ドル円が大変なことになっています。
7月の1ドル160円超えから円高へ急降下してました。
一時期140円を切るくらいの円高局面だったわけですが、それからようやく反発の兆しです。
これまで極端な円安に歯止めをかける意味で、為替介入を何度か実行されていましたが、やはりドル円は日米金利差の影響が一番強いということが良く分かりました。
ここから円高に行くのか、それとも円安に戻るのか、これはなかなか難しい予想ではあるのですが、これも結局は金利差による先読みが起きています。
急激な円高になった要因は、日銀が追加利上げを実施するのではないか?という憶測からでした。
そして、米国も金利を下げていくという状況から、利下げの速度が下がっていくのでは?という推測も相まって、一旦は円高になっていたところから、円安に巻き戻しがあったということです。
このトリガーになったのは、やはり日銀と首相であり、日本の首相が石破さんに変わったことで、利上げが加速するかもしれないという憶測から決選投票が買った直後から円高になっていました。
けれども、昨日、日銀の植田さんには何も言わなかったようですし、さらに緩和的な状況を継続する的な発言もしたようなので、これはなかなか日本が利上げできないという状況になったということかなと思っています。
米国の金利引き下げもパウエルさんは急がないという発言をしていましたし、これは十分に円安になる要素があると思っています。
このまま円安トレンドになっていくのか、一時期の反発だけなのか、それは誰にも分からないので、FXの相場を見ていくしかありませんね。
■有事は買いだけど、まだ我慢
投資信託の収益は有事によるプチショックでマイナス2%くらいの下落でした。
遠くの有事は買いという投資アドバイスがあるように、ここは買いだと思いますが、もしかしたらもう一段下げる可能性もありますから、初日で買いに向かうのはちょっと浅はかです。
また、高値圏から少し下げただけの話なので、まだまだ十分に高いです。
ですから、ここで買ってしまうと、平均単価を上げることになりかねません。
なので、余程ここから上昇すると思わない限り、短期の下げで買いに向かうのは時期尚早の可能性が高いです。
それに、買った後で下げた時には、この買いによる平均単価上昇は痛いことになりかねませんからね。
VIXも原油も上昇していますが、それでもまだまだ低いですから、買いに向かうなら、もう一段VIXや原油が上昇してからでも遅くないでしょうね。
逆に、この日だけの下落で、すぐに戻してしまう可能性もありますから。
■明日の雇用統計に向けて
木曜日の米国市場は様子見ムードを予想しています。
それは、明日の金曜日のプレ時に雇用統計の発表があり、大注目の失業率が発表されるからです。
8月、9月はこの失業率により相場が大きく動きました。
今月も失業率の結果によって、大きく動く可能性が高いと思っています。
下がるのか、上がるのか、それは誰にも分かりませんし、予想よりも高かったら下げるとか、低かったら上がるとか、それもどこまで本当かなんて分かりません。
けれども、結果を見て、相場が開くまでのプレを見る必要がありますから、木曜日の時点で買いに向かう人はなかなかいないと思っています。
今日はあまり動かないと思いますから、今日はゆっくりと過ごしましょう。
たとえ、大きく上がっても放置、大きく下がっても放置です。
全ては明日の失業率の結果を見ない限り、何も言えませんからね。
市場が望んでいるソフトランディングが来ますように!