(土曜日の夜19時にアップする予定の記事が遅れました)
金曜日から土曜日にかけて、2つの大きな出来事がありました。
1つは、投信の収益が一気に下がったということです。
自信のポートフォリオが約3週間ぶりの基準価額で、一気に収益が解けました。
おそらくPCEデフレーターの結果待ちだったということ、FRB高官達の利下げ時期尚早発言が要因だと思っていますが、これだけ一気に調整が起きるとちょっと萎えますね。
2つ目が、金曜日の米国市場です。
市場が開いてから、ずっと右肩下がりだったので、今日はダメな日だなとは思っていました。
けれども、どこかで底は付くだろうと思っていて、1日の中でも底は必ずあるだろうと思っていたのですが、私が寝ようと思った日本時間の24時過ぎでようやく底らしきものが見えてきた感じで寝ました。
朝になったら、どこまで反発しているかな?と思って寝たのですが、起きた時に驚きました。
NASDAQが結構売られていたのですが、引値ではマイナスがほぼ解消されていて、プラマイゼロの状態で、大きな下髭が残っていたのです。
NYダウはプラス圏で推移していましたが、引け前にさらに上昇をして、およそ1.6%のプラス、久々の大きな陽線になっていました。
こうなると、S&P500はちょうど間に入ってくるのですが、市場が開けてからはプラマイを行ったり来たりしていましたが、引値ではプラス0.8%程度ということで、なかなかのプラスで終わっています。
PCEデフレーターが予想どおりの結果だったので、市場が開いて、売られたことには少し驚いていますが、やはり引値では売りは解消されていたことになります。
前2日間は調整されていましたから、3日目の下落では、米国株を直接勝っている人は、おそらく手放してしまった人がいたのではないかな?と思います。
これは俗にいう、振り落としというものですね。
日本人が投資信託などのインデックスファンドを買っている場合には、売買はどうしようもできないので、見守るしかありません。
それが逆に功を奏したのかな?とは思いますね。
■3週間ぶりの安値で収益が一気に溶けた
まずは、金曜日の投資信託の収益率と収益額を示します。
これまでコツコツと積み上げてきた収益は、一気に吐き出されました。
やはり含み益バリアって重要ですね。
これまでの含み益バリアが大きいので、このくらいの調整では売却しようなんて全く思わないですが、含み益が小さい人は、バリアにならないので、利確しようかなとの思いが出てくる頃だと思います。
含み益バリアってどのくらいあれば安心なのか?って話がありますが、一つのシミュレーションでは、100%あれば、〇〇ショックなどの下落は含み損にならずに耐えられるみたいですね。
この〇〇ショックというのは、10年に一度とか、何十年に一度といったレベルのものです。
最近では2022年の利上げショックとか、2020年のコロナショックとか、2008年から数年間に渡って起きたリーマンショックなどです。
含み益バリアがあれば、たとえ下落していっても、含み損にならない限り、売ろうという気持ちを抑えることができるということです。
含み益と含み損は天と地ほどの差があります。
含み益は耐えることができますが、含み損になると、なかなか耐えるのは難しくなってきます。
それは、ここからさらに下がったら、自分の資産が無くなってしまうかもしれないという恐怖と戦うことになるからですね。
含み益バリアが100%ということは、元本が2倍になっているということです。
そこまで含み益が増えるまでは利確なんて考えずに我慢ですね。
■含み益バリア100%になれば安心
含み益バリアについてもう少し深堀してみると、含み益バリアを一番早く増やす方法は、一括投資をして待つことだけです。
けれども、一括投資をすると、明日にでも暴落が来た場合には目も当てられません。
だから、日々の積立投資で含み益をコツコツ増やしていく方がメンタル的には良いということです。
私自身も含み益バリアを早く積み上げたいが、一気に投資をすると毎日ソワソワするので、徐々に積み上げるしか方法は無いと思って、このジレンマに耐えています。
一つ、取っている手法としては、NISAの非課税枠でのインデックスファンドの買い付けはコツコツと積み上げていき、一気に投資するのはETFで追撃入金する方法です。
この追撃入金は押し目でしか行いません。
最近でいうと、4月の5%を超えた大きな調整の時に、レバナスETFを追撃入金しましたね。
大きな下落で買うことができると、その後に上昇、さらに調整が起きても、買った時の価格まで下がるのはなかなか無いので、それはお勧めできる方法だと思っています。
ただし、株価はある程度、チャートから追撃タイミングを図ることができますが、やはり為替はどうしようもできないので、為替の影響だけは何とも言えないですね。
だからこそ、為替ヘッジがされているレバナスETFを選んだという理由もあります。
投資は100人いれば100通りの方法があり、何が正解かなんて分かりません。
儲かった人の投資法が正解だったという結果論でしかないのです。
自分のルールを決めて、それを愚直にやっていく、それしかないですね。
結果は後から付いてくると信じて。