なんでも道しるべ

広義の投資(子育て教育、英語教育、資産形成、NISA、iDeCo)に関する道しるべ!毎日19時に記事更新‼(たまに朝7時にも更新!?)

【期待値で判断しよう】100円投じて、いくらになって返ってくるか考えたことありますか?

お金持ちになるか、貧乏になるか、それは期待値への感度の違いなのかもしれません。

期待値というものをご存知でしょうか?

100円を投資して、いくらの還元率になるのかというものです。

友人に100円を貸して、それが90円でしか返ってこなかったとしたら、その友人に100円を貸すでしょうか?

ほとんど人が貸さないですよね?

逆に利子を10円でも良いから付けてもらって、110円で返してほしいと言うと思います。

けれども、その90円よりも低い還元率でも自分のお金を出してしまう人が大勢います。

それが、ギャンブルにお金を出すというものです。

競輪、競艇、競馬、オートレース、スポーツくじ、宝くじ、これらは公営の賭けごとなので、ギャンブルが好きな人はやる人が多いと思います。

これらは還元率、いわゆる期待値がとても低いです。

100円出して、100%以上の期待値はないのです。

もちろん、勝った、負けた、がありますから、時には100円以上の還元率の時があると思いますが、けれども、期待値が100%を下回っているということは、回数を重ねれば重ねるほどお金を失っていくことになります。

この還元率の100%との差は税金や手数料ということです。

なぜ、こんな損をするものにいつまでもやり続けるのでしょうか?

それは簡単で、勝った時にドーパミンという物質がドバドバでて、快楽になるからです。

それが忘れられず、何度も何度もその感覚を味わいたいために、繰り返すということです。

自分のお金が失っていっていることを分かっていながら。

■投資は嫌がるけど、宝くじは楽しみ

日本人に株投資の話をすると、かなりの人が嫌がります。

それは、自分の人生で株をやっている人が周りに少ないからです。

逆に宝くじのような還元率が50%を下回っているものに関しては、それほど嫌な顔しないで、いつから発売だとか、どこの売り場が良いとか、もし当たったら何を買うとか、そんな話で盛り上がります。

私の感覚では、まったく理解ができません。

期待値がある意味一番低いといっても過言ではないような宝くじで盛り上がれて、期待値が高く、米国株だとドルベースで年利平均が10%近くあるような株相場の話には全く話が続かないのです。

というか、嫌悪感だって示されることがあります。

私からすると、どっちがギャンブルなのか、分かったもんではありません。

期待値で考えると、宝くじの方がギャンブルで、株投資の方がまともなものだと思っているのですが、一般人にとっては真逆だということです。

それがあまりにも信じられないのです。

■投資は長い長い道のりです

宝くじの場合、ドーパミンのようなものを放出する機会は少ないのかもしれませんから、依存症的な話はあまり出てきません。

最も還元率が低いものであっても、そこに疑問を持たないで、毎回何千円とか何万円ものお金を出すのですから信じられません。

買わないと当たらないという言葉が、宝くじを買っている人の理屈なのですが、私からすると、期待値が低いんだから当たらないんだよって感じなんですけどね。

毎回の発売で買うようなお金があるのなら、自分だったらS&P500を買いますけどね。

おそらく、株投資に全く興味がなく、還元率の低いギャンブルに興味がある人って、どちらかというと、物事をしっかり考えず、また、結果が早く欲しいと思っている人なんだろうなと思います。

というのも、S&P500のようなインデックス投資の場合、年利平均が10%程度あるといっても、元金が2倍になるには数年かかります。

それが、3倍と5倍とか10倍になるのを待っていると、相当な年数が必要になるのです。

その間には大きな調整や暴落があり、マイナス状態を数ヵ月も数年も継続することになると、嫌になる人が続出するみたいです。

私からすると、一瞬で元金が溶けてなくなる方が嫌ですけどね。

それでも、これらのギャンブルが手を引けない人は、一瞬で何倍にもなるもので、ドーパミンが放出するものであれば、言うこと無いんでしょうね。

したがって、もし、お金持ちになりたければ、期待値をいうものを意識して、自分の大切なお金を出すところを吟味しなければならないと思っています。

投機的な一瞬で何倍ものお金が稼げるものでなく、地道にコツコツと資産を増やしていけるものに出すべきなんだと思います。

私の場合どうしているか、もちろん、全く何もしないわけではないですよ。

それでも、それは楽しみたいだけで、お金を増やす目的で行くわけではないですね。

だから、減ったり、無くなったり、したところで、何とも思いません。

単純に楽しんでいるだけですから、遊びと同じ感覚です。

逆に、しっかりと増やしたい場合には、期待値の高いものに投資します。

株式投資というのは、そのようなものにピッタリだと思っています。

もちろん、投資は絶対では無いので、マイナスになることもあります。

何を信じるかは自分次第ですね。