昨日の記事では、インデックスファンドの日本指標ファンド推奨に対する疑問について少し書きました。
長期投資の「iDeCo」や「つみたてNISA」に、日本指標のインデックスファンドを推奨する疑問!? - なんでも道しるべ
為替リスクが無いので、日本指標を無難に推奨するのは分かりますが、日経平均ファンドを「つみたてNISA」や「iDeCo」で買い付けたとして、長期間にわたり安定的に成長していく指標だと考えられるかな?と思ったら、少し疑問に感じているのが私の感覚です。
投資は自己責任であるので、何とも言えませんが、私はたとえ為替リスクがあったとしても、グローバルなファンドに投資した方が良いと考えています。
その為替リスクをできるだけ小さくする方法が、ドルコスト平均法であり、逆に、この投資方法を使わなければハイリスクであると思います。
本日は、本当は昨日の記事で書きたかった、我が家のインデックスファンドとアクティブファンドの積立比率に関して書きたいと思います。
■インデックスファンドの線引きや分類
昨日は、インデックスファンドの話を書いていたら、何故か、特に国内指標のインデックスファンドのことをダラダラと書いてしまいました。(笑)
書店で雑誌を立ち読みしていると、国内指標のインデックスファンド推しがあまりにも多いので、前々から疑問に感じていたからでしょうね。
インデックスファンドといっても、どこまでがインデックスなのか、インデックスではないのか、という線引きは非常に難しいようです。
EXE-iのホームページを見ていると、複数のインデックスファンドの組み合わせではインデックスファンドの分類にはならないようです。
いわゆる「金融庁フィルター」と呼ばれる、「つみたてNISA」認定基準をみても、インデックスファンドに分類されるベンチマークには基準があるような気がします。
例えば、私が積立している、楽天・米国高配当株式インデックス・ファンドは、「つみたてNISA」にラインナップされていません。
「楽天・バンガード・ファンド」が申請していないのか、インデックスファンドとして分類されないのか、不明ではありますが、バンガード社VYMのベンチマーク指標がインデックス指標と認定されていないとも考えられます。
私としては、恣意的なインデックス指標ではありますが、銘柄を恣意的に売買しているETFではないので、インデックスファンドとしてカウントしています。
■我が家のインデックス:アクティブの比率は50:50
またダラダラと書いていたら、本日に書きたいことが書けなくなるので、まずは結論から書きます。
現在、我が家で積立しているファンド等の分類は下記のとおりです。
以前に、口座別(一般NISA、つみたてNISA、iDeCo)で示したことがありますが、それをインデックスファンドとアクティブファンド別にしたものです。
非リスク資産の個人年金は、もう15年以上前の少しは金利が高かった時代にスタートしていますので、今から始めるのはあまりお勧めしません。
楽天証券顧問の山崎氏が常々おっしゃっているように、非リスク資産で運用するのは、国債の変動10年が良いのかもしれませんね。(私自身は国債を買っていないので詳しいことが分からず、当ブログでも取り上げていません)
さて、インデックスファンドとアクティブファンドの比率ですが、おおむね両方とも40%弱程度でした。
あまり意識して買付していなかったのですが、偶然、同程度の比率に落ち着いたような感じです。
まあ、どちらかが多かったりしたら、自分の中でモヤモヤが残るので、50:50というのはやはり心地よいものです。
■インデックス推奨はTOPIX推奨ではない
インデックスファンドやインデックス指標推奨の人達からすると、我が家のアクティブファンドの比率はおそらく高いと言われるかもしれません。
たしかに、コスト面、特に信託報酬の面だけを考えると、アクティブファンドの信託報酬は1%を超えてきますので、無駄なコストだと言わざるを得ません。
したがって、自分にとって、有望なアクティブファンドを選んでいるつもりです。
バフェット氏から言わせてみると、投資信託のファンドを追っかけるよりも、有望なインデックスファンド(例えばS&P500)を買っておいた方がリターンは良いとのこと。
ただ、それは、あくまでも米国指標を例に取っているということを忘れてはいけないと思います。
バフェット氏は米国で活躍しています。
日本のニュース記事などで取り上げられますが、かといって、バフェットがTOPIXのインデックスファンドを買っておいたら良いなんて言ってないでしょう。
米国は何十年にもわたり、右肩上がりの成長をしています。なので、インデックスファンドがアクティブファンドに勝っているのだと私は思っています。
それが、米国以外の各国にも共通であるかは不明であるという認識はしておいた方がいいですね。
■インデックスファンドを推奨することは無難である事実
ではなぜ、投資信託情報のコメントなどでは、バフェット氏のコメントなどを引用して、インデックスファンドを推すのか?ですが、単純に無難だからでしょう。
アクティブファンドを推奨するのは非常にリスクです。
インデックスファンドを推奨して、もし暴落したとしても、それは推奨者の問題ではなく、市場の暴落だと言い訳ができます。
逆にアクティブファンドの暴落は、極論をいうと、投資コメンテーターの称号をはく奪される可能性もあるわけです。
なので、低コストを理由に無難なインデックスファンドを推奨するということだと、私は思っています。
山崎氏も本当に好きなのはアクティブファンドであり、自分が運用するならアクティブ派だと言っているくらいですからね。
結局は、大きく間違っていなければ、投資は自分で考え、自分の心地の良いポートフォリオを組むことが、一番の資産運用なのでしょうね。