なんでも道しるべ

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【文科省の思惑どおり】高校入試改革は大学受験改革から影響を受けている

昨日、例の二者面談のために、東進に行ったのですが、馬渕の建物内にあるので、高校受験でお世話になった先生に軽く挨拶をしていました。

その時、高校入試の話になり、当日点の話になったのですが、やっぱり今年は難しかったようです。

入試って急に傾向が変わるものですが、今回の高校入試の変わり方はおそらく、共通テストの影響を受けているのでしょうね。

その後に東進の先生と面談している時にもそのような話になりました。

少子化といっても、難関国公立大学に簡単に入れる時代ではなくなっています。

一昔前よりも確実に難しくなってるようで、それに対応できる生徒や家庭じゃないと難関大学への合格は勝ち取れないでしょうね。

高校生にもなると、中学までのように親主導で勉強の体制を持って行くのは難しいです。

最後は自分の人生だからということで、自分でやらないといけない部分があります。

けれども、何もない状態から子どもが自ら積み重ねていくことも難しいです。

その辺りは、親を中心に周りの大人(学校の先生や塾の先生なども含めて)がある程度レールを引いてあげる必要がある部分もあるわけです。

大学入試改革から高校入試改革へと自動的に変わっていっている部分について、今日は触れてみようと思います。

■理系志望は意外と理科で躓く

高校入試の先生とお話していて分かったことですが、今回、娘が受験した高校は、英語と理科の難易度が高かったようです。

確かに、娘も、理科は難しすぎて泣きそうって感じで帰ってきました。

入試の最後の教科が理科で良かったと思っていたくらいです。

蓋をあけてみると、娘が感じたことは、受験生全体も感じているみたいでしたし、各塾の分析でもそのように感じていたみたいです。

理科が難しくなるのは当然で、それは、大学受験で理系を選んだ場合、数英の次に理科が間に合わなくなるみたいです。

理科って、参考書だけで質問もしないで自学自習で勉強するのってちょっと難しい部分がありますからね。

必然的に時間を要するので間に合わなくなるわkです。

理系に進んだ場合、そのような理科の難しい部分に直面するので、理科で壁を感じないように、高校入試の理科の難易度を上げているんだと推測できます。

理科がきちんと対応できる生徒が欲しいんでしょうね。

なので、高校受験でも理科って後回しになってしまうものなのですが、英数に続いて、国語と同じくらいのウエートで対策をした方が良いと思います。

理科で点数が取れなかったら、一気に突き放される可能性すらあるわけです。

■英語4技能試験を諦めきれない文科省

さて、もう1教科、こちらの方が深刻なのですが、英語に関してです。

大学受験は数学で勝負が決まるという話は有名ですが、これは今でも変わっていないと思います。

けれども、英語もそれに匹敵するくらい合否を分ける重要な教科になってきています。

娘が受験した高校でなぜ英語が難しかったということになったのかというと、大問の1つが、完全に傾向が変わったからです。

昨年までは物語文だったのですが、今回はe-mailの文章になりました。

これって、大学入試を想定していることが分かります。

大学入試の共通テストの英語って、これまでの文法問題が完全になくなり、実生活に近い問題が増えてきました。

また、英語4技能の外部テスト利用の話が挙がってから、その導入が無くなったわけですが、文部科学省としてはそれが諦めきれないみたいなのです。

なので、外部テストの英検やTOEICに近いような問題を使用しているわけみたいなのです。

娘は英語が好きなので、いつもと違う傾向であっても、過去問と同じくらいの点数が取れていましたが、おそらく、物語文だと思っていた生徒は面を食らってその場で対応できなかったのだと思います。

英語が難しく、平均点が低いだろう、って言われていますが、娘が言うには去年と難易度はそれほど変わらなかったと言っていましたからね。

付け加えておくと、去年から急に英語の難易度が上がったことは確かで、今年の受験生は対応してくるのでは?って私は予想していたのですが、高校はその上を行っていたみたいです。

来年の受験生にアドバイスするのなら、英語はどんな問題が出題されても良いように、決まった問題形式だけを勉強するのでなく、身の回りのあらゆる英語長文を見ておいた方が良いと思います。

おそらくですけど、娘は、中学3年間で7~8回ほど英検準1級の試験を受けていますから、この成果はあると思いますね。

準1級には合格できませんでしたが、様々な問題を見た効果は出ていると思っています。

東進の先生が言うには、大学受験を操作することで、高校受験にまで影響が行くことを文科省は予想していたのだろうってことです。

予想どおりで、共通テストが始まってから数年で公立の進学校の入試に効果が出てきているので、文科省としては想定どおりって感じでしょうね。

受験生は大変だと思いますが、これも人生ですし、周りの同級生の条件は同じわけです。

学歴だけで人生は決まりませんが、学歴が重宝される人生でもあります。

自分が目指すところに向けて、諦めずに精いっぱいやって欲しいと思います。