塾選びは難しいと感じています。
自学自習が本当なら一番良い勉強法なのだと思いますが、自分で勉強するというのはなかなか難しいです。
小学生、中学生、高校生で、塾に求めることと、自分が出来ることに大きな違いがあるのだと思いますから、一概にどの学年も同じようなスタイルではいけないというこです。
高校生の場合は、心身ともに成長もしていますし、自分でやる意欲も出てきますけど、中学生の場合はそこまで精神的に成長していないです。
また、自学自習といえば参考書学習ですが、大学受験の参考書はかなり精緻に作られているようですが、高校受験向けの参考書はまだそこまでではないようです。
おそらく、全国的な規模の大学受験と、あくまで地域受験の高校受験の受験の質の差だと思います。
それに、地域の塾の方が情報も持っています。
なかなか東京の塾が、関西のそれも一地域の高校受験事情までは把握できないでしょうしね。
そんななか、私の娘ももうすぐ中学生になりますが、本当ならこれがベストというスタイルがあります。
現実的には塾に通っており、私の望むスタイルは難しいと思いますし、やってみる気もありません。
そんな挑戦をするくらいなら、今の塾でしっかり取り組んだ方が確率論から言っても高いので。
そんな夢的な話でもありますが、自学自習の理想論を書きたいと思います。
■望むべき勉強のスタイルとは
私が一番良いと思っているスタイルは、スタディサプリ+参考書+コーチング+アウトプットです。
なぜこれが良いと思っているのかと概略をいうと、これが自学自習を構築するには一番良いと思っているからです。
塾に通っていると、やはり塾で授業を聞いて、宿題をやって、小テストをやって、模試テストをやるという流れになります。
ある意味、レールに乗れば、あとは進むだけというものなのかもしれませんが、大学受験で難関大学を目指すのであれば、本当なら自分でスタイルを構築していくべきなのだと思います。
それが、スタディサプリ+参考書+コーチング+アウトプットなのです。
■授業はリアルよりも映像で
塾に通っていると、学校よりも先取りで授業を聞くことができます。
それが塾の醍醐味であり、親はそれを望んでいるので、高い塾代を払いながらも通わせているわけです。
けれども、本来なら塾のスピードであっても遅い訳で、スタディサプリなどの映像授業を使って、どんどん先に進んでいく方が良いです。
極端な話、中2の段階で、中学生レベルの基礎が全て終わっていても良いわけです。
けれども、塾も商売ですし、週1回の教科授業でそんなに早く進めるわけもありません。
なので、早いといっても、学校より3ヵ月早ければ良い方ではないでしょうか。
自学自習を目指すのであれば、塾に通わずに、どんどん進めるべきなのです。
■コーチングでスケジュール管理と質問できる環境
コーチングと参考書に関しては、やはりスケジューリングをしてくれる人は必要だと思っています。
小中学生の場合、それが塾であったり、親であったりするのかもしれませんが、自学自習を進めるには、まずはコーチングにより勉強スケジュールを立ててくれる人から学ぶことも必要です。
そのなかで、分からない問題や勉強法に疑問があった時にも相談に乗ってくれるのもコーチングを使う意味では良いと思っています。
私が調べているなかで、このようなコーチングの値段が高いです。
リアルの塾であれば、当然人件費がかかりますから高いですけど、オンラインであっても、そこそこします。
最も安いと思えるコーチングが、実はスタディサプリの個別指導コースです。
これだと月額1万円程度でコーチングを受けられるのですが、これの弱点は、やはり地域性とアウトプットの少なさです。
高校受験は地域性が重要なので、情報をもっている地域の塾は強いです。
また、アウトプットもスタディサプリのレベルだと学校の授業の応用程度であり、難関高校などのトップ校には合格は難しいと思います。
模試テストだけを塾にいって外部受験生で受ければ良いのですが、その場合は日頃のアウトプットが弱いです。
中学生の場合、なかなか自分で制御ができないので、小テストがあるから頑張れるということもあると思います。
■アウトプットを取り入れるのは困難
最後に先ほどもちょっと触れましたが、アウトプットについてです。
高校生にもなると、優秀な人であれば、自分で問題集をやって、自分で解説を読んで、自分で勉強するというスタイルが出来ると思いますが、中学生はなかなか難しいです。
やはり、「次の授業の最初に小テストがある」と分かっていると真剣に復習をして臨みますが、そのような告知がなければ、何もやらずに出席するだけだと思います。
なので、定期的な小テストなどのアウトプットは非常に重要です。
リアル塾に通っていると、塾差はあるにしてもその点は安心できるのですが、自学自習型にすると、自分自身をきちんと制御しなければならないので、中学生では厳しいのかなと思います。
結局のところ、結論としては私の望むべきスタイルは実現性がないのかもしれませんが、高校生になったときに自学自習のスタイルをきちんと確立できるように見守りたいです。