学歴コンプレックスっていうのは、みんな感じていることだと思います。
たとえ、日本の最高峰の東大に行っている人でも、世界の大学にはもっともっと上があるものですし、留学生もいる、語学堪能な人や、数学オリンピックの出るような人もいるとなると、大学名や偏差値だけで語れないところもあります。
なので、大学ブランドだけではないので、ほとんどの人が何らかの学歴コンプレックスを抱えて生きているのだと思います。
今回、「受験生版Tiger Funding」の第二段が配信されました。
虎の講師陣は入れ替えがなかったのですが、来る学生は毎回違うので面白いです。
世の高校生や大学生はこんなものかな?と思える節もありますが、YouTubeで皆の笑いものになって、お金やサポートが手に入るのなら、一発出てみようかと応募するのかもしれません。
講師陣側も予備校やYouTubeチャンネルの宣伝になりますから、10万、20万を出すのは惜しくないでしょうしね。
バラエティー要素で見ると面白いものがあります。
見ている側は、面白い点は笑って済みますが、せっかく時間を使ってみているので、学べる点は学ぶべきかと思います。
どちらかというと、反面教師、こんな受験生にはならないで欲しいなという想いが、親目線からはありますね。
■早稲田のスポ科に行きたい!?
今回の応募者は、東京経済大学の経営学に通っている学生です。
どうしても早稲田のスポーツ化学に行きたいということで、来年の受験にむけた予備校費用ということで、Tiger Fundingに来たようです。
バイトもやっているそうですが、状況を聞いていると、別に苦学生でもなく、大学費用も親に出してもらっているのだと想像できますが、予備校費用が欲しいそうです。
別に勉強時間もそれほど取っているようには思えないのですが、これからは休日に13時間を勉強して、平日は予備校バイトを続けながら、自習をするそうです。
受験科目は、英語・国語・小論文だそうです。
こんな話を聞いていると、早稲田のスポ科が簡単に入れそうな気にもなりますが、世の高校生や浪人生はかなり勉強していることを考えると、この志願者はかなり甘い考えをしているような気もします。
自分の学力に自信があるのかもしれませんが。
私自身、東京経済大学の学力をしりませんから。
最終的には、モリテツ先生の条件付きで、大学を休学して、バイトを辞めるということを条件に、残金を出しても良いという話から、武田塾と篠原塾を加えた3名の先生からお金を出してもらえました。
モリテツ先生は本当に優しいなと思います。
■スポ科にこだわる?早稲田のブランドが欲しい?
この動画内で最も議論になっていたと思われる点は、早稲田大学に行きたいのか、スポーツ科学を専攻したいのか、という話だったように思えます。
先生方は別に早稲田ブランドが欲しいなら正直に言えば良いといっていたのですが、志願者は、早稲田は3割で、スポ科が7割だと答え、あくまで早稲田のスポ科にこだわっていました。
予備校講師人達は、早稲田に行きたいんだろ?ってかなり譲歩した質問をしていましたが、志願者は違うと言い放っていました。
まあ、私のような素人目線から見ても、どう考えても早稲田ブランドが欲しいのではないかと映りました。
もちろん、スポ科に興味があるとか、こだわっているという点は否定しませんが、早稲田になかったら、それほど行きたい学科なのかな?とちょっと不思議です。
未来像も夢も無かったですし。
本人もおそらく混乱しているというか、まだ子どもなのかなと思うところがあるのですが、その辺りは出てくるのなから整理してほしかったなと思いますね。
■考えが甘くないかな?
細井先生もおっしゃっていましたが、Tiger Fundingに出てくるのに小論文の過去問を調べていないのはちょっと論外かなと思いました。
仮面浪人なので、もういつでも過去問に取り組める状況だと思いますし、すでに8月です。
英語・国語・小論文で一本釣りを狙っているのなら、もうすでに過去問に取り組んでいても良い時期だと思うのです。
少なくとも過去問をみて、スケジュールや対策を考えていても遅くないですよね。
そんな立場なのに、ただ出てきて、お金が欲しいというのはちょっと虫が良すぎるかなと思いました。
考えの甘さが伝わったから、自分の予備校受講生の能力や意気込みが高い細井先生やコバショーさんはお金を出さなかったのだと思います。
武田塾は逆転合格を売りにしていますから、このような学生でも支援すると思います。
この程度の見通しの甘さで早稲田に合格できてしまうと、早稲田も軽く入れる大学だと認識されるので、早稲田生にとっても良くないですよね。
単なる親目線から感じたことです。
皆さんはどのように感じられましたでしょうか?