いつも小学校受験の記事が滞ってしまいます。
今日は、久しぶりに小学校受験のペーパー対策について書きたいと思います。
これまでペーパー対策で早めに準備が必要なものから順に紹介してきました。
記事にしたのは、①お話の記憶、②季節、③図形、④数量の準備です。
■「常識」と「言葉」
今回はペーパー対策としては最後になります。⑤常識と言葉です。
本来、「常識」と「言葉」は別の単元なので、個別に対策が必要かもしれませんが、普通に生活して、友達との関係を豊かにしていたら、これらの問題はあまり苦になりません。
実際に娘の小学校で出た問題は、下記のようなものです。
- 【常識】じゃんけんの問題で、グー・チョキ・パーは、それぞれ、どれに勝つか、負けるか。
- 【言葉】動物や生き物や果物の絵が書いてあり、(例)に示された絵と同じ音の数のものを選ぶ。
■対策
「常識」の問題は、幼児にとって難しい問題は出てないと思います。
幼稚園や保育園でどれだけ友達と遊んでいるかだと思います。
じゃんけんは知らなかったら分からないですし、知っていたら余裕です。
これは詰め込みするものではなく自然に身に付くものだと思っています。
「言葉」の問題は、日本語特有の一音一文字を問題にしたものです。
はっきりいって、私はこの系統の問題はあまり好きではありません。
日本語特有っていうのが好きではないです。ローマ字もそうですが、視野が狭くなるし、言葉をルール化するのは良くないと思うからです。
文句をいっても仕方ありません。テストなので、私は嫌いでしたが、娘とはきちんとペーパー対策をやりました。
この2つの単元は苦労した感じがしません。
「常識」問題はペーパーをやると、電車のホームでの常識や、外遊びでの常識などの問題があり、良くない子に○を付けるって問題があります。
そのような問題を出す小学校は、おそらく倍率が高い小学校なのだと思います。
常識問題は難しい問題を出せば、大人でもひっかけることができますので。
それほど倍率の高くない小学校は、それこそ常識的な問題が出てくると思います。
それらは小学校の難易度で判断するかしかないかもしれませんね。
■ペーパー対策の総意
ペーパー問題は、○×がはっきりとしていて、点数化しやすいので、できる限り、しっかり点数を取りたいです。
そして一番大切なことは、志望校の問題傾向や過去問を知ることです。
小学校は各学校によって、力を入れている分野が異なります。
小学校に入ってからも算数や理科などの頭の回転が必要な教科に力を入れている学校は、そのような図形・数量の分野に難しい問題が出されます。
国語力を重視している学校では、今回の言葉やお話の記憶に難しい問題が出されます。
まずは志望校を決めることが何よりも重要で、世間体よりも、親として子供に何に取り組んでほしいか、何が伸びてほしいかと考えて志望校選択をすることです。
そうすると、ペーパー対策でも、親として子供に愛情をもって一緒に学習ができると思います。
実際に、我が家では「こぐま会」のワークを使いました。ほとんどの家庭がこのワークを使って勉強するのではないでしょうか。
したがって、どの家庭でもしっかり取り組んでくるので、ペーパーではほとんど差がつかないと思います。
そんなことを言ったら元も子もないですが、逆にペーパーで落とすと、運動・行動観察での取り返しも難しいです。
小学校受験対策って、そんなものだと思います。5~6歳の幼児が受験するのですからね。
次回からは、運動・行動観察について書きたいと思います。(両方とも難しい分野です・・・)