日清食品の「これ絶対うまいやつ!」という袋麺が大人気らしい。
大人気というよりか、とりあえず1回は食べてみようかな?と思える名称というのが人気になった秘訣だと思う。
実際、1回食べてみると、旨いなと思い、もう一度買ってみる気になるし、さらに他の味も試してみようかなと思える。
実際に旨いのも重要だが、まず先に手に取ってみないことには始まらない。
そんなブランド戦略・商標戦略・マーケティング戦略が洗練されて、上手なのだと思いました。
■販売計画量の2倍
これ絶対うまいやつ!は20年9月に発売されたそうです。
私がスーパーで見たのは最近でしたが、格安スーパーでしたので、大型のスーパーであれば、発売直後から店頭に並んでいたと思います。
大ヒット商品というのは、販売計画量の275%になったからだと言います。
計画の2倍以上売り上げているのであれば、それは日清としては嬉しいでしょうね。
会社よりも、開発担当者や販売担当者の方が嬉しいかもしれない。
コロナ禍で麺類の消費支出額が19年を大きく上回っているということなので、その中で、新製品が計画の2倍売れるというのは、さらに後押しになっていると思います。
■パッケージのアレンジがまた良い
実際食べてみると、確かに旨いです。
それは、スープが濃いというのもあるのですが、パッケージに書かれている温泉卵のレンジで簡単な作り方や、ごはんとの相性などが紹介されているので、簡単そうなので、それも一回試してみようかという気持ちになるのも一役かっているように思えます。
麺自体は、茹でていても、なかなか自力でほぐれないので、これまでの麺とは何か違うような気がしますし、安物ではないなという感じはします。
私は濃厚豚骨を食べましたが、スープの味は絶品です。
ごはんと一緒に食べたり、温泉卵も付けて食べたりしましたが、それも最高でした。
他の醤油や味噌も試してみようかと思っていますが、なんにせよ、今は暑いので、あまり家でラーメンを作る気になれないのも事実です。
冬にかけて徐々に試していくと思います。
■ヒットの裏に小遣い性?
全く、話が違いますが、「これ絶対うまいやつ!」の大ヒットの記事を読んでいると、面白い記載がありました。
それは小遣いに関する内容です。
袋麺のターゲット顧客が、お金も時間も少ない30代男性を狙っているという話ですが、それが小遣いの金額に話が進みます。
小遣いで最も多いのが、未婚男性で46,000円/月。
最も少ないのが、未就学児のみいる世帯で28,000円/月。
未就学児がいるということは若者なので、給与も少ないので当然なような気もします。
私がウケたのは小遣いの金額では無く、いまだに小遣い性なのだなという点です。
そもそも、未婚男性であれば、小遣いなんて気にしなくて良いでしょう。
自分の稼いだお金は自分のものなのですから、自分で生きていけばよい訳ですからね。
それに、キャッシュレス社会を普及させるのに、いまだに小遣い性でチマチマやっているのが、私にはよく分かりません。
こんなことをしていると、現金主義からは脱却できません。
小遣い性にしないと自分を律せないようであれば、そんな家庭はキリキリして面白くないはずで、ストレスばかり溜まるでしょう。
■小遣い性は昭和的価値観
いまや時代は変わりつつあります。
小遣い性にしなければ、家計が回らないのであれば、副業すれば良いだけのこと。
キャッシュレス時代であり、情報化社会の時代に、いまだに現金で小遣いをやるようなそんな昭和的な発想はやめるべきです。
誰かに縛られないと、誰かに決めてもらえないと、自分を自分でコントロールできない大人はダメだと思います。
世の中の流れを見て、自分のやっていることが世間と乖離していないかを常に意識するべきだと思います。
まあ、こんなことだから、いつまで経っても日本からブラック企業が減らないわけですね。