なんでも道しるべ

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「ぬるま湯家計」に陥る9項目・・・当てはまるのは悪いこと?当てはまらないようにすべき?

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ネット記事で「ぬるま湯家計」という言い回しで、家計で過去に困った経験がないことや、家計に負荷がないことで、ぬるま湯家計になりやすいという指摘がありました。

その方がいうには、ぬるま湯家計により、今は困ってないけど今後がなんとなく不安という気持ちになりやすいそうです。

■時代によって必要スキルは変わる

記事からは、なるほどと共感できるものもありますが、記事による過去の経験からは私自身も経験したこともあります。

かといって、同じ経験を子どもにさせた方が良いかと問われるとNOだと言います。

その理由として私が思っているのが、お金で困ると、視野が選択肢が狭まるからです。

裕福に育てて世間知らずはよくないとも思いますが、「若い時は苦労は買ってでも」という感覚は今の時代には合わないと思います。

なぜなら、高度成長の時代は終焉で、労働量に応じた対価を得られる時代も終わりました。

今後はいかに資本をうまく使って、世の中を渡っていくかが勝負だと思っています。

一番分かりやすい例をいうと、昔は分からないものを調べるのに図書館の本で調べることは必須でした。

勉強も図書館でしていた人も多いと思いますし、親や先生からも図書館の本で調べたら?と言われたことも多いと思います。

現代は違います。

グーグルで調べるのが、最も早く、詳しく、効率が良いです。

いちいち、足を使って、時間を使って、労力を使って、図書館に行っていたら、PCやスマホやタブレットでグーグル検索をして調べている人に負けてしまいます。

効率的になった分、現代の子どもが必要なスキルは必要な情報の取捨選択です。

情報量が膨大になった分、間違いや不要な情報も入ってくるようになりました。

それらの膨大な情報から、要らないものを排除し、必要なものだけをチョイスする。

そんなスキルが現代の子どもには必要になっています。

マネーや家計に対しても同じだと思っています。

昔は、苦労した人は貯金が上手で、その貯金術を発揮しながら家計を効率的に動かしていると思います。

でも、これから社会に出る子どもはおそらく違うと思っています。

何が必要なのか?

それは私も分かりません。分かっていたらすでに富裕層になっていると思います。

なので、過去に困った経験のない人が、ぬるま湯家計になりやすいという方程式に少し疑問を感じます。

過去は統計的にそうなのかもしれませんが、今後の生活の仕方では参考にはならないでしょうね。

記事に書かれていた項目を少しだけ挙げてみたいと思います。

■ぬるま湯家計に陥りやすい人9項目

私自身、マネーに関しては非常に敏感だと感じます。

それは、過去に苦労した経験があったからなのかも知れないと、この記事を読んで思いました。

ぬるま湯家計に陥りやすい人の特徴が9つありました。

  1. 豊かな家庭に育ち、お金に苦労した経験がない
  2. 年収が高い
  3. 常に親の援助がある
  4. 学生時代に貧乏をしていない
  5. 一人暮らしの経験がない
  6. 仕事をした経験がない
  7. 結婚をしていない
  8. 子どもがいない
  9. 住宅ローンがない

ここに挙がっている特徴に当てはまる人はぬるま湯家計に陥りやすいということは、当てはまらない人は、ぬるま湯家計になり難いということになります。

全9項目、私は全て当てはまらなかったです。(笑)

実家は貧乏でしたし、親の援助なんて一切なかったです。逆に私が実家に仕送りしていたくらいですから。

学生時代、特に一人暮らしを始めた大学生の時は、本当に貧乏でした。

親は高校までしか考えていなかったので、大学費用なんて一切考えておらず、私自身が大学に行こうと思っても、学費・生活費は全て自分で稼いでいました。

今でも思い出すのが、1日1,000円生活です。

大学1,2年生の頃は学校もありましたし、稼ぐのが下手なので、1日1,000円で生活しないと生活が成り立たなかったです。

給料日に宅配ピザを注文して食べるというのが贅沢できる日だったので、嬉しかったという思い出があります。

今では笑い話ですが、一人暮らしで、自分で稼いで大学生活を送るのがこれほど大変なのだと思ったくらいです。

徐々に様々なスキルができて、効率よく稼ぐことや、自分の専門をいかせる方法をみつけることができ、貧乏生活も脱出できるようになってきました。

けれど、逆に失ったと思うのが、自分の視野や選択肢です。

生活するために稼ぐことに必死になると、時間をかけてじっくりと取り組むことやスキルを上げることができなくなります。

■学生時代にすべきことはしっかりやっておく

幼児には幼児の時に得るもの、小中学生には小中学生で学ぶもの、高校で経験するもの、大学時代には大学生しかできないものがあると思っています。

大学生の時に、社会人みたいな真似をすると、本来、大学生がやるべきことや経験などが全くできなくなってしまいます。

それによって、選択肢を狭め、視野が狭くなるといった弊害があると思っています。

もちろん、稼ぐという経験により、得るものもあると思いますし、私がマネーの運用に強く興味がもてるようになったのはそれが要因かもしれません。

ただ、大学生の時にしかできないことは、大学生の時間をいっぱい使って経験すべきだと思うのです。

社会に出たら、やりたくてもできないことばかりですから…

ちょっと長くなりましたので、次回に続けます。