前回の記事は、金融庁長官のインタビュー記事について書きました。
その中で少し書いたのですが、現在、家族のつみたてNISA口座とジュニアNISAについてどうしようかと悩んでいます。
私はこれまでSBI証券にNISA口座がありましたので、2018年からは、そのままSBI証券でつみたてNISA口座を開設しようと思って手続きを進めています。
■つみたてNISAは「ひふみ投信」or「ひふみプラス」?
妻は、ひふみ投信の積立をしています。
そのまま、ひふみ投信でつみたてNISA口座を開設しても良いのですが、20年も積立するのなら、証券会社につみたてNISA口座を開設しようかとも考えています。
その場合は、ひふみ投信からひふみプラスに変更しなくてはなりません。
ひふみ投信では、現在、20,000円/月で積立をしているので、つみたてNISAとしては13,000円がもったいない状態になっています。
かといって、ひふみ投信に33,000円も積立する気もないです。
証券会社につみたてNISA口座を開設するメリットとしては、
- ひふみプラス以外の投信積立もできるようになる。
- 純資産総額が1,000億円を超えているので、信託報酬が安くなってきている。(~500億円:0.98%、500~1,000億円:0.88%、1,000億円~:0.78%(全て税抜))
- 積立投信の増額ができそうになったときに、13,000円/月分の投信を選べる。
証券会社でひふみプラスを積立するデメリットとしては、
- ひふみ投信の資産形成応援団の還元が受けられない。(5年以上:0.2%分還元、10年以上:0.4%分還元)
- 他の投信商品に目移りしてしまい、ひふみプラスを解約してしまうかも。
信託報酬の面からはすでに3,000億円を突破していますので、0.78%というのが2,000億円以上となり、純資産総額の2/3は0.78%で運用していることになります。
資産形成応援団はとてもメリットに感じられますが、10年以上しなければ0.98%-0.4%=0.58%にならないです。5年でようやく0.98%-0.2%=0.78%で追いつきます。
どちらが得なのかは微妙な感じです。
5年で追いつくし、10年で0.2%が得になるので、ひふみ投信の方が優位な気がしますが、ひふみプラスの純資産総額の上がり方が尋常ではないので、ほぼ0.78%になりつつあります。
信託報酬よりも決定の決め手になりそうなのが、「13,000円/月の増額可能性」 vs 「ひふみプラスの継続性」かもしれません。
ひふみプラスのパフォーマンスが落ちた時に変更できるというのはメリットでもあるのですが、短期間のリターンに惑わされずに継続する大切さも感じています。
ひふみ投信で、かつ、つみたてNISAにしたら、ちょっとやそっとでは解約しないと思います。
それは、ひふみ投信のパフォーマンスをかなり信じるってことになるのです。
どちらにしようか、迷っています。
とりあえずはどちらでも対応できるように、妻に楽天証券を開設してもらおうと考えています。
楽天証券は楽天カードで投信積立ができるので、メインバンクが特殊な我が家には使いやすい証券会社です。
■セゾン投信でジュニアNISAを開設する意義
子供用のジュニアNISAですが、これも迷っています。
セゾン投信の「セゾン資産形成の達人ファンド」を積立しているのですが、子供の名義でやっています。
私のNISA口座はSBI証券にありますし、セゾン投信は直販専用なので、とても面倒なのです。
せっかく積立をしているので、ジュニアNISAにしようかと悩んでいました。
ジュニアNISAのデメリットは2つです。
- 18歳まで下ろせない。
- ジュニアNISA口座の証券会社を変更できない。
1.については、あと9年程度なので、下ろせない程度の方がいいかなと思いまして、このデメリットは自分の中では解消しつつあります。
2.のデメリットが難儀で、これがあるのでセゾン投信はどうかな?と思っているわけです。
セゾン投信の場合は、「セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド」と「セゾン資産形成の達人ファンド」の2商品しかありません。
ここでジュニアNISAを開設してしまうと、この2商品からしか選べなくなります。
我が家の事情で、無リスク資産の債券が含まれる商品の積立には、あまり魅力がないのです。
したがって、「セゾン資産形成の達人ファンド」を積立しているわけですが、これでジュニアNISAにすると心中です。信託報酬が高いのも悩みの一つです。
ひふみ投信と同じで、継続することを回りから固めてしまうというのは良いことかもしれませんけどね。
もう少し悩もうかと思いますが、さらに不明なのが、ジュニアつみたてNISA(?)と称するものが出てくるかもしれないと噂されている点です。
ジュニアNISAは22018年からスタートしないと、5年間の税金優遇を最大限享受できませんが、これも期間継続されるのでは?と噂があるくらいです。
■まとめ
両方の悩みに共通するのが、対象がアクティブファンドであるということです。
インデックスファンドであっても、信託報酬がどんどん下がってきているので、商品変更をしていこうと考えているくらいです。
つみたてNISAも、ジュニアNISAも、直販投信で自由度を奪うのは何となく勿体ない気がしています。
直販投信の両方をNISAにしてしまうのは自由度が無くなるので止めておき、パターンとしては下記を考えています。
【パターン1】
- 妻のつみたてNISAは楽天証券で開設して、「ひふみプラス」を積み立てて、残額の自由度を持っておく。
- 子供のジュニアNISAはセゾン投信で開設して、「セゾン資産形成の達人ファンド」と心中。
【パターン2】
- 妻のつみたてNISAを「ひふみ投信」で行って、少々のパフォーマンスに惑わされずに積立継続に挑む。
- 子供のジュニアNISAの開設は一旦保留し、「セゾン資産形成の達人ファンド」は特定口座で積立継続する。
- 積立投信の増額ができそうになったら、ジュニアNISAをSBI証券で開設する。つみたてジュニアNISA(?)の可能性もあるから待機。
【パターン3】(1と2の複合ですが)
- 妻のつみたてNISAを楽天証券で開設して、「ひふみプラス」を積み立てて、残額の自由度を持っておく。
- 「セゾン資産形成の達人ファンド」は特定口座で積立継続する。
- ジュニアNISAは一旦保留。積立投信が増額できそうならSBI証券でジュニアNISAを開設。つみたてジュニアNISA(?)の可能性もあるから待機。
現状の私の感覚では、【パターン2】が良いかなと思っています。
できるだけ止めれない状況を作っておくというのは、資産を積立で増やしていくポイントだと思うからです。
特にアクティブファンドはベンチマークが無いので、少しでもリターンが悪かったら止めてしまいそうになります。信託報酬も高いですし。
セゾン投信は書類郵送でしか手続きできないので、少し間ができるので頭を冷やせる時間がありますし、手続きが面倒なので特定口座でも継続性があると思います。
しかし、ひふみ投信はネット手続きが容易なので、簡単である故に変な行動に出ないように、つみたてNISAで防御しておくのが良いかもしれません。
まだ時間があるので、もう少し悩んでみます。