金曜日の長い下髭のおかげで、月曜日の投信の収益は何とかプラスになっています。
この下髭、どれだけの影響があるのか、これが一番気になるところです。
有名な投資アドバイザーであっても、この下髭の解釈には苦労しているそうで、金曜日のPCEデフレーターの結果からなぜこれだけ売られたのか?、その後、なぜこれだけ買われたのか?、この分析をやっているみたいです。
一つ、考えられることは、月末のポジション調整のようです。
先週末は、週末であり月末でありましたから、投資ポジションの調整をしてもおかしくありません。
これからの経済指標の予想、利下げのタイミング、これらを考えた時に、どの程度のポジションにしておくのが良いのか、これは機関投資家だけでなく、我々のような個人投資家でも必要なことだと感じます。
■利下げはいつ行うのか?
月曜日の収益は下記のとおりでした。
何とか、下落を抑えてもらうことになりました。
水曜日、木曜日と大きく売られていたので、金曜日も続落の雰囲気でどうなることかと思っていたのですが、引け前に大きく買い戻されて、為替の円安効果もあり、何とかプラスに落ち着いています。
為替で助けてもらうのはあまり好きではないのですが、これも米国投資の一つかなと思い、受け入れるようにしています。
ちなみに、昨日から今日にかけては、1円ほどの円高になっています。
経済指標がまたも弱かったことから、年内の利下げが現実味を帯びてきたようです。
あとは時期の問題で、今年は大統領選挙がありますからね。
FRBは現大統領のサポートをしていると思われたくないでしょうし、もしトラになった場合には、それこそネガティブ印象ですから、大統領選真っ只中では利下げはしない、というか、できないでしょう。
そうなると、先に利下げをしておかないと、景気が悪くなって慌てて利下げすることになりかねませんから、大統領選に影響しない時期に、あらかじめ利下げしておくというのが基本線なような気がします。
現状、可能性が高いのが9月利下げということで、ここがギリギリでしょうね。
もし指標の悪いものが矢継ぎ早に出てきた場合には、7月利下げもあるかもしれませんが、その場合にはソフトランディング以前の問題なので、普通に経済がそれほど弱くなければ、9月利下げが王道かな?と思いますね。
■テクニカル指標、アノマリーって信じても良い?
さて、月曜日の米国相場の振り返りですが、朝方は高めに始まりました。
やはり金曜日の下髭効果が出ているのかな?と思ったのですが、そのあとはズルズルと下げていきました。
S&P500はマイナス圏に落ち込むタイミングもありましたが、金曜日と同じように、最終的にはプラスで終わっています。
同じような下髭が出ていますが、金曜日ほど長くないです。
それでも2営業日連続で長い下髭が出るというのは、利確したい勢、売りたい勢、に対して、買いたい勢、仕込みたい勢も一定数いるということです。
それなりに出来高も多いので、売買は活況かなと思いますね。
私のような弱小投資家は、指をくわえて見ているしかないのですが、どこで追撃入金をしようかというタイミングだけは計っています。
高値から5%以上のマイナスになったら、積立投資金額を上げようかと思っていますが、今のところはそのような状況にはなっていなさそうです。
アノマリーというか、過去のデータというか、大統領選の6月以降の株価予測が増えてきました。
予想では、6月~8月は上昇、9月は例年のとおり下落、そして10月から年末にかけて上昇というシナリオの人が多いです。
9月は毎年下げるので、今年も下げると思っていますが、問題は大統領選挙によるボラティリティが高くなることですね。
狼狽しないように、精神安定的に相場を見る必要があると思いますから、このような予測で、心に留めておくのは良いことかなと思います。
にしても、6月~8月の上昇って本当なのでしょうかね?
何とも自分は信じてないですけど。