直近の市場は、為替は円安方向に進んでいますが、株価が低調なのです。
特に気になるのが、NASDAQ100のテック銘柄の調子が良くありません。
積立投資をしている人の中には、NASDAQ100を信じて買っている人もいるのですが、直近はS&P500とトントンもしくはたまに負けるという感じなので、ボラティリティの高いテック銘柄のファンドを持っていても良いのか?って話になっているみたいです。
こればかりは、セクターローテーションがありますからね。
悪い時もあれば、良い時もある。
後追いをしていたら、それこそ高値掴みをさせられて、下落時にマイナスを受けることになります。
自分が信じているものを持つことが、握力につながりますから、興味がなくなったものはサッサと手放して、興味があるものを持つ方が良いということです。
■直近の収益
私自身、どのファンドを、その割合で持つことが、一番心地よく過ごせるのか?を考えながら投資をしています。
今のところは、S&P500をコアとして、FANG+をサテライトにするのが良いかな?と思っていますが、S&P500とFANG+を半々で持っても良いと思っています。
加えて、レバレッジ型のファンドですよね。
今はレバナスとレバファンを積立ていますが、これは本当にサテライトとして持っています。
ある意味、信じれるからこそ持てるファンドであり、NASDAQ100とFANG+に興味や信頼がなければ持てないでしょうね。
昨日の収益率と収益額は下記のとおりです。
株価が下がってしまいましたが、為替が円安に向かったことで、プラマイゼロという感じでした。
今の時期は耐える時期だと思って、積立を継続していました。
大きく下落していないので、積立額はそれほど上げていませんが、今回、株価が下がったので、レバ系のファンドは積立額を2倍に増やしました。
とはいえ、もっと積立をしている時は、5倍まで増やしていたので、自分の中では、下がったとはいえ、株価は高値付近だと感じているということです。
少し軟調になったとしても慌てる必要はないと思っています。
今の相場は上昇相場なんですよね。
その中で、少し調整があって、押し目が来ているという雰囲気です。
■買いが買いを呼んだ米国テック銘柄
昨日の米国相場の話です。
朝方にPPI(生産者物価指数)が発表され、予想よりも下回ったことで、先物中心に上がっていました。
利下げ期待までとはいけないけれど、先日のCPIほどに悲観する必要がないと考えたのだと思います。
とはいえ、先物の時はそれほど上昇していませんでした。
驚いたのが、市場が開いてからの場中の株価推移です。
買いが買いを呼んでいるような感じで、ずっと上がっていっていたのです。
最後の引け前はさすがに少し下げましたが、それでも強い状態は維持していました。
これは、金曜日の市場が大注目になります。
ここでさらに上げてくるのか、それとも今日は騙しで下げに転じるのか、ここは見極めたいところです。
というのも、テック銘柄が市場を牽引していましたが、NASDAQ100はまだ史上最高値更新には至っていません。
かなり肉薄するくらい近づきましたが、それでも、もう一段の上げは必要です。
なので、騙しであれば、ここで下がってくるはずです。
気になる指標はMACDであり、これは、週足ではデッドクロスになっていますからね。
ここから再浮上するとなると、それこそデッドクロスが騙しということになります。
米国株投資家にとって嬉しい点は、円安は維持された点です。
PPIの指標が予想よりも悪くても、ドル安にはならなかったこと、これは米国株投資にとっては良かったことです。
でも逆にいうと、日本の国力、円の価値はどんどん下がっています。
円の資産しかもっていないと、本当に資産目減りが起きていると思います。
円安と原油高でモノの値段はドンドン上がっていきます。
投資をしないと、生活苦になりかねないですね。
そこは、株式投資と一線を引いて考えないといけないことだと感じます。