を積極的に行う状況下では無いということです。