なんでも道しるべ

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【どっちが正解?】不得意科目の克服?得意科目を伸ばす?偏差値を上げる効果的な方法とは

入試は得意科目があれば、不得意教科があったとしても、合格最低点にたどり着ける。

このような話を和田秀樹先生の書籍で見たことがあります。

これを読んだときは、点数を上げるには、不得意教科から勉強するべきと思っていた私にとっては衝撃的でした。

なぜなら、80点の得意教科で10点上げるよりも、40点の不得意教科で10点上げる方が楽だからです。

この言い回しには裏があって、大学入試の不得意教科の切り捨ては高2からということではあるのですが。

とはいえ、このような発想は私の中では王道に反していると思って、衝撃的だったことを覚えています。

そんな中、先日、新中2の娘が通っている塾の模試テストで、驚くような結果がでました。

これまで、5教科で偏差値64台が最高で、4回ほど偏差値64台だったのです。

偏差値65の壁はキツイなと思っていたのですが、急に前回の模試テストで偏差値70オーバーを叩き出しました。

この一気に急躍進したのには驚いたのですが、これの裏にあるのは、得意教科による点数の稼ぎだったのです。

それを実体験した時、和田秀樹先生の言っていることが腑に落ちました。

今日は、入試における不得意教科と得意教科の現況の戦術についてです。

■得点奪取には不得意科目の克服が正解?

入試は受験科目の総合得点で争われるのはご存知のとおりです。

極端な話、どの教科・科目で得点しても、1点は1点ということになります。

もちろん、重み付けを実施するような特別な場合は除きますが。

人間だれしも、得意教科と不得意教科がありますので、それで悩まれる人が大半です。

どれも均等に同じレベルという人の方が珍しいのではないでしょうか。

入試においては、合格最低点をクリアすれば合格なので、どの教科で点数を稼ぐのかというのが戦術になるということです。

模試テストなどにおいては、合否があるわけではないので、他人との比較のために、偏差値を指標にしています。

偏差値も得点と同じ意味で、総合偏差値の場合は、どの教科で得点を稼ぎ、それによって偏差値を上げるのかが戦術になります。

冒頭にも書いたように、私は、不得意教科を克服していく方が、得点アップは近道だと思っています。

80点を90点に上げるよりも、40点を50点に上げる方が楽です。

それは、残り20点分の比較的難易度が高いものから10点を取るよりも、残り60点分の基礎基本も含まれている部分から10点を取る方が楽だと思っており、実際そうだと思います。

けれども、最終的には、得意教科で点を稼ぐ方が良いというのが、和田秀樹先生の戦術です。

■他人と差をつけるには得意科目が鍵

今回、娘の模試テストで気づいた要因は、英語が一気に難化したことからです。

英語は昨年まではそれほど難しくなく、平均点も70点台くらいでした。

ところが、文科省の学習指導要領が改定されたことがきっかけで、英語の難易度が一気に上がりました。

それにより、模試テストの平均点が30点台までに落ち込んだのです。

娘自身も、過去問をやってる感じでは、常に90点以上は取れていたので、安心して模試テストに望んでいたと思います。

それが、帰ってくるなり、英語が難しすぎると言っていました。

どこかどれだけ難化したのかは私には分かりませんでしたが、娘が言うには、「私が自己採点で80点台ということは、かなり難しい」ということです。

娘は英語にはそれなりの自信を持っていましたので、80点台を取るなんて思ってもみなかったのだと思います。

結局、蓋を開けてみたら、平均点が30点台で、娘の英語の偏差値は70を悠々に超えていました。

今回は、英語だけでなく、他の教科でも点を稼いだものがありましたが、英語の平均点からのギャップはかなりインパクトがあったと思います。

それが、5教科の総合得点の高偏差値に繋がったと予想されます。

■入試も戦術が大切である理由

不得意科目を克服するというのは非常に大切です。

食らいつくという意味で、不得意科目の出血を減らすというのは正しい戦術だと思います。

とはいえ、難問ばかりの入試で、平均点が30~40点台程度のものであった場合、得意科目で一気に差をつけるというのも大きな戦術の一つだということです。

入試の合否や模試の偏差値というのは、自分との闘いだけでなく、他人との闘い、比較があります。

したがって、他人に食らいつく方策と、他人と差をつける方策が必要だということです。

今回、難問の英語で、一気に差をつけることができたことが、5教科の偏差値アップに繋がりました。

偏差値65がなかなかクリアできなかったのですが、英語が難化することで、一気に70をクリアしたのは非常に驚きです。

もちろん、英語以外の数国もそれなりの偏差値をキープしていましたので、耐えたということもできましたし、理社では得点を稼ぐことも出来ていました。

とはいえ、比較的平均点が高い教科は他人と差が付きにくいのも事実なわけです。

東大がこれほどまでに難しい問題で、受験生を迎え撃つ理由が分かったような気がします。

テストが難しくないと、他人と差が付けられなく、真の実力を測ることができないからです。

平均点が低い難問のテストを受けさせることで、実力がある人が上がってくるという仕組みを作っているのだと思います。

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入試も一つ一つの戦術で対抗できるということが、今回の模試テストで、親の私が非常に勉強になりました。