セゾン投信から2017年11月号のNEWS LETTERが届きました。
ド素人の弱小個人投資家ながら、感想を書きたいと思います。
■月次レポート
1ヶ月騰落率
- セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド +1.49%
- セゾン資産形成の達人ファンド +3.27%
10月も世界的に株価が絶好調だったので、達人ファンドの方が成績が良かったです。
■中野社長のメッセージがチクリ・チクリと…
中野社長のメッセージですが、今回の中野社長は怒ってますね。
日経平均株価が16日連続上昇の新記録を更新したことで、解約に走った個人投資家がかなり多かったとのことです。
私は日経平均が16日も連続上昇したいたことに気づいていませんでした。
ずっと上昇し続けているということはニュースで知っていましたが、記録更新だったのですね。
投信を中心とした積立をやっていると、市場のニュースは確認しますが、日経平均株価を余り注視していなかったです。
逆に、中野社長がここまで書かれるということは、かなりの数の解約があったということでしょうかね…
ひふみ投信の藤野社長がひふみアカデミーで仰っていましたが、外国人投資家が買いで来ているときに、売りをしているのが個人投資家だったというデータです。
株価は当たり前のことですが、買う人と売る人がいるから売買が成立するわけです。
その売買において、一方的に売りで対応しているのが個人投資家ということです。
売りに関しては、現物株の売り以外に、信用取引のカラ売りもあるわけです。
外国人投資家の買いに対応が、現物株の売りだけでは玉が尽きてしまうと思いますので、おそらく、個人投資家の売りにはかなりのカラ売りが入っていると予想できます。
さらに、16日連続上昇となると、カラ売りの買い直しによる踏み上げもあったと思われます。
そうなると、外国人投資家の短期筋がカラ売りの買い直しに対して売りの対応をしてきて、国内の個人投資家がボロボロになるのかもしれません。
話を戻して、そして、今回の中野社長の解約が多かったとの情報です。
逆張りが好きな国内の個人投資家が、カラ売りで生じたマイナスをセゾン投信の解約よって穴埋めしたのかな?と思えるわけです。
ここまでくると、私の予想・想像・妄想の域なので、真実はどうなのか分かりませんが、上昇相場でもカラ売りや解約によって右往左往している人がいるということですね。
■投信で一気に解約されると辛い
中野社長は私と別の見解で、「りかく(利益確定)」の欲求を止められないお客様が多いと書かれています。
まあ、その人数の方が圧倒的に多いかもしれませんね。
個人の資産なので、「りかく」に関して他人がどうこう言える立場ではありません。
一つ心配なのは、投信で解約が増えてくると、実質コストが上がってくるということです。
売りにも手数料が要りますし、解約後の振込にも手数料が要ります。さらに常務が増えて人件費もかさみます。
少しずつ売却してくれる場合は、買付の現金と先に相殺ができますので、売買手数料が不要になるので、投信運用上は助かると思います。
私が投信を選ぶときに純資産総額が右肩上がりのものを選ぶようにしています。
中野社長が文中で「少しずつ売却してほしいなあと感じています」と書かれています。これが本音でしょうね。
最近は手数料の安いインデックスを中心としたファンドがたくさん出てきました。
セゾン投信はお世辞にも現代では手数料が安いとはいえません。
でもそれは、アクティブファンドであり、世界分散投資を運用方針としているので必要経費であると私は思っています。
セゾン投信を解約した資金が、また新たに投資へ向かう時に、セゾン投信に返ってくるのかな?と思います。
今年から始まった「iDeCo」や、2018年から始まる「つみたてNISA」で、中野社長の頑張りが成果に結びつけば良いなと感じます。
■私の中で有名な篠田氏!(今回初めて顔と名前と書籍が一致した)
ゲストからの応援メッセージは、今回は楽天証券の篠田氏でした。
この方の写真をみて、最初に思い出したのが、楽天証券のiDeCoのパンフレットでした。
文中でも紹介していますが、書籍「本当にお金が増える投資信託は、この10本です。」という本もこの方が書かれているのですね。
タイトルが衝撃的でしたので、本屋で立ち読みしたことがあります。
選考基準もなかなか独特だったのを覚えています。
私が当ブログで推している「ラッセル・インベストメント外国株式ファンド」と「セゾン資産形成の達人ファンド」が入っていたのがとても共感できました。
立ち読みだったので、あまり内容を覚えていませんが、篠田氏が書かれているのなら、購入してみようかな?と思えるくらいです。
というのは、楽天証券のiDeCoは商品が厳選されています。おそらく篠田氏の意見もかなり入っていると思います。
楽天証券のiDeCo商品リストは非常に考えられていて、同じような商品は余りないと思います。
アセット別に、各ファンドの特徴をいかして選ばれているので、とても感心して見ていました。
簡単にいうと、商品選びで悩む必要がないということです。
低コストならコレ!、ハイリスクハイリターンならコレ!、特徴的な商品は好みならコレ!という感じです。
すみません、セゾン投信のNEWS LETTERなのに、楽天証券の話になってしまいました。
セゾン投信の2つのファンドは、iDeCoで拠出する場合は、楽天証券からしか買付できないので、ここで篠田氏がメッセージを書かれているのは、とてもよく分かります。
前回のウェルスナビはちょっと良く分かりませんでしたけど。(笑)
■所感
セゾン投信の全体が2,000億円を超えたとのことです。
正直、ようやく突破かぁ・・・というイメージです。
もっと早くても驚かなかったと思いますが、そう考えると、「ひふみ」は異次元の急成長ですね。
「セゾン投信」が世界まるごとに対して、「ひふみ」は国内株式中心です。
ここでも日本人が国内株式の方が好みであるということが出ているのかもしれません。
純資産総額が膨れ上がった「ひふみ」は米国株に進出しました。
これからの時代は世界です。セゾン投信が先駆けて突き進んでほしいです。
そのためには、私はセゾン投信がもう一つ皮をむける必要性を感じます。
それは、手数料を安くできる秘策がないのか?ということです。
ファンド・オブ・ファンズの仕組み自体は私は嫌いではないですが、手数料がやはり高くつきます。
それを圧縮できる方法があると、もっと成長できると思うのですが。(まあ、私の戯言です)