なんでも道しるべ

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【共通テストは甘くない】高校生になったら中学と違う勉強スタイルにしないと大学受験は無理ゲー?

娘はまだ中学生ですが、高校生になると今の勉強スタイルから少し意識を変えないといけないんだろうなと最近はとても感じています。

先日も、共通テストとセンター試験の違いをコバショー先生が親に対して語っていましたが、本当に全く違うテストになってしまっているようです。

これまでは、二次試験までの途中部分の基礎基本としてのセンター試験の位置づけだったそうで、極端な話、二次中心で勉強して、年明けにセンターの試験用の勉強をすれば、実力のある生徒は80点、90点は取れていたそうです。

今の共通テストに代わってからは、全く別の試験になったということと、二次までの途中部分に位置するわけでもなく、別の存在になってしまったので、共通テスト用の準備をしないと点数が取れなくなっていると言っていました。

センターの時は直前の勉強で対応できていたが、今は夏休みくらいから共通テスト用の対策を開始しないと、全く点数が取れないということです。

これによって起きた現象が、私立大を第一希望としている人は、共通テストを受けないということです。

共通テストは受験スケジュールの最初にあるテストなので、私立受験者も結構受ける人が多かったようですし、共通テスト利用などの受験方法もあるので、実力試し的な位置づけで受験していたのだと思います。

けれども、私立の出題傾向と全く異なっていますし、さらにセンターよりも難しくなってしまっている今、共通テスト利用なんてコスパが悪いですし、下手に受験して自信を無くすなら、それも一つの選択肢なのかもしれませんね。

実際、今年受験した女子の高校生が、第一志望が早慶で、MARCHも受験、滑り止めは日東駒専という感じだったのですが、その一つの受験方法として共通テスト利用も1つだけ出願しており、また、実力試しのために共通テストを受けていましたが、撃沈していました。

受験勉強はしっかりやっているようですが、共通テストでは7割届かずという感じで、国語とや世界史では5割とかでした。

この現状を目の当たりして、やはり共通テストはちょっと違うんだなと感じます。

東京一工や旧帝大を受けるような受験生はセンターでは8割、9割は当たり前という雰囲気ですが、共通テストでは気を緩めると8割切ることが起きるみたいです。

これらの現状を考えても、中学生の時の勉強方法から、高校生になった時の勉強スタイルというのは見直さないといけないのが、よく分かりました。

そもそも、センターの時でさえ、高校になったら中学と違うと言われていたのですが、それがさらに顕著に表れたと感じます。

■〇〇ゲーと揶揄されていたセンター試験

勉強内容や難易度は、もちろん中学から高校でレベルアップして当たり前で、さらに中学の時の3倍の量と難易度になっていると言われていますから、高校時代の受験勉強ってどれだけ大変かが分かります。

また、これまでのセンターの場合は、二次への途中部分に位置していたので、センターは暗記ゲーだの、計算ゲーだの、「〇〇ゲー」と言われて簡単に対応できるとされてきました。

逆に、上位校を狙う場合、センターで100点とか98点とか、それくらいの点数がとれないと恥ずかしいという感じだったのです。

けれども、共通テストになって一変。

全く違うテストになっているので、いまではゲームに捉えられることはなく、これは共通テストとして正しい問題なのか?的な批判の的になっています。

受験生側からすると、前のセンターの出題傾向に戻してほしいという意見が多数です。

ほんと、人間って調子がいい生き物ですよね。

昔の場合は、簡単すぎるとか〇〇ゲーとか言って、センター試験なんてって意見が多数だったのに、難しくなったとたん、これはダメだろって批判するのですからね。

結局、何が正しいのかなんて無いんですよね。

その与えられたものに対して対応していくしか方法はないということです。

■高校では勉強スタイルを変えないといけない

高校生になったらどのようなことに気をつける必要があるのか。

これは勉強の難易度うんぬんの問題とは別に、自分で考えて勉強するスタイルが必要だということにつきます。

スケジュールとか、自分の弱点とか、志望校合格までに必要な勉強量とか内容とか、これらって人それぞれ違うわけです。

中学の時は、ある意味、無理やり塾のスケジュールや内容に合わせて高校受験する人が大勢いると思います。

高校受験なので、それで対応できたわけです。

一方、大学受験になるとそれが全く違うということで、自分で何をするか、どうした良いかを考えないと、志望校の受験レベルに到達しないということですね。

■学習塾の在り方と選ぶ側

ますます、学習塾は、これまでのような授業をするサービスよりも、勉強のコーチングなどのサービスが必要となるようになったと感じます。

もちろん、分からないところを教えてくれるという勉強面のサポートは重要かと思いますが、それよりも大切なことが今の受験には必須となりました。

みんなと同じことをやっていても合格できない。

これが、今の受験事情だと思います。

親目線からも今の中高生は大変だなと感じます。

けれども、実際に対応できている人がいるから、学力でも差が付いているのが事実です。

知識詰め込みではなく、受験対応力が必要な時代になったのだと思います。