今年もあと1ヶ月で2018年の相場も終わりです。
株式やファンドを買付している人は、約定日から引渡日まで4営業日程度かかりますから、本当に1ヶ月を切りつつあります。
2018年は「つみたてNISA元年」だったのですが、なかなかボラティリティの高い1年だったと思います。
2月と10月に米国発の大幅調整がありましたので、そろそろ株式景気もピークアウトか?という記事が大きく増えてきました。
株式市場がピークアウトしようが、再上昇しようが、我が家の家族年齢にとってはどうでも良いことで、娘が大学生や社会人初期くらいに資金が必要になったり、私が老後生活を始めたり、孫が産まれたりした時に、現代よりも株価が上昇してくれていたら嬉しいだけです。
株価は、下がっているかもしれないし、上がっているかもしれない。
ただ、「世界全体でインフレになってくれたらいいなぁ」と思う毎日です。
■「つみたてNISA」を機会に始めた人は・・・
「つみたてNISA」を機会に投資を始めようとした人は、おそらく、想定外のマイナスになっていたり、プラスでも意外と少ないなと思ったりする人もいるのではないでしょうか。
そもそも2017年は出来すぎだったので、それをベースに考えると全く想定外だったと思います。
2017年の相場なんて、なかなか現れません。
特に2017年後半の相場なんて、急激な上昇が何にも続きましたから、「振り落とされないように!」という言葉が多かったように思えます。
振り落としも、リカク(利益確定)も、狼狽売りも、結局は、相場を見すぎなわけで、長期投資を志している人にとっては無縁であることが重要です。
「つみたてNISA」口座を使って買付している人は、それが想定外であっても、20年の非課税枠で買い付けているのですから狼狽すること自体が、そもそも変なわけですね。
狼狽して、短期売買をするのなら、課税口座でやった方が良いと私は思っています。
私のやるべきことは、あと1ヶ月で「一般NISA」枠をできるだけ使い切ること、そして、2019年の投資戦略を練ることです。
徐々に、積立投資が根付いてきましたので、特に投資面でやることが減ってきて、暇な毎日であることは確かです。
でも、長期運用での資産形成や資産運用としては、本来あるべき姿なのかな?と思います。
■「ひふみシリーズ」に期待するもの
当ブログでは、度々「レオス・キャピタルワークス」関連の記事を書きます。
レオスの「ひふみシリーズ」は、2017年初旬に、代表の藤野氏がテレビ出演をしたのをきっかけに、急激な口座開設が起きたとのことで、口座数も純資産総額も大きく伸びました。
ただ、この『急激な』というのは、良くなかったのかもしれません。
それは、2017年後半に起きた、株価の急激な上昇と同じように思えるのです。
結局、ヒトというのは、狼狽するもので、期待するものだということです。
レオスの「ひふみシリーズ」に口座開設をした人の中には、どんな相場状況であっても、ひふみはプラスリターンを出し続けてくれる会社だと思っている人もいるかもしれません。
また、有望なアクティブファンドは、常にインデックスをアウトパフォームすると思っている人もいるかもしれません。
■「レオス滝クラブ」のSNS批判
レオスの藤野氏は、相場の乱高下にはあまり動揺しないようですが、SNSでの批判には敏感でした。
特に、10月にタイミング悪く、社内の女性が立ち上げた「レオス滝クラブ」のイベントの写真が大きな批判を受けているようで、藤野氏としは自分では無い社内の女性が発起人のクラブなので、かなり気にしている様子です。
投資信託は自身の身銭を預けるわけで、そこで働いている人は、その報酬や手数料で自分の給与を貰っているわけですから、これらの批判はある程度受け流さなくてはと思います。
「受け止める」のではなく、「受け流す」のです。
世の中のサラリーマンが会社人生で理不尽なことが起きても、自分の貰っているサラリーのために受け流している事象はたくさんあります。
相場の乱高下は仕方ないから、批判する人は変だという理屈も通らないので、報酬を貰っている以上、自分の仕事の一つだと思って受け流すしかありませんね。
■結果で示して批判を蹴り飛ばす
テレビ出演によって、様々な考え方の人がレオスにお金を託すようになったのは事実だと思います。
リターンに伴ったリスクがあるということを、感覚で分かっている人、頭で分かっている人、理解している人、納得している人、何とも思ってない人、様々であり、中にはリスクを過小化している人もいるのは事実です。
また、狼狽させるような記事は読んでいて面白いですし、受け止め方は個人で違いますしね。
しかしながら、レオスのひふみシリーズが、最近はインデックスよりもアンダーパフォームであることは事実です。
この現状を打破できると、批判も減りますし、インデックスをアウトパフォームしているとデータで示せます。
レオス内のファンドマネージャーやアナリストには、ここで一発、良い銘柄に投資して、半年後、1年後、5年後、どこでも良いので、急上昇してほしいと願っています。
それが、アクティブファンドの宿命であり、アクティブファンドが生き残るための意義だと思っています。
個人的には「ひふみシリーズ」にとても期待しています。
なので、積立投資・買い増しを続けています。