先日、共働き夫婦の有給休暇のルール把握と取得率に差があるというネット記事を見ました。
よくよく考えてみると、私の会社でも有給休暇を積極的に取得している人は少ないような気がします。
実は、私も以前までは有給休暇と取得するのが下手でしたが、今では妻よりも有給休暇を取得している日数が多いです。
共働き家庭が増えており、小さい子供がいる家庭、特に保育園に子どもを預ける必要がある家庭は、有給休暇を確実に活用する必要があります。
本日は有給休暇と働き方について考えてみたいと思います。
■共働き夫婦の有給休暇への認識のズレは喧嘩の種になる
私が有給休暇を取る目的は、ほとんどが子どもの関係によるものです。
授業参観、学校行事の代休、習い事のイベントなどがあります。
もちろん、子どもが熱を出した時には学校を休みますので、誰かが家にいなくてはなりません。
共働き家庭のだれもがドキドキするのが、インフルエンザ蔓延期間だと思います。
いつ子どもが学校で感染してくるか分からないし、もしかすると、会社から自分経由で感染するかもしれません。
最悪パターンは、自分もなって、妻も子供もなって、全2週間程度がインフルエンザでやられてしまうということです。
したがって、有給休暇は6年半以上同じ職場で働けば20日取得できますが、20日でも安心できないと思う人もいるかもしれません。
でも、夫婦2人が必要に応じて有給休暇を取れば、計40日あるので、大抵のイベントや病気などはいけると思います。
問題は、妻は家庭のことを気遣って休んでいるけれど、夫は会社中心で全く休んでくれないというケースです。
これは夫婦喧嘩の種になりますので、世のお父さんは自覚しておかなければ大変です。
■自分が休んで迷惑をかけるなんて思う必要ない
有給休暇の取得方法は、大きくわけで、2パターンあると思います。
1つは、計画的に休暇を取るというケース。もう1つは、病気などで急に休まないといけないケース。
急な場合は、ルール上は欠勤ですが、後付けで有給休暇としてくれる会社がほとんどでしょう。
パートナーに一番腹立たれるケースは、自分自身の病気は有給休暇を使って急に休むくせに、子どもの学校のイベントには計画的に有給休暇を取って休んでくれないということ。
日本人は忖度文化なので、病気でもないのに、自分だけ休むと、会社に迷惑をかけると勘違いするのです。
ハッキリ言って、会社は組織でやっているので、自分一人が休んで迷惑をかけることなんて無いです。
逆に、一人くらい居ないことで、会社の業務が回らないことの方が問題で、それは会社の管理者や経営者の考えが甘いのです。
■会社内に潜む迷惑な人
計画的な有給休暇を取れない原因として、本人の問題もあります。
それは、職務を誰にも教えずに、自分が居ないと業務が回らないようにしていることです。
それを美徳のように、「私が居なくなると、これは誰がやるの!」と言い放つ人がいます。
いやいや、それはあなたが誰にも教えていないからでしょう。と思うのですが。
そんな人は、会社内のメンテナンスなどで、業務が停止しているなどの理由がない限り休まないので、有給休暇取得日数が数日ということが多いです。
下手をしたら、風邪をひいても休まずに他人に感染させる、もっと言うと、インフルエンザの症状が出ていても病院すら行かずに出勤するという最悪人もいるくらいです。
そんな、家庭にも、会社にも、迷惑をかけるような人間にはならずに、もっと家庭を重視した会社人になって、夫婦円満、子どもにも尊敬される大人になりたいものです。
■有給休暇と取得に向けてのアドバイス
有給休暇を取りたいけど、なかなか自覚が芽生えない人へのアドバイスです。
- 会社業務は自分の力だけで回ると思わないこと
- 常に誰かに業務内容を共有化して、いつでも休める体制を整えること
- 子どものイベント予定が分かったら、率先して会社上司に言って、計画的に休むこと
有給休暇を取得せずに、いくら会社に尽くしても、会社は業績が悪くなったら、ボーナスは減らすし、配置換えはするし、リストラも断行します。
それは、会社は従業員のためにあるのではなく、株主いわゆる投資家のためにあるからです。
従業員はあくまで、その対価を受けて与えられた業務をすることです。
管理職になると、その点は少し変わってきますが、管理職であっても休暇を取らないと、精神的・肉体的にやられます。
そもそも私の感覚では、一般職の時に有給休暇を取得しなかった人が管理職になると、部下となった人は最悪な会社業務を送ることになってしまうということです。
有給休暇は、時季変更権が行使される場合を除いて、従業員の働くうえでの権利なのだという認識が大切なのではないでしょうか。
■おわりに
ちなみに私は、今年度は15日前後の有給休暇を取得する予定です。
自分のための休暇はゼロですが、子どもの学校行事やイベント、妻の会社から強制的に与えられるリフレッシュ休暇に合わせて有給休暇を取得します。
学校の行事といっても、会社勤務のように、朝から晩まであるわけでは無いので、意外と朝方や夕方に時間ができて、ちょっとした自分の時間を過ごせるので楽しんでいます。
ネットの記事では、保育園などの送迎も、計画的に有給休暇を取ってやってみるのも良いと書いていました。おそらく、子どもは大喜びなので、それは大変良い事かもしれませんね。