なんでも道しるべ

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【インデックス投資はパッシブ投資?】貴方はどのファンドまでをインデックス投資と言いますか?

貴方はどこまでをインデックス投資と言いますか?

投資信託やファンドで投資する時に、インデックス、アクティブ、という分類をするのが一般的です。

インデックスは指数連動で動くもの、アクティブはファンドマネージャーがいて取捨選択して運用する者、そのように考えると分かりやすいのですが、一方で、インデックスはパッシブ運用、アクティブはハイリスクハイリターン運用とも言われます。

パッシブって、受動的、消極的という意味ですが、インデックス指数でも、どう考えもパッシブじゃないだろって言うものはたくさんあります。

逆にアクティブ運用の方が、リスクを抑える分散投資をしている場合もあります。

手数料は、インデック投資は人手がかからないので安く、アクティブ運用はアナリストを抱える必要があるので高くなる傾向がありますが、これも、インデックス投資が値下げ合戦を繰り広げている一方で、商品の競争が少ないインデックス指数商品は0.5%を超え、1%に近い手数料を取る商品だっていくらでもあります。

私自身も、ハイリスクのインデックス商品に投資していますから、もうこれってインデックス投資と言えるのかな?って思うこともあります。

インデックス投資って何なのかな?ってちょっと考えてみませんか。

■インデックス投資って何?

インデックス投資はインデックス指数をベンチマークにしていれば該当する言うという考えも間違いではないと思います。

そもそも、名前がインデックス投資ですからね。

指数に連動するのであれば、それは定義としては間違いではないのかもしれません。

ただ、インデックス投資をパッシブ投資(消極的投資)だと考えた場合、本当に全て、インデックス投資と言えるでしょうか?

例えば、現状の日本で大人気のS&P500ファンドですが、これはS&P500指数に連動するインデックスファンドですが。

これはインデックス投資だと言う人はほとんどだと思いますが、そもそも、米国内だけの投資であり、地域分散の意味では、米国に積極投資しています。

さらに時価総額上位500社に絞っているわけですから、米国中の数千社から500社に絞るという積極投資になるわけです。

これが本当にパッシブ投資と言えるのか?って話になります。

さらに、最近ではリスク許容度の高い人が選択する指数には、ナスダック100であったり、FANG+であったりがあると思いますが、これらも指数がきちんとあるので、インデックス投資と言えばそうなるのですが、ナスダック100なんて、ナスダック市場の100銘柄に厳選されていますし、金融が除かれて、S&P500に比べると、情報技術銘柄のウェートが高くなっています。

FANG+なんて、厳選10銘柄ですからね、いくらFANG+指数があるとはいえ、インデックスファンドという名前があるとはいえ、これをインデックス投資やパッシブ投資だと言う人はかなり減ってくると思います。

そうなると、何かしら地域であったり、セクターであったり、ウェートであったりを選択していることになりますから、パッシブ投資という意味で考えると、オールカントリー(全世界株)の時価総額加重平均が最も理想的なインデックス投資になると考えられるわけです。

■アクティブじゃなければインデックス投資?

パッシブ投資という意味で考えると、少しでも絞った段階で、積極投資になるという考え方もできると思いますが、一方で、インデックス指数を使っていれば、それはインデックスファンドだという考え方もできます。

アクティブファンドとインデックスファンドの違いで考えると、アクティブファンドはある程度は決めたルールで投資をしますが、一番の目的は指数をアウトパフォームすることであり、参考指数と言いますか、目標指数として、何かしらインデックス指数を参照することがあります。

最近は、比べられるのが嫌という意味の分からないロジックで、参考指数を持たないアクティブファンドも多いですが、まあ、ネットで比較チャートなんていくらでも作れますからね、アクティブファンドがしっかりと実績が残せているかどうかは、すぐに誰かが考察してしまいます。

何らかの目標指数よりアウトパフォームすることが目的のアクティブファンドと、決められた指数にきちんと連動してればOKとされるインデックスファンド、そのような定義で考えると、先ほどのS&P500、ナスダック100、FANG+というのは、インデックスファンドであり、それを買っている人はインデックス投資をしていると言えるのではないでしょうか。

この定義の問題、非常に根深いなと考えており、これって最終的には、自分自身のリスク許容度が判断材料になるのでは?と思っています。

リスク許容度が高い人は、インデックス指数の連動型ファンドであれば、インデックス投資と言いますし、そもそも、インデックスであろうと、アクティブであろうと気にしないといいますか、どちらかというと手数料などの差の方が気になる人が多いと思います。

逆に、リスク許容度が低い人は、できるだけ分散を意識すると思いますので、インデックスファンドの中でも分散を極めたオルカンなどのパッシブ投資を好む傾向にあります。

そのような人がFANG+指数のインデックスファンドを見ても、潜在的にはインデックス投資やパッシブ投資だとは思わないでしょうね。

このインデックス投資の定義問題、あなたはどう考えますか?