小学校受験対策についてです。
前回は、お話の記憶について、書きました。
お話の記憶は、とても時間がかかりますので、家庭での取り組みが重要だということを書きました。
今日の内容もとても時間がかかる単元です。
それは、季節の問題です。
なぜ時間がかかるかというと、一周するのに1年かかるからです。
幼児にとっては実体験することが一番身になるのですが、1年も待ってられません。
たいていの家庭は年中に入った頃に、小学校受験でもしてみるか?と思い、取り組みを始めます。
最近はどんどん受験日が早くなってきているので、年長の夏から秋頃には私立小学校の受験は終わってしまいますので、受験を考えてから1回しか体験できないこともあります。
■知らない行儀がたくさんある
重要な行儀は、幼稚園や保育園でも行いますから、節分・七夕・クリスマスなどの行事は覚えますが、時期まで覚えている子は少ないので、それが、春なのか、夏なのかを知っておかなくてはなりません。
良く知らない行事などは親が教えるしかありません。
七五三なんて、絵を見ただけでは、入学式や卒業式に間違えるのはよくあることです。
■植物と生物なんて知らないもの多い
行事は体験しながら覚えれますが、問題は植物や生物です。
実際に私も全く知らない花を覚えなくてはいけませんでした。(笑)
なんとか絵を見て答えれるようになったとしても、季節までは全く分からずです。
良く似た花は多いですので、春と秋が反対になってしまいます。
同じように生物もです。
幼稚園や保育園で実際に見たことある生物は覚えていますが、これも季節までは分かっていないので、親と一緒に覚える必要があります。
■効率的な勉強法とは
とりあえず何でもいいから覚えるってことは難しいです。
小学校受験でも他の中・高・大学と同じように、覚える必要があるものってある程度決まっています。
それは、こぐま会が出している「きせつカード」です。
このきせつカードは48枚でできていますので、各季節で12枚覚える必要があります。
この48枚というのが幼児には非常に厳しい。
単に覚えようとしても全く覚えられませんので、ゲームをしながら覚えましょう。
例えば、「春」ばかりを取ってみる、とかです。
賢い子どもに育てるってことで、フラッシュカードというものがありますが、それに近いようなことで時間を計りながらゲームをすると、よく覚えますかね。
■我が家では
我が家では、実は、ペーパー試験の前日にも、この「きせつカード」で遊んで、勉強を終えました。
今でも覚えていますが、春・夏・秋・冬の順にお互い同時にカードを取っていき、「たくさん取れた方が、勝ち」というゲームですが、本気で勝ちに行きましたが、娘に負けてしまいました。
幼児ってほんと凄いなと実感しました。
小学校受験っていろいろ辛いことがありますが、受験を通じて何かを得ることができれば、それは一生の宝になると思います。