昨日の米国相場で3営業日連続の下髭になっています。
取引の日中は下がるのですが、引けにかけて上がってきて、引値ではプラスで終わっているという相場が続いています。
これは最初売られるけれど、売られ過ぎ、買いたい、と思っている層が多いということを意味していますから、相場にとっては良い材料ってことになりますよね。
かといって、大きく上がらないというのも今の相場の癖です。
これは、今週が雇用統計の週であるってことと、来週にFOMCが控えているという点が大きいかなと思います。
これらが無事通過することが、これからの株価の上昇にとっては必要なのかと思います。
投信の収益に関しても、ほぼ無風状態ですが、実は中身は変わっており、株価が上がっているけれど、為替が下がっているので、収益としては変化なしってことになっています。
最近は、利下げ期待の確率が上がってきて、円高基調になってきました。
雇用統計の結果次第では、140円台突入も考えられるかな?と思っています。
そうなると、ドル建て資産は一気に含み益が削られてきます。
新NISAから投資を始めた層は、4月の相場の下落であったように、利益が削られる、含み損になるってことで、退場者がまたまた増えそうな気配がします。
為替なんて、本当に読めないですからね。
明日、円高になっているのか、円安になっているのか、こればかりは本当に運というか、なるようになるしかないです。
だからこそ、為替は気にしないって意識で投資をした方が賢明ってことになります。
■株価は上がっても、為替で下がる
投信収益率は最高値から3%弱の目減りがありました。
株価よりも為替の影響によって下がってきている部分もあるので、追撃入金を考えるなら、株価自身が下がっていないといけないと思っています。
今は高値圏で変動している感じですから、まずは今の積立投資を継続ということが前提になりそうです。
これから、雇用統計の発表やFOMCの結果によっては、もしかすると、大きな調整になるかもしれませんから、その場合には、追撃入金を考えていきたいと思います。
株価が上がって、為替で下がるというのは、持ちつ持たれつの部分があり、少し前は、株価で下がって、為替で上がるってことも頻繁にありましたから、こればかりはどうすることもできません。
2022年は利上げショックだったと言われますが、実のところ、それはドル建ての話であって、円建てではあまり下がっていなかったです。
これは為替が良い方向に影響していたというのが大きいです。
実際、私は米国株式のファンドを積み立てていましたが、株価が下がっていましたが、円安効果はそこまで暴落のような感じは受けませんでしたからね。
これからは、2022年の反対になる可能性だってあるわけです。
■雇用統計とFOMCを控えて
米国市場の1日のボラティリティを見ていると、上値は抑えられているような感じがありますが、底堅い感じもします。
下がっても、これ以上は下がらないってポイントがあるので、下の方で揉み合うと、いつの間にかスルスルと上がっている感じが多くなっています。
だからこそ、下髭が長くなっているのでしょう。
金曜日の下髭が長かったので、それ以上に下がらなければ、底で拾うっていう人が多いような気がします。
特に、ハイテク企業の決算がひと段落していますから、下げる材料もなければ、上がる材料もないんですよね。
重要な経済指標の発表待ちか、FOMCの結果待ちというのが大きいと思います。
それまでは、買い増しもしないで、ポジション整理もしないで、しっかりとガチホしたいところです。
下がったら買い増ししたいですが、それも結果の内容によると思っています。
明らかに、予想よりも大きな差の結果だった場合には、これはハードランニングやリセッションを意識しないといけないですから、ポジションの持ち方も考えなければなりません。
そうでない調整であれば、押し目買いのチャンスになると思っています。
今週金曜日と来週が楽しみです。