CASTDICEのコバショーさんが、YouTubeで高1から始める東大受験向けの参考書スケジュールを公開していました。
高1からガンガン受験生モードに入らなければ東大受験に立ち向かえないということでしたが、逆にいうと偏差値50台の人であっても、高1からガンガン受験勉強をすれば、東大合格も夢ではないという感じにも聞こえました。
偏差値50台といえば、そこそこ中堅校の高校です。
逆転合格ができるとなると頑張る気もでますね。
ただ、あとは自分がやるかどうかですから。
高校受験ですでに偏差値50程度の高校にしか行けていないということは、中学のときに頑張って勉強していないという証です。
それをきちんと認識して、気持ちを入れ替えて勉強しなければ、偏差値60後半~70台の進学校に通っている生徒を抜くことなんてできませんからね。
コバショーさんの話を聞いていて、やっぱり先取りは英語だなと思えました。
■コバショーさん提案の東大受験スケジュール
スケジュールの詳細はYouTubeのCASTDICE.TVを見て頂ければと思いますが、結局、高校1年と2年は「英語」と「数学」を勉強することが第一のようです。
理科や社会は、やってもいいけど、どうせ時間を使うなら英語と数学をやって、実際にやり始めるのは2年の秋くらいからかなという感じに思えました。
国語は、一気に伸びないので、少しずつやっていくのが基本で、漢字と古文単語を1年のうちにやっておくと後から焦らなくてよいという感じですね。
さて、英語と数学に関してですが、先に数学のことを書くと、文系と理系では範囲が全くことなるので、ボリュームが全然違いました。
理系の人は、数Ⅲまでを高2の間に走り切らないと駄目ですが、文系の人は、数ⅡBまでで良いので、ちょっと気分的には楽に思えました。
けれども、そもそも文系の人は数学が苦手な人が多いので、数ⅡBをやり切るのも大変なのかもしれません。
学習指導要領が改訂されることで、数Cが復活しますから、これによって、どのように勉強内容が変わるかですね。
私は詳細が分かりませんが、理系の人は区分が変わっただけで実質は変わらないと思いますが、文系の人はちょっと変化があるかもしれませんね。
数学を高2までに標準問題精講まで完成となっていたので、これはめちゃめちゃハードルが高いと思います。
そもそも、普通の高校だと高2までに数Ⅲをやっていないですし、数ⅡBですらちょっと習った感じ程度でしょう。
ここまでできないと、東大受験はスタートラインすら立てないと考えた方が良いのかもしれません。
武田塾でお勧めの基礎問題精講では東大に対しては全くダメだということです。
■英語は高1の共通テスト同日で8割目標
さて英語ですが、コバショーさんのスケジュールでは、実は数学よりも早めの対策になっていました。
高1の間に共通テストで8割とか、高2の共通テスト同日模試で9割以上、東大同日模試で6割というのが目標です。
高1で共通テスト8割というのが、リスニングも入れて8割ですから、リスニングを本格的に高校から始めた人であれば余り点は伸びないと思いますので、リーディングで9割以上取らないといけない計算になります。
結構、鬼です。
英語の完成度を先に高めるのが、コバショーさんのおすすめだということですが、コバショーさん自身、英語が得意科目でアドバンテージがあったからだと思います。
中学から英語を始めて、高校になってようやく英語の単語や文法に力をいれて勉強するような一般的な学生ではあり得ない到達レベルだと思います。
それだけ東大受験のレベルが高いという証拠だと思います。
■英語は早め早めの対策を
我が娘に当てはめると、中学入学時の今の時点では、そこそこ英語ができる方なので、今回のコバショーさんのスケジュールにはあまり動揺が無かったです。
英語に力を入れていない家庭であれば、4年後に共通テスト8割と言われたら、すでに諦めモードになるかもしれません。
今年の共通テストの第1問だけですが、娘は解いていましたから、やってやれなくないかなとも思います。
けれども、今からでもさらにギアを上げて英語の実力を上げる必要があるのは、よく分かりました。
現状の取り組みに甘んじずに、さらに4技能レベル向上に取り組むべきだと思いました。
■オンライン英語指導
娘は、現状、英検準1級の対策として、オンライン英語をやっています。
これは英会話ではなく、英検のリーディングやライティング対策でやっているのですが、これはこれで意外と良いかもしれないと感じています。
なんせ、マンツーマン指導なのに安い価格(2,000円/1時間)でやってくれます。
通学であれば、これほど安い金額では指導してくれないので、これをやる意味は十分にあると思っています。
最初は準1級の一次試験を通過すればOKかなと思っていましたが、コバショーさんの東大入試スケジュールを見ていると、大学受験に向けて、このオンライン指導を続けていくのも一つだと思いました。
次回の記事で、最近の指導内容や使っている参考書など、どんな内容をしているかを紹介しようと思います。