資産形成・資産運用をしていると、人生を楽しむ趣味にかけるお金の金額や、その種類に悩むことがあります。
特に真剣に資産形成をしようと思っていると、この悩みは深刻です。
趣味という定義は難しいもので、ある人からすると趣味ですが、ある人からすると必需品だったりするわけで、それはその人の価値観によって変わってきます。
そのものが無いと生活が成り立たない場合は、必需品となることがありますから。
世間でそれに該当するものといえば、「一服に用いる葉っぱ」がそうなのかもしれませんね。
今日の記事ではそれに関して書きたいわけではないので、期待された方は申し訳ありません。
私が一番悩んでいるのは「車の買い替え」のことなのです。
先日の記事でも書きました。
車の悩み…買い替えるか?そのまま乗るか?いつ買うか?壊れるまで乗るか? - なんでも道しるべ
株式関連の資産運用のことを少し忘れるくらい、車の買い替えは短期間でかなり悩みました。
そして、一つの結論にたどり着きました。
その結論は『買い替え決定!』です。
それも、趣味嗜好が存分に含まれた車種を選定しています。
いつかこのブログでもどんな車種なのかを発信したいと思いますが、今のところは書きません。
なぜなら、『まだ乗り換えていないから・・・』です。
今日は、人生においての対極に位置すると思っている、「資産運用」と「趣味へのお金の使い方」について、だらだらと書きたいと思います。
■資産運用と対極の趣味
まず、資産運用ですが、私のポジションとしては、まだまとまった資産が無いので、資産形成のステージだと思います。
その資産を蓄えることを常に考えていると、頭の中が基本的にケチになります。
このケチ根性は別に悪い意味で言っているわけではありません。良い意味です。
資産を形成する人は、ケチにならないと難しいと私は思っています。
やはり少しでも無駄を排除することで、小銭を貯め、そして投資をする。
インカムゲインとキャピタルゲインで入ってくるお金は基本的には小銭の集合体です。
一つひとつは小さいですが、まとまってくると大きくなりますし、成長することでさらに大きくなります。
それが複利の効果であり、複利とはそういうものだと思っています。
したがって、一瞬で大金持ちにはならないですし、仮に一瞬で大金を得られるような資産運用としているとしたら、それは一瞬のうちに破産するリスクがあるということです。
それに対して、趣味につかうお金はどうでしょう?
資産形成に対しては対極に位置し、ビンテージ物ではない限り、価値は自分にしかありません。
さらに、インカムゲインもキャピタルゲインも発生させないので、無駄そのものです。
複利により資産を蓄えようとして運用している者からすると、基本的には趣味に使うお金はできるだけ排除していきたい種別のもので間違いないです。
■悪魔の誘惑に負ける
さて、今回のターゲットは「車」でありますが、車が必要か、必要でないか、と問われると我が家の場合は必要です。
したがって、車を所有しないで生活できる人は、ある意味悩まなくて良いので幸せです。
この必要性に関しては、先日の記事で書きました。
車の悩み…買い替えるか?そのまま乗るか?いつ買うか?壊れるまで乗るか? - なんでも道しるべ
車所有に関して、究極論として「移動ができれば何でもよい」という考え方があります。
その考えに関しては、私は反論ありません。
割り切って車を考えているので、その考えで車を選別するのは良いことだと思います。
しかしながら、実際に購入しようと思うと、「こんな車に乗ってみたいな~」という悪魔の誘惑に戸惑わされます。
私もそれにやられてしまいました。
やっぱり移動できればなんでも良いと割り切ることができなかったのです。
今回は、買おうと思っている車種は記しませんが、やはり趣味に走ってしまった自分がいます。
言いわけとしては、妻が「せっかく買うなら乗りたい車に乗りたい!」と言われ、説得させたということにしておきましょう。(笑)
実際は、私が積極的に選んでいたのですが・・・
■趣味部分のお金の表し方が変だと思う
さて、今日の記事で書きたかったことですが、このような趣味的要素が含まれる『車』に対する世間の意見が、マネーで考えると変なのでは?と思ったことがありました。
車の車種の選び方は、人それぞれで好みがありますから、隣の人がなんでこの車に乗っているのかな?と不思議に思うことが多いはずです。
だから、世の中にはたくさんの種類の車があり、実際に走っているわけですからね。
しかしながら、その不思議だと思える疑問に対し、ネット上で「こんな車に〇〇〇万円払う感覚が分からない」という表現があまりにも多すぎます。
私が疑問を呈しているのは、どんな車を選ぼうが人の好みだろ?と言いたいのではなく、マネーの金額の表し方がおかしいと言いたいのです。
車の所有・非所有の議論であれば、総額の金額の有無について疑問を呈すのは間違いないと思いますが、車の車種違いの言い分であれば、「総額」ではなく「差額」に疑問を呈さなくてはいけません。
例えば、あるベーシックな車種が総額300万円で購入できたとします。
同じようなスペックの別メーカーの車種があり、それが500万円したとします。
その場合、「こんな車に500万円払う感覚が分からない」は×で、「こんな車に200万円のプレミアム額を払う感覚が分からない」が〇だということです。
世のなかには、プロのFPを掲げている人であっても、この間違いをしている人が多いです。
すべてにおいて、最低限かかるお金があります。
したがって、趣味嗜好で選択した場合、総額全てが趣味のお金というわけではなく、プレミアム額の差額が趣味のお金だということです。
この感覚を間違えると、お金の使い方と資産形成の仕方を間違え、最終的には面白くない人生を送ることになります。
人は生きている限り、必ずどこかでお金は使うものなのですから、プレミアム額とそれを選択する感覚を身に付けることが大切です。