娘が通い始めた学校はやはり完璧な進学校でした。
ちょっと私が驚いていることがあります。
それは、入試問題の難易度的に、合格者と不合格者の差はあまりないだろう、合格者の得点分布も狭いだろうって思っていた節がありました。
けれども、蓋を開けてみると、現実はそうではなかったのです。
入試の当日問題、5教科の総合点では、トップ層と娘では80点も90点も差がついていたのです。
■トップと80点も90点も差があった
さすが進学校だなと思えるのが、高校に入学してからも、高校入試の点数の話で盛り上がっていることろです。
根から勉強が好きというか、得意な子が集まっているので、自然と入試点数の話になるんでしょうね。
なかなか合計点数を公表する人はいないのですが、娘は数名と入試点数の話になったそうです。
娘自身は自分が下位層だという認識があるので、誰かにマウントを取りたいわけではなく、単に、上位層は何点くらい取っているのかな?って思っていたようです。
何気なくそのような話になったそうですが、自分が必死に取った点数の上の上を取るような人がゴロゴロいるということです。
また、自分が一生懸命勉強して、解き方の戦略を立てて挑んだ数学に関しても、自分よりも20点以上も上の人が友達になったのですから、娘からすると、あの問題でどうやってその点数が取れるの?という感じみたいなんですよね。
それは私も同じ感覚を持ちます。
私は身近に娘の姿を見ていたので、数学で50点はキープしたいとか、60点に乗せたいとか、そのような想いで勉強していましたし、分からない問題の切り方や、解く順番、どの問題にどれだけの時間を割くのかというように、かなり綿密に戦略を立てていたと思います。
けれども、そんな戦略をものともせず、娘の点数の遥か上を取っているのですから、驚きなのです。
中学だとそれなりにトップグループに居た娘です。
地頭よりも努力でのし上がってきた娘ではありますから、想像はしていたとはいえ、ちょっと80点も90点も入試時に差が付いているというのは本当に驚きを隠せないですね。
■周りと比べて劣等感を抱く必要なし
高校で何度も同じ話を聞きました。
先生から良く言われるフレーズが「周りが自分よりも賢かったとしても、劣等感を抱く必要はない」ということです。
現実にいるのでしょうね。
中学時代はそこそこ勉強していれば、それなりに成績も上位層ですし、周りから賢いと言われてきたわけです。
だからこそ、進学校の同級生の頭の良さを知ってしまうと、自分自身が逆にダメな人と思い込んでしまうのだと思います。
そんなことは無いんですけどね。
高校から一歩外にでれば、十分に優秀生徒なのに、やはり同じような学力の人や、自分よりも高い学力の人が近くにいると、自分は出来ない子だと勘違いしてしまうのだと思います。
これだけは先生にとっても不本意なことだと思いますから、このような注意喚起をしているのだと思います。
私はこの話を聞いたとき、入試でこれほどまでの点数差が付いているとは思っていなかったので、なぜ先生は同じような話を何度もするのかな?って疑問に思っていたくらいなのですが、実際の入試の点数を聞いたら、そのように劣等感を抱いてしまう生徒が現れてもおかしくないなと思ったのです。
それほどまでに、この点数差は衝撃でした。
賢い人は賢いんだなと思いますし、上には上がいるもんだと再認識させられました。
親の私からすると、乗りかかった船なので、何としてもバックアップしなければと思いましたね。
志望校選択は娘にさせたとはいえ、私の教育方針が無ければ、進学校への進路は無かったかもしれません。
地頭のない娘がこの学校を選んだ責任は、私にも一部あると思っています。
だからこそ、成績上位者がいたとしても、気にしなくても良いと言い続けようと思っています。
次のターゲットは何と言っても大学受験ですからね。
特に偏差値の高い国公立難関大学であれば、内申点や評定を使った推薦ではなく、一般入試で勝負することになるので、最後の最後で逆転できていればよいわけです。
今の成績差を悲観する必要はないですし、くよくよするくらいなら少しでも勉強して、差を縮める努力をした方が良いと思っています。
まだ学校生活が始まってから1週間なのに、この状況です。
これからも何があるのか、毎日の話題でお腹一杯になりますわ。