今回は米国株のことを記事にしようかと思っていましたが、方針転換をしたひふみ投信について書こうと思います。(2017年6月運用報告からです)
米国株がトップ10入り
常々、ひふみ投信は国内株のアクティブファンドだと思っていて、実際にそうでした。
私の投資戦略として、国内株は、優待目当てのイオン以外は、ひふみ投信に任せようという考えで進めていました。
が、遂にひふみ投信が米国株に進出しました。
この方針転換は、様々なブロガー様方の意見を集約すると、特に日本株に有望なところが無くなったというわけではく、おそらく、純資産総額が3,000億円(ひふみ+ひふみプラス+ひふみ年金)に到達する前の予防策であると考えられます。
一般的に3,000億円の壁というものが投信にはあり、特にひふみ投信のような超アクティブファンドである場合、特に顕著です。
ひふみ投信は日本の中小企業を厳選して投資を実践していますが、投資額が増えてくると、自ら株価を釣り上げることになります。
その壁が3,000億円といわれているそうです。
これを打開するには、大型株に行くか、海外に出るしかないようです。
ひふみプラスが急激な拡大をしていますので、レオスにとっては嬉しい悲鳴なのでしょうね。
週末、「ひふみアカデミー」を聞きながら、運用報告を見ているとありましたね、米国銘柄が。
MSFT(マイクロソフト)とAMZN(アマゾン)を購入したそうです。それも1.71%(MSFT)と1.42%(AMZN)もです。
いきなりトップ10入りさせたことに驚きました。
銘柄選択理由は、
- 米国に投資する際には、まずは大型株から行きたかった。
- ビック5と呼ばれるアップル、アルファベット(グーグル)、マイクロソフト、アマゾン、フェイスブックから選んだ。
- アマゾンは急成長している。
- マイクロソフトは事業を改革している真っ最中。
とのことで、あまり詳細な説明がなかった印象に受けました。
ただ、米国株への投資を考え1年前から現地に行っているそうで、次は中国株へ投資するために現地調査を進めているとの事。
ド素人の私の率直な感想と見立て
やはり外国株への投資となると、ひふみ様でも大型株に行くのだなと感じました。日本から海外の小型株への投資は難しいんですかね?
日本の大型株か、海外の大型株か、の二者択一をした場合は、はやり海外になるんですね。(それは時価総額と経営者の紹介をしてました。米国凄すぎる)
セクターを考えると、ビック5は情報技術セクターに偏っているので、情報技術セクターから1社としたのかなと感じました。
高値圏にある情報技術セクターの中で、マイクロソフトはバリュー株に位置されているので、投資できると判断したのでしょうか?
一般消費財のアマゾンは急成長株ですよね?グロース株の筆頭でしょうか?
マイクロソフトとアマゾンをチョイスしたことは、セクター区分とグロース/バリューの関係からも良い組み合わせなんでしょうね。
さすがプロは違うなぁっと感心いたしました。
これからもアクティブによろしくお願いいたします。
ちなみに10%を目途に外国株を組み入れてくとのことですので、私のアセットアロケーションもそれに応じて変えていく必要がありそうです。
私は、日本株よりも米国株の方が良いと思っていますので、ひふみ投信×米国株という組み合わせは、個人的にはGoodです。
上場ベンチャー株投資戦略
こっちの方が賛否両論あると思いました。
私もベンチャーで勤めていた経験がありますので、資金調達の苦悩は肌で感じてますが、ベンチャー企業の経営者の甘さもあるのも実態です。
この目利き力は、藤野氏のプロの力が見せれるところではないでしょうか。
レオスのミッションである「資本市場を通じて社会に貢献する」に私も微力な資金ながら貢献できればと思います。
その投資により、そのベンチャーが成長できたときは、ひふみ投信に絶大なる還元がされると思います。
是非ともよろしくお願いいたします。
2017年6月のひふみ投信の運用報告からの感想でした。
次回も楽しみです。