有事と利下げ期待後退で大きく調整した後、底を打って、そのままずっと上がり続けています。
新NISAから投資を始めた人の中には、積立をやっていた人は含み損になった人も多かったようで、損切り(?)をしてしまった人もいるようです。
一括投資派の人は、なんとか損を免れたので、そのまま持っている人もいるかもしれませんが、一気に利益が無くなりそうになったところで、利確(?)をしてしまった人もいるみたいです。
新NISAから始めた人は、いくら投資に入金したのか知りませんが、最大でも年間360万円しか投資できないですし、一番高値掴みしてしまった場合には、まあ多く見積もってもマイナス10%くらいですから、せいぜい36万円マイナスくらいが最大でしょう。
これ以上の損を出した人なんて、新NISAから始めた人ではいないはずです。
所詮、1ヶ月数万円とかの積立が中央値でしょうし、高値掴みなんて狙ってもできないですから、どうせ5%くらいのマイナス程度のはずです。
1ヶ月5万円投資していたとしても、4ヶ月で20万円。
そして、それの5%ですから、所詮は1万円程度のマイナスなんですよね。
それで、損切りとか、利益が乗っていたとしても所詮数万円で、それが無くなりそうだからといって、利確とか、あまりにも滑稽すぎます。
そして、今となっては、調整前の相場に戻ってしまっているという事実。
損切りや小さな利確でショックを受けただけでなく、さらに1ヶ月くらいで株価が戻って、二重のショックを受けている人が、新NISA民の中で多いみたいですね。
まあね、この程度の調整で右往左往、狼狽しているようでは、今のうちに売却して、撤退した方が身のためです。
国の陰謀とか、インフルエンサーの詐欺だとか、そんなの関係ないです。
株式市場の勉強をして出直してくるべきですし、そもそも、投資に対する気持ちが整っていませんから、もうやるべきではないかもしれませんね。
けれども、そこに待っているのは、円という通貨と共に沈没ってことですね。
■為替介入はもう出来ない?
ドル円はもう、為替介入は期待できないかもしれません。
イエレンさんに三度も釘を刺されてしまったので、国民の生活を守るという言い訳は虚しく、そもそも、政府と日銀ややるべきことをやっていないのに、為替介入をするのは変だという主張なんですよね。
それは私も前々から言っているように、為替介入なんて所詮は選挙対策、支持率対策です。
大手企業の権力者からの外的圧力が働いているだけです。
本当に国民の生活なんて何も考えていないですからね。
全ては、内閣のため、政府のためなんですよ。
だからこそ、政治利用だと分かっているので、イエレンさんに釘を刺されるんでしょう。
政治利用ならもっとやるべきことをやりなさいと。
ここまで言われると、ここから為替介入になると、本当に米国を敵に回すかもしれませんね。
それでも頑として為替介入するならそれでも良いですが、円安トレンドは変わらないですから、焼け石に水です。
そうなると、今からはどうなるのか?
政策金利を上げて、日銀の国債の買い入れを減らすしかありません。
それで、この国の景気が持つのかどうか。
そこがある意味、賭けでしょうね。
このままコストプッシュ型のインフレが続くのか、それとも、国民は少子高齢化の波に疲弊して、景気後退、デフレに逆戻りするのか。
まあ、答えはほぼ見えていますけどね。
■今夜は注目のCPI
投資信託の収益ですが、ずっと上がり続けています。
収益最高値更新を継続しています。
このまま上がり続けるのも変な感じがしますが、これもドル円と同じで、相場が決めることですから、今はこのまま様子見で、収益の最高値更新だけを喜んでおきます。
自分にできることは、投資金額を調整することだけです。
基本的にはバイアンドホールドですが、今の積立投資金額は最低限に抑えています。
上がり出すと、喜んで、高揚して、追加投資を始める人がいますが、それが投資の基本に逆行しています。
投資は、当たり前ですが、安く買って、高く売ることですからね。
今日の夜は、今週大注目のCPIです。
昨日のPPIは予想よりも高かったのに、株価は上がっていました。
謎の上がりでしたが、分析ニュースによると、月末のPCEの算出項目が抑えられていたというのと、3月のPPIが下方修正されたことで、今回の上がりを相殺した形になったようです。
CPIはどうなるでしょう?
結果が楽しみです。
指標が予想よりも下がれば、株価は暴騰、ドル円は下落、を私は予測しています。