めちゃくちゃ爆上げの米国市場でした。
トランプ大統領の誕生が確定し、米国市場は私の記憶ではあまりないほどの熱狂ぶりでした。
特に、NASDAQ100などはボラティリティが高いので、3%程度の爆上げは何度も見たことがあるのですが、S&P500で2%台後半というのは驚きます。
加えて、全銘柄が上昇しているようなオールグリーン市場でも無いんですよね。
上がっている銘柄は大きく上がり、下がっている銘柄もきちんと下げる。
これがトランプ相場なのかと思うほど、上昇と下落の銘柄がハッキリしていました。
それでいて、NYダウ、NASDAQ、S&P500が大幅上昇ですから、それだけ固有の銘柄の上昇が凄まじかったということです。
■この市場で下げた2銘柄
私自身のポジションは、S&P500や全米をコアとし、FANG+やレバナスなどをサテライトにしています。
他にもちょこちょこと商品は持っていますが、もっぱら、これらが主商品で保有しています。
なので、プレマーケットでNYダウがかなり上昇していて、NASDAQ100が上昇率が乏しかったので、トランプラリーではバリュー株なのかとちょっと寂しかったですが、実際に市場が開くと、NASDAQ100のハイテク銘柄もそれなりに上昇していました。
もちろん、NYダウ指数の方が上昇していましたし、金融銘柄を中心に爆上げしていましたけどね。
面白いと思ったのが、FANG+銘柄の10銘柄でもきちんと優劣がついたということです。
ハイテクの10銘柄のうち、8銘柄は上昇していましたが、2銘柄は下落していました。
このような市場雰囲気で下げているというのが、FANG+銘柄ではかなり珍しいです。
その2銘柄は、メタとアップルです。
メタは、確かにトランプ大統領が4年前に負けた時に、インスタから追い出すことをしましたから、これは反トランプだと思われ、売られてもおかしくないかなと思います。
アップルに関しては、おそらく、中国との関税激化で利益が減ると思われたのだと考えられ、中国銘柄が下落したことからもアップルにも影響が来たのだと思います。
このご祝儀相場でこれらが下げたことには驚きましたね。
■裏切り者相場の始まり
この上昇により、米国株高、円安になっています。
為替は7月上旬の160円まではあと一歩ですが、154円まで上昇しています。
今日の夜の資産更新では、おそらく耐高値まで上昇していると思っています。
8月の下落で、レバナスを一旦退避させ、そのあと買い戻しましたが、株数が2/3まで減らしてしまいました。
その分、下落時に投信で買い集めはしていましたが、おそらく7月上旬の投資状況に比べると、ちょっとまろやかになっていると思います。
それでも、おおよそ、7月上旬レベルまで回復してきましたので、同じように米国株投資をしている人達は同じような最高値資産になっているのではないでしょうか?
主要指数が最高値更新しています。
加えて、円安もそこそこ戻ってきています。
こうなると、日本人投資家としては、ほとんどの人がプラス状態になっているはずです。
ここからは裏切り者勝負となるわけです。
誰が最初に利益確定で逃げていくのか、そこから短期的な頂点が決まっていくことになるでしょうね。
今晩の米国市場は楽しみです。
連騰しなくても、この水準で維持できるのか。
それとも、下落して、昨日の上昇分を吐き出してしまうのか。
注目したいと思います。