いつもどおり、昨日の投資信託の収益更新を示していこうと思います。
木曜日はエヌビディア祭りが不発に終わって、悲しかった人、焦った人、驚いた人、狼狽してしまった人、さらには、ポジションを解消してしまった人もいるのではないでしょうか。
けれども、翌日の金曜日の米国相場は、前日とは打って変わって、大幅に上昇しました。
NYダウはあまり調子は良くありませんでしたが、ナスダック指数や大型テック株、半導体指数は大きく上昇しました。
この上昇をエヌビディア祭りで待っていたのですが、1日遅れでしたね。
企業の決算結果よりも、指標による利下げ期待後退、利上げの可能性の方が相場では大きく受け止められたのが木曜日と金曜日の米国株だったと思います。
資産形成で長期投資を前提としている個人投資家は、このような相場の上げ下げで一喜一憂しないことが大切かと思います。
中には、エヌビディア祭りに失望してしまい、また、木曜日はあまりにも大きな陰線だったので、売買をしてしまった人もいるかもしれません。
そして、買い戻せないうちに金曜日の相場を見届けってしまったら、これは株式市場に懐疑的になってしまうかもしれません。
そのようなことになると、投資アンチ、銘柄アンチ、指数アンチになりかねません。
投資は落ち着いてするものです。
そして、自分のリスク許容度が低いと考えるのなら、含み益バリアをしっかりと持つことです。
個人投資家だからこそできる投資法があるので、そこを大切にしてほしいと思いますね。
■投信収益は下がったけれど・・・思ったより?
週末の投信の収益更新の結果です。
木曜日が下げたので、金曜日の収益も下がりましたが、思ったよりは下がらなかったんですよね。
元々、エヌビディア祭りで期待していたから、マイナスになっただけでも大きく下がった気分になったのですが、収益的にはそれほど大きく下がったような印象ではありませんでした。
これもおそらく、含み益バリアが効いていると思っています。
利益が少ないと、下がったときに、プラマイまでの差額を見てしまうものなので、下がってくるとソワソワしてしまうのですが、含み益が大きくなってくると、多少下がったところで、誤差程度の下げになってくるので、あまり気にならなくなります。
これが含み益バリアであり、このバリアが長期投資のミソになります。
長期投資ができず、すぐに売買して利確してしまう人って、この含み益バリアが少ないんですよね。
そして、売却して、再度、買いなおすと、そこからまた再度含み益を乗せていくことをスタートすることになります。
そうなると、いつまで経っても含み益は成長しませんし、バリアになりません。
それによって、少しでも相場が崩れると、含み損になるかもしれないという恐怖から利確を早くしたくなるんです。
もしかすると、含み損になって、損切りだってすることになるかもしれない。
これでは長期投資にはならないですよね。
なので、まずは、含み益が成長するまでしっかりと耐えることです。
そして、バリアを形成して、少しのマイナス相場でも何とも思わないような状況にもっていくことです。
目標としては含み益20%ではないでしょうか。
含み益が20%以下だと、ちょっとした下落でも狼狽してしまうので、そこまで成長させるのが鍵なような気がしますね。
こんなこと言いながらも、私の場合、特定口座で買っているレバナスETFはまだ含み益が10%ちょっとなんですけどね。(笑)
■金曜日は一転して上げ相場
金曜日の米国相場はかなり強かったです。
特にナスダック指数、ビックテック銘柄、半導体銘柄ですね。
まさしくエヌビディア祭りで期待していた上げ相場になりました。
気がかりだったのが、NYダウ平均ですね。
こちらはあまり上げが良くなく、ダウ平均4万ドル突破から、あまり良い相場になっていません。
それが影響したのか、FANG+指数の10銘柄のうち、NYダウに採用されているアマゾンだけがマイナスになっていましたね。
まあ、アップルは大丈夫でしたが。
結局、ナスダック指数は最高値更新ということですが、日中の高値は木曜日の朝型だと思いますし、それは更新できていないので、また、来週に持ち越しですね。
エヌビディア祭りを本格的に味わうには、木曜朝方の最高値を更新してほしいものです。
とにかく、長期運用なので、ポジションはそのまま維持が良いです。
特に、今はAIブーム真っただ中のブル相場です。
手放す理由は見当たらないですから。