6月末から7月上旬は、定期テストの真っ最中だという人も多いのではないでしょうか。
娘も中学生になって2回目の定期テストでした。
学期末の定期テストは副教科もテストをしますから、範囲だけでなく、テストの教科も多いので準備が大変です。
1日でも早く準備を始めるのが良い成績を取る秘訣であるのは間違いないと思います。
ただ、単に量をこなしていたとしても、方法に問題がある場合、成績は伸びません。
最終的には勉強量が必要ですが、質にもこだわって勉強すべきかと思います。
■狙いは各教科100点の500点満点
定期テスト勉強において、最も重要なことは目標を持つことです。
何事も目標がなければエネルギーは沸いてきません。
テストで何点取るとか、5教科で何点目標とするとか、など、まずは目標を立てることが大切です。
我が家の場合は、常に全教科100点の5教科500点満点を狙おうと言っています。
なぜ100点を狙うのかというと、100点を狙って、ようやく90点以上95点周辺に落ち着くからです。
テストというのは、一生懸命勉強しても必ず穴があります。
また、ミスも犯します。
そのため、100点を狙いにいっても、1~2問は分からない問題に遭遇しますし、1~2問はケアレスミスをするものです。
ケアレスミスは無いに越したことはないのですが、完璧な答案というのはなかなか難しいです。
したがって、3問くらいは何らかの理由で間違えると思っていて間違いないです。
各問が1~3点くらいだとすると、3点~9点くらいは落とすということです。
これらの理由により、常に100点を狙って、ようやく90点以上95点周辺になるという意味です。
■広く攻めて、弱点は深く
勉強内容や方法についても、いろいろと試行錯誤しています。
中学になる前までは、ワークを3周するとか、学校のワークと教科書準拠のワークを使うとか、成功している人の方法を参考にしようと考えていました。
ただ、実際にその時になってみると、学校のワーク以外にも、塾から配布される膨大なワークもあり、なかなか3周を回すというのは難しいという現実がありました。
そこで、考えた方法としては、「広く攻めて、弱点は深く」という戦法です。
絶対的な時間として、5教科プラス副教科の膨大な教科数を全ワーク3周やるなんて無理だということが分かりました。
全ワークというのは、どの教科も3冊から4冊はありますし、さらに過去問と学校のプリントやノートの見直しもあります。
これらを全て何も考えずに3周やるのは相当な無駄があると考えたのです。
したがって、「広く攻めて、弱点は深く」という方法が良いということです。
具体的には、大量のワークや過去問やプリントをやっていると、何度も何度も似たような問題に出会います。
よって、自分が理解できている問題はすでに何問もやっているので、3周もやる必要がないのです。
逆に一度間違った問題は、もしかすると、そのワークにしか掲載されていない問題かもしれないですし、聞き方が違って、他と混同しているのかもしれない、勘違いして覚えているかもしれない。
なので、一度間違った問題は二度目をやる、そしてさらに間違った問題は三度目もやる。
最後に、テスト前日には一度間違った問題と二度間違った問題は再チェックとするという弱点は深く対策をするという方法です。
このようにすることで、広く攻めて、弱点は深く、勉強することができます。
■教科別勉強内容
ここからはさらに教科別の勉強内容をご紹介します。
娘の場合は塾にも通っていますし、スタサプも登録していますし、教科書準拠の市販ワークも買っているので、同じ境遇の人はいないかもしれません。
けれども、95点平均を狙うのであれば、これくらいは勉強した方が良いという基準としてご紹介します。
・数学
- 学校のワーク
- 塾のワーク(2冊)
- 市販の教科書ワーク
- 過去問
- スタサプ演習
- 学校や塾の配布プリントの見直し
- 教科書の章末問題
・英語
- 学校のワーク
- 塾のワーク
- 市販の教科書ワーク
- 過去問
- スタサプ演習
- 単語の暗記
- 教科書の例文を全暗記
・国語
- 塾のワーク
- 市販の教科書ワーク
- 過去問
- スタサプ演習
- 漢字の暗記
- 授業ノートやプリント
・理科
- 学校のワーク
- 塾のワーク(2冊)
- 市販の教科書ワーク
- 過去問
- スタサプ演習
- 授業プリント
・社会
- 学校のワーク
- 塾のワーク(2冊)
- 市販の教科書ワーク
- 過去問
- スタサプ演習
- 授業プリント
当然ながら、上記が必須項目であり、これらを勉強する中で自分の弱点は何度も勉強する必要があります。
これが、「広く攻めて、弱点は深く」の意味です。
1教科でこれだけの演習量をこなすと、似たような問題を複数解くので、同じワークを3周する必要性もありません。
実際、同じワークを3周もやっていたら、全部は終わらないです。
勉強は、分からない問題、難しい問題、自分の弱点問題を何度も勉強するから意味があるのであって、分かっている問題を解いて正解したからといって、それは気分が良くなっているだけであり、勉強にはなっていないという意識が必要です。
■まとめノート作るなら、演習まとめノートを作ろう
最後に、テスト前に「まとめノート作り」をやっている人がいたら、それはすぐに止めるべきです。
まとめノートを作りたいのであれば、演習をやって、その答えをまとめたノートにするのです。(ルーズリーフの方がお勧めですが)
その演習まとめノートの方が、テスト直前には有効で、自分が解いた答えを見るだけで、どんな問題だったかと呼び起こすことができます。
テスト当日の見直しなどでは、その答えを流し読みするだけで、かなり効率の良い復習ができます。
まとめノートを作るくらいなら、テストで良い点が取れるようなノートを作るべきです。
本日は、中学校の定期テスト勉強のやり方について書きました。