先日、ツイッターで私が勉強法でいろいろと参考にさせていただいているオンライン予備校のコバショー(小林尚)先生の書籍を読み終えたという話を書きました。
ほんとに読むのに時間がかかりすぎまして、会社で昼食をとっている時だけに読んでいたので、1日10分くらいで、数ページずつしか進んでいなかったのです。
内容としては非常に良く、全体的な勉強法から、各教科の勉強法、勉強することの意味、就職や転職として昇進までの内容が書かれていて、本当に凝縮されていました。
まあ、コバショーさんのYouTubeを見ている人なら、一度は聞いたことある内容も含まれていますが、1冊にまとまっていますから、逆にこの1冊を読めばYouTubeの大量の動画を観なくてもよいかもしれません。
とても良くまとまっているので、本を娘に回しました。
■中学生の娘には学校の読書の時間で読んでもらう
中学生の娘は、学校で読書の時間があるようです。
小学生までなら物語を読むようにという指定がありましたが、中学生になると何を読んでも問題ないみたいなので、この本を読んでもらうことにしました。
なぜ読んでもらおうかと思ったのかというと、勉強法よりも、勉強をする意味、モチベーションに関するところが、非常に良く書けているからです。
親目線では実体験も含めて非常に理解ができ、本来なら親から子に教えたい内容ではあるのですが、なかなか表現が難しい部分があります。
その辺りを本でまとめてくれているので、その部分を読めば、なぜ勉強をした方が良いのかという点が理解できると思います。
親は子どもに勉強するように促しますが、子どもはそれをあまり理解しないです。
それは経験の差です。
親は自分自身が体験・経験しているので、勉強の大切さを知っていますが、子どもはそれを体験していないので、理解できません。
勉強が楽しいなんて思えるわけないのですから、少しでも楽になりたい、嫌な勉強から解放されたいと思うわけですね。
そのような誰しも逃げたいと思うことを、少しでも勉強の方に向かわせてくれるのが、勉強する意味を語ってくれる大切さだと思います。
なので、何かしら本を読まなければならない読書の時間に読んでもらうことにしました。
■勉強は質よりも量や時間が一番大切
書籍の紹介ですが、コバショー先生の本はこちらです。
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コバショー先生が書籍のなかで書かれている勉強法は、YouTubeでコバショー先生のことをよく知っている人であれば、特に目新しいことも無いのですが、各教科の勉強法は整理されていました。
大学入試に向けての全体的な勉強に関しては、とりあえず、早く受験勉強を開始して、膨大な勉強量を大量の時間で勉強するしか方法がないということです。
受験生の多くは、勉強の開始が遅いようなので、1日でも早く開始することが大切であり、勉強は質を考えるのではなく、まずは時間と量が大切であるということです。
コバショー先生は、高校生の時、入試勉強に全振りをした際、学校があっても1日10時間以上は勉強していたと言っています。
普通に考えると、学校で授業があるのに、1日10時間の勉強ってどうするのか?という感じですが、もちろん細切れ時間での勉強もしているそうですが、基本は放課後と夜に勉強していたと言っています。
開成高校は授業時間数が少なく、補習もないので、生徒が自分自身で勉強する自主性に任せていたというのは一番の要因かと思いますが、やる人はやるということですね。
そして、そのような人が東大に行くので、開成高校は毎年一番の合格者数なのだと思います。
東大に合格した人が、勉強はまずは量だと言っているので、勉強を質でこなそうとしている人は、そんな要領を考えるのでなく、勉強時間と量を確保するべきかと思います。
当たり前のことですが、勉強はやならければ身に付かないということです。
■学歴は社会人になってもいつまでも付いてくる
勉強法も非常に整理されていて参考になりますが、私が一番関心を持ったのが、コラムの部分です。
大学入試って、偏差値の高い大学に行きたいとか、就職に有利な有名な大学に行きたいとか、そのような出口部分だけを語られることが多いですが、実は、一番寄与しているのが、就職後の昇進や昇格です。
仕事を始めてからは、その時の実績などで左右されると思いがちですが、実は会社内で上がっていくには、学歴はどうなのか、どの大学を卒業したのか、というのがとても寄与されます。
外資系の企業はよく知りませんが、日系の企業であれば必ずいつまでも付いてきます。
仕事をし始めてから、そのことに気づいても時すでに遅し。
中には、就職後に再度大学に進学し直す人も多いですが、それでも、年齢や卒業年という点において注釈が付いてしまいます。
しだがって、現役もしくは一浪や二浪までには、偏差値の高い有名大学に進学し、きちんと学士や修士を取って卒業しておくことに意味があるのです。
この辺りは、親が子どもに教えてあげたいことだと思いますが、なかなか表現が難しいうえに、親の言葉を信じない子どもも多いです。
この本に、文字として本音の部分を情報開示されていることが、とても素晴らしいことだと思いました。
本日は、親や中高生が一度は読んで欲しい書籍を簡単に紹介しました。