小学校受験再策の記事です。これまで、ペーパー、運動、行動観察について書いてきました。リンクは記事の下につけています。
今日は最も関心度が高い「面接」についてです。
「面接」は親が参加する唯一のテストです。
難関校では、親が書く作文もあるようですが、通常は「面接」だけが親の出番です。
妻は二度と面接は受けたくないと言っていました。(笑)
■面接の流れ
まずは面接の内容と注意点についてまとめました。実際に私が受けた面接の内容を列挙していきます。
我が家は保育園出身なので、保育園の内容となります。
学校には指定された時間ピッタリに行きます。
部屋の前に椅子があるので、そこで静かに待ちます。
前の人の面接が終わって出てこられてから、数分たったら呼ばれます。
入室するときも挨拶をします。椅子に勝手に座らず、言われてから座ります。
我が家の場合、面接の先生は2人でした。
まずは子どもへ質問されて、その後に両親への質問に移ります。
■子どもへの質問内容
- 名前を教えてください。
- 保育園はどこですか?
- 担任の先生のお名前は?
- 担任の先生はどのような先生ですか?
- クラスの名前は?
- 保育園では何をしていますか?
- お父さんとは遊んでいますか? 何をして遊んでいますか?
- お家ではどんな遊びをしていますか?
- お家でも絵本を読みますか? 好きな本は何ですか?
- お手伝いをしていますか? お手伝いをしたらお父さんお母さんは何と言ってくれますか?
- 好きな食べ物は? 嫌いな食べ物は?
- 大きくなったら何になりたいですか?
分からない質問は「わかりません」と答えれるようにしておきます。
子どもへの質問はいろいろなパターンがありますから、家で練習しておいた方が良いです。
でも、答えを親が作ってはダメです。子どもに好きなように話させます。
家で親が答えを準備しても、実際の質問はニュアンスが異なります。
子どもは先生の質問について考えますし、子どもは似ている質問だと「この答えで合ってるのかな?」と不安になります。
さらに、親に答えを確認してくるような情けないことが起きます。
したがって、子どもへの質問は、子どもが自分で考えて、思いついたことを素直に話せるように練習することがコツです。
実際に、娘の場合、「お家でどんな遊びをしていますか?」という質問を家で練習しても、恥ずかしがってモジモジして、なかなか答えませんでした。
家での練習では、何とか時間をかけて「折り紙をしています」と言ってたのに、本番では「シルバニアファミリーで遊んでます」と答えました。
横に座ってた私は、「えー!練習と違うやん!」と突っ込みたくなりました。
そんなことがあるので、子どもが好きなことを答えた方が良いです。
もう一点、子どもへの質問の際に、両側に座っている両親は、決して子供を見てはいけません。
先生の印象が悪いですし、子どもも目線を感じると余計に緊張します。
両親はビックリ回答があっても、うっすら笑みを浮かべながら、前を見ていたらOKです。
■お父さんへの質問内容
- 子どもの長所は? 短所は?
- 家での子どもの遊びにどのように関っていますか?
- 最近、子どもが成長したと思えるエピソードは?
■お母さんへの質問内容
- 家庭の教育方針は?
- たくさんの学校から本校を選んだ理由は?
- お子さんは家で保育園の話をしますか?
- お子さんが学校から泣いて帰って来たらどうしますか?
お父さんとお母さんへの質問は、まとめて行う場合と、交互に質問される場合があるようです。
我が家の場合は交互に質問されました。
両親が質問を受けているときの子どもの姿勢は要注意です。面接が終わっても気を抜かないように座っておける練習も必要です。
子どもへの質問とお父さんへの質問内容を見ると分かると思いますが、実は父親がキーポイントです。
仕事に忙しく、幼児の子どもと遊ぶ時間がないと、これらの質問に答えられません。
いくら忙しくても、週末は子どもと遊ぶ時間を作りましょう。
私の場合は、毎週日曜日の夕方に、家の前でサッカーをして遊んでいました。
夏は涼しくなる夕方から30分~1時間程度ですが、遊んでいました。
小学校受験をする家庭は忙しいです。
幼児教室、その他の習い事、ペーパー問題の練習、運動・行動観察の練習、そして一番重要なのが、季節を感じれる場所に遊びに行くことです。
それに加えて、お父さんと子どもは一緒に遊ばなくてはいけません。
それだけお父さんの役割は重要だということですね。
■面接を乗り切るコツ
幼児教室の先生が言っていましたが、「いくら両親の仲が悪くても、この時期だけは仲良くしてください」とのことです。
面接をしていると、仲の良い夫婦なのか、そうでないのか、が分かるそうです。
特にお父さんは、小学校受験に非協力的な家庭が多いそうなので、面接でボロが出てくると言っていました。
我が家の場合は、私の方が、妻よりも小学校受験に積極的に準備していたので、妻の面接の回答も私が考えましたけどね。
もう一つ、私が娘に面接に楽しく行ける呪文をかけました。
それは、「面接って、先生から質問されるけど、こっちからも聞きたいことがあったら聞けるねんで」と言ってあげました。
すると、娘は本当に聞きたいことがあったようで、面接の最後に聞いていました。
「学校には動物はいますか?」
先生は子どもの質問にしっかり答えてくれてました。
面接を嫌がる子には、ちょっと切り口を変えたら楽しく面接に行けるかもしれませんね。
■小学校受験対策の過去記事
小学校受験対策~常識・言葉~ そして、ペーパー対策総意 - なんでも道しるべ