資産運用と投資は切っても切れない関係です。
貯金しているだけだと、資産はほとんど増えませんし、下手をするとインフレや為替の影響によって目減りする可能性だってあるわけです。
世の中の物価に負けないように、加えて、少しでも資産を増やしたいという気持ちで投資をやっている人が多いです。
もちろん、スタンスは個々で違います。
ハイリスク・ハイリターンを狙う人もいれば、ローリスク・ローリターンで着実に増やしたいと思う人もいるでしょう。
また、分散型が良いと思う人もいれば、セクターや銘柄を選んで集中投資が好きな人もいると思います。
さらには、株式なのか、債券なのか、もしくは、REIT、コモディティ、仮想通貨、など数多くの投資先がありますし、現物的に不動産投資が好きな人もいるでしょう。
パターン分けをしたらキリがないですが、それでも、投資をする人、しない人という分け方は明確です。
日本人は特に投資よりも貯金や保険が好きな人種です。
これは遺伝なのか、教育なのか、文化なのか、よく分かりませんが、最近は少しずつ投資や資産運用が浸透しつつあるものの、やはり投資はギャンブルという感覚が根強いので、手を出したくない人も大勢います。
こればかりは何が正解かは未来が分からない以上、どちらが良いか分かりませんが、歴史をたどると投資をしている方がお金持ちになる可能性は高そうに思えます。
無理をすると破産する可能性が高まるのも事実です。
様々な情報を基にして、自分の性格と資産にあった投資をやっていくのが良いと思います。
ところで、今回、投資をしている額の割合について、書いていこうと思います。
■日本人の投資している資産割合は低い
資産運用で投資は付きものですが、全資産の内、投資をしている額の割合というのはどのくらいでしょうか?
全くやっていないという人もいるでしょうし、少しはやっているという人、大半の資産を投資に入れているという人もいると思います。
全体的にどのくらいか?というのが気になりますが、一説によると、日本人は、全資産の内10~20%程度だと言われています。
欧米では資産管理で投資を入れることが当たり前になっているので、米国などでは資産の内50%くらいは投資に回していると言われています。
日本人からするとあり得ない割合かもしれませんね。
なぜなら、投資をするということは、増えることも当然あるけれど、減ることも当然あるわけです。
いわゆるリスク資産という言い方がされます。
リスクをとる=危険というのが日本人の発想なので、リスクを取りなくない人は投資を一切しないという人も大勢いるでしょうね。
■リスク資産の割合
私自身を考えてみると、投資をしている方だと思っていたのですが、意外と全資産の割合からするとあまり高くなかったです。
比率を計算してみたら、「40.5%」でした。
本来なら割合だけでなく、絶対額でも考えなくてはいけないかもしれません。
額としていくら投資できるのか、いくら現金で保有しておきたいのか、その辺りの感覚も重要といえば重要です。
この40.5%の中を分類したみたら、自分が自ら証券等を買って投資しているのもありますが、iDeCoや持ち株会などの運用でリスク資産に含まれるものもあります。
とりあえず、日々の相場によって値動きがあるものをリスク資産とするのなら、全資産の40.5%になったという計算ということです。
■どこまでの名目費用をリスク資産に突っ込むか
リスク資産が40.5%なので、逆に約60%が非リスク資産ということになります。
とはいえ、非リスク資産が全額現金かと言われると、そうではありません。
保険などの積立も入っていますから、すぐに使えるお金かと言われると難しいものも含まれています。
今回の切り方として、日々変動するリス資産か、値動きのない非リスク資産なのかという分け方です。
でもまあ、保険商品は持っていますが、それ以外の資産は基本的には普通預金に入っていますね。
いわゆる積立定期とは定期預金などの引き出しにくい商品としては持っていないです。
私は投資が好きな部類なので、いざ投資をしたいと思ったときに、突っ込めるような現金の持ち方がしたいと思っているからだと思います。
数百万円くらいは、自由に口座間を移動できるようにしておかないと、投資チャンスを逃すという逆の意味で不安で仕方ないです。
久々に棚卸をしてリスク資産と非リスク資産の割合が分かりました。
日々変動していますし、急に思い立ったかのように投資をすることもありますので、割合も変動しているのですが、意外とリスク資産の割合が低いという感触です。
もう少し上げても良いのかもしれませんが、そこが難しいところです。
やはり、将来における教育費や学校費などの費用をあまりリスク資産には投入したくない気持ちもありますから。
とはいえ、インフレが起きないとも限らないので、そのような名目のための費用であっても運用しておかなければいけないのですが、難しいところですね。