セゾン投信からNEWS LETTERが届きましたので、内容の紹介と弱小個人投資家の私の感想を書きたいと思います。
セゾン投信は顧客本位の実践を図っている会社ですので、その面では安心して資産形成ができると私は思っています。
セゾン・バンガード・グローバルバランスファンドは、株式と債券を50:50で運用するアクティブファンドではありますが、構成はインデックスファンドの集合体なので、インデックスに近い値動きをしています。
セゾン資産形成の達人ファンドは、ファンド・オブ・ファンズの株式100%のアクティブファンドです。
さらに、国際分散が主軸のファンドであることも大きな特徴ですが、反面、国債インデックスファンドに比べると手数料が高いことが少々気になる点ではあります。
ただ、国際分散型のアクティブファンドで、+1.35±0.2%の手数料で運用してくれるのは、非常にありがたいことで、アクティブ運用をしたいなと考える人にとっては、セゾン資産形成の達人ファンドは筆頭のファンドであることには間違いありません。
私はその一人で、国際分散型のアクティブファンドで手数料が手頃なファンドは数が少ないので、セゾン資産形成の達人ファンドをiDeCoで積み立てしています。
久々にセゾン投信のファンドのことを書き、前置きが長くなりましたが、6月の実績から書きたいと思います。
■6月騰落率
まずは、2つのファンドの6月騰落率からです。
・6月騰落率
- セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド 0.89%
- セゾン資産形成の達人ファンド +0.32%
株式が軟調な市場環境でしたが、2つのファンド共にプラスの実績でした。
6月後半は株式市場が下落していましたが、プラスで終えられた理由として一番考えられるものが、為替だと思います。
対ドル・対ユーロともに円安に振れており、基準価額にはプラス要因になっているようです。
まあ、為替は良く分からない動きをしますからね。
国際株式投資をしている身からすると、できれば、積立時は円高であった方が本当は良いのです。
株式市場も同じですが、下落しているときの方が口数が増やせるので、本当は好都合であるのです。
ただ、人間は欲深いもので、長期投資と分かっていながらも、短期的にも含み益が欲しいと思えるものです。
その性格には反せないと思っていますので、大きな上昇や下落は要らないけれど、少々の上昇と下落で済んでもらったら、ちょうどいいかなと思っています。
株式市場の影響、為替の影響、どちらであっても、結局は同じだと私は思っていますが、為替は通貨交換レートに対し、株式は経済拡大とインカムゲインなどを考慮した右肩上がりが期待できます。
そういう意味では、為替は円高・円安にどちらに増えるか想定できないので、株式市場が軟調であるときに口数を増やせるほうが好都合かもしれませんね。
■高インベスターリターンを発揮する仕組みがセゾン投信にはある
今月の中野社長のメッセージは、顧客本位の「見える化」についてでした。
金融庁が顧客本位の業務運営に向けての取り組み方針を公表していますが、それを定量的に示す「KPI」も、セゾン投信は先陣を切って公表しているということです。
KPIとは、具体的成果指標の意味らしいのですが、英語はネットをみてもあまり書かれていません。Key Performance Indicatorかな?と書かれている人はいました。
KPI実績が公表されていますが、一番目をひくのが、やはりインベスターリターンです。
セゾン・バンガード・グローバルバランスファンドの基準価額は年率平均で+3.0%ですが。インベスターリターンの年率は+5.4%で、差が+2.4%だったということです。
セゾン資産形成の達人ファンドの基準価額は年率平均で+6.5%ですが、インベスターリターンは+10.5%で、差が+4.0%だったということです。
2つのファンドともにインベスターリターンがプラスというのは、非常に良い結果です。
基準価額の年率も申し分ないリターンで、凄いなとおもいますけどね。(笑)
インベスターリターンは、実際の投資行動の結果が反映されているようで、ファンド売買で「高値掴み」「安値売り」をした人が多い場合、インベスターリターンは低下するとのことです。
基準価額に対しプラスのインベスターリターンというのは、ファンドの仕組みが非常に上手だということと、また関係する投資家が非常に優れていることを示していることになります。
セゾン投信に投資している投資家の人達は、とても資産運用が上手な人が多いことが分かります。
他社のファンドのインベスターリターンというのは、現状あまり公表されていませんが、今後は、セゾン投信に習い、公表してくるファンドが増えてくると思います。
としても、セゾン投信がこれだけ大きなインベスターリターンの数値を出してくると、ちょっとハードルが高くなってしまいましたね。
中野社長のメッセージにも書かれていますが、セゾン投信の積立金額の変更や休止・再開というのは、書面発送となります。
現代では、ネットで簡単に変更できるのが通常なのかもしれませんが、セゾン投信はアナログな方法を貫いています。
それには理由があり、投資家が投資行動において、合理的には誤った判断をする人が多いからということです。
このような仕組みを貫いているのも、セゾン投信がインベスターリターンが高い要因の一つになっているのかもしれませんね。
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